ソロ楽器とはその名の通りメロディーを奏でる役割ですが、リズム楽器としてはコードを刻んだり単音を弾いて、時にはドラムやパーカッションのように、またベースギターのようなリズムを刻み、楽曲のボトムを支える役割を担うこともあります。
このようにギターでリズムを刻むことを「カッティング」と言います。
「リズムについて」や「リズム感を養う」手法などはいろいろな記事や動画にて解説がありますが、今回はギターカッティングでリズムを「刻む」手法に特化して解説していきたいと思います。
目次
STEP:1 ギターカッティングは【楽しい!】【カッコイイ!】
好きな曲を弾けるようになったら楽しいですよね?そしてその楽曲にはかなりの確率で「カッティング」が存在します。というかカッティング(ストローク)で成り立っていると言ってもいいでしょう。
いささかの練習はもちろん必要ですが、ギターカッティングは弾きながら唄うこともギターソロに比べたら容易ですし、演奏中にベースやドラムなど他のパートとリズムを共有(グルーヴ)しながら進んでいくのでバンドで一緒に音楽を作っているんだという楽しさを見いだせます。
また一人で弾き語りをしているときでも、間奏でカッティングソロなんか披露できたら、めちゃくちゃカッコイイですよね!
ギターカッティングは【楽しい!】し【カッコイイ!】ということをイメージしながら練習を進めていくと、上達も早いですよ!
STEP:2 【ギターカッティングの基本】右手と左手の関係
ギターカッティングでリズムを刻む手法は、右手を止めずに一定のリズムで振り、左手でミュートとコードをコントロールすることが基本です。このとき、右腕の動きと右手首のスナップのしなやかさが重要です(動画参照)。
腕の振りが一定でなく、手首ししなやかさがないとリズムキープが困難になり、曲自体のリズムも不安定になります。
STEP:3 右手と左手それぞれのテクニック
ギターカッティングは音楽のジャンルによっても少し手法が変わります。
ロック、ハードロック、ソウル(R&B)などなど、腕の振り(ストローク)の大きさやダウンストローク(アップストローク)だけのもの、右手で弦をミュートしながらリズムを刻むという手法などもあります。
また左手は、6弦全てを発音させるものから、主に5弦と6弦(または4弦と5弦)で低音の2音を発音させたり、逆に1、2、3弦のみ押さえる(またはミュートする)さらには単音で発音(シングルカッティング)させる際のテクニックがあります。
スライドやハンマリング、プリングなどを加えて、カッティングのバリエーションを広げることができます(動画参照)。
STEP:4 ギターカッティングでリズムを刻む【練習】
まずメトロノームは必須です。ゆっくりなテンポで練習を始めます。
腕の振りや手首のスナップを意識しながら、指板上ではコードを押さえたりミュートしたりします。このとき、右手と左手のコンビネーションを意識することが大事です。
4分音符からスタートし、8分音符や16分音符など、基本的なリズムパターンを意識して、右手の振りでリズムを刻みます(動画参照)。
座って練習する際には片足でメトロノームに合わせてリズムを刻みましょう。慣れてきたら立ち上がり、ビートに合わせて足踏みをしながらの練習も、リズム感を養う意味からも有効です。
はじめのうちは余計な音にとらわれないようにメトロノームで練習することをオススメしますが、慣れてきたらYouTube動画等にあるドラムのビートパターンなどと合わせて練習するのも楽しいですよ。
STEP:5 好きな曲(リズム)に身をゆだねてグルーヴを意識しよう。
メトロノームでの練習はとても大事ですが、地道でつまらないと感じてしまうこともあるかもしれません。そんなときは好きな曲を練習曲に見立てて、メトロノームでの練習と並行して進めましょう。
好きな曲を練習曲に用いることは楽しいでしょうし、なにより好きな曲が弾けるようになる、いつかその曲をステージで、オーディエンスの前で披露することができるなどとイメージしながらの練習はモチベーションも上がることでしょう。
さらにその曲から聴こえてくるドラムやベースなど、ほかの楽器のリズムを意識しながら練習することで、グルーヴ感を養う一助にもなります。
STEP:6 まとめ
ギターカッティングが上達するということは、その曲の完成度や質も向上しますし、オーディエンスにもカッコよく見られること間違いありません。
楽しさを感じながら、ギターカッティングでリズムを刻む練習と向き合いましょう!
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