「Fコードで挫折しそう」
「練習時間がなかなか取れない」。
こんな悩み、ありませんか。多くの初心者が、間違った練習方法で時間を無駄にしています。
これまで色々なミュージシャンと一緒に演奏してきましたが、短期間で確実にレベルアップする人には共通した練習の仕方がありました。
「1日15分なんて短すぎない?」と思うかもしれません。実際は、集中して正しい練習を15分やる方が、なんとなく1時間弾くより確実に上手くなります。
この記事では、アコースティックギターもエレキギターも共通する「最短上達プラン」をお伝えします。1日わずか15分の練習で、確実に曲が弾けるようになる具体的な方法を解説します。
挫折を乗り越えて、あなたのギターライフを変える第一歩を踏み出しましょう。
目次
STEP:1 練習効果を10倍にする!意識と環境の整え方
ギター初心者が最短で上達するなら、練習前の意識と環境準備で決まります。
まず意識について。ギターで挫折する人の多くが「とりあえず弾いてみよう」から始めています。でも何を目指すかが曖昧だと、どれだけ時間をかけても思うように弾けません。
上達の早い人を見ていると共通点があります。「この曲が弾きたい」と具体的な目標を持ち、自分の演奏をスマホで録音して客観的にチェック。短時間でも毎日ギターに触れる習慣を作っています。
環境面で大切なのは次の3つ。まず正確なチューニング、次にメトロノームの用意、最後にギターをすぐ手に取れる場所への設置です。たったこれだけで練習の質が変わります。
この土台さえ整えば、1日15分でも着実に弾けるようになっていきます。
STEP:2 【ステップ1】指を動かすギター初心者の基礎練習とリズム感覚養成
指がスムーズに動くようになるには、クロマチック練習とピッキングの安定化から始めましょう。
ギター演奏の土台は、指の独立した動きと正確なリズム感にあります。
「早く曲が弾きたい」って気持ち、すごく分かります。でも指がもつれてしまうと、せっかく覚えたコードも綺麗に鳴ってくれません。私も最初の頃は基礎練習をサボって、結局遠回りした経験があります。
まずは軽く指をストレッチしてから、1フレットから4フレットまで人差し指、中指、薬指、小指の順番で押さえていきます。これがクロマチック練習です。メトロノームをBPM60に設定して、焦らずゆっくりと。右手は上下交互にピッキングして、音の大きさが揃うよう意識してみてください。
最初は薬指と小指が思うように動かなくて「なんで言うこと聞かないの!」とイライラするかもしれません。でも5分続けるだけで、翌日には明らかに指の動きが変わっています。
STEP:3 【ステップ2】基本コードとストロークで曲が弾ける喜びを実感
基本コードのC、G、Am、F、Dをマスターすれば、数百曲が弾けるようになります。
コード練習って最初は「指が痛い」「音が鳴らない」「Fコードで心が折れそう」の三重苦ですよね。私も何度Fコードに負けそうになったことか。でも、ここを乗り越えると一気にギターが楽しくなります。
まずはCコードから始めましょう。3弦1フレット、2弦1フレット、1弦3フレットを押さえます。指は立てるように意識して、隣の弦に触れないよう注意してください。
綺麗に音が出たらGコード、Amコードへと進みます。コードチェンジはメトロノームに合わせて練習すると、実際の曲演奏に近い感覚が身につきます。
ストロークは8ビートの基本パターンから。手首の力を抜いて、リラックスして弾くのがコツです。
STEP:4 Fコードの壁を乗り越える方法は『気にしないこと』!
Fコードは、ある日気づいたら普通に弾けるようになります。
私もギター始めたての頃、下手くそなのに「いつかは弾けるようになる」と信じて毎日練習。音が出ない日が続いても気にせず歌ボンでaikoを弾き続けていたら、いつの間にかできるようになっていました。
Fコードは「バレーコード」の基本形で、人差し指で複数の弦を同時に押さえる技法です。マスターすれば、他のバレーコードも弾けるようになります。
押さえ方のコツは人差し指の側面を使うこと。親指をネック裏に置いて、ネックを挟むように押さえます。
最初はビビり音が混じっても気にしすぎず、毎日少しずつ練習してください。
指の感覚は時間をかけて身につくので、焦らず続けましょう。
STEP:5 【ステップ3】ギター上達が早い人の3つの習慣と継続のコツ
ギターが上手くなる人は、自分の演奏を録音して客観視する、明確な目標を立てる、毎日少しでも触れる習慣を作る、この3つを実践しています。
まず録音での客観視から。私がギター初心者だった頃は「毎日練習してるのに全然上手くならない」と悩んでいました。転機となったのは、自分の演奏をポータブルMDプレーヤーで録音して聞き返したこと。(今ならスマホで録音ですね(笑))。
最初は恥ずかしくて嫌だったのですが、客観的に聞いてみると「えっ、こんなにリズムがバラバラなの?」と愕然としました。弾いている最中は気づかない問題が、録音ではっきり分かります。
次に具体的な目標設定。漠然と「上手くなりたい」ではなく「来月のライブでこの曲を弾く」と決めると、やる気が全然違います。期限と曲を決めれば、何を練習すべきかも明確になります。
そして継続習慣。毎日5分でもギターに触れていれば、指は感覚を覚えてくれます。「今日は疲れたから明日やろう」が続くと、せっかく覚えたコードの感覚も鈍ってしまいます。
この3つを意識するだけで、練習の効率がぐっと上がります。
STEP:6 今日から始める1日15分!あなたのギター人生が変わる
今回解説した基礎練習、コード習得、上達のコツを実践すれば、必ずギターが弾けるようになります。
「本当に自分にできるかな」という不安、よく分かります。私も最初はコードが全然弾けず、「センスないのかも」と何度も落ち込みました。でも今振り返ると、あの時続けて本当に良かったと思っています。
完璧を目指す必要はありません。最初はコードチェンジがもたついても、ストロークがバラバラでも大丈夫です。毎日少しずつでもギターに触れていれば、指は自然と覚えてくれます。3ヶ月後には「あの頃は弾けなかったのに」と成長を実感できるはずです。
好きな曲が弾けるようになった時の感動は格別です。家族や友人の前で演奏できた時の達成感も忘れられません。
今日からまずは5分だけでもギターを手に取ってみませんか。あなたの音楽人生が、今この瞬間から始まります。
コメント0件