ピアノに限らず音楽を始めたばかりのとき、楽譜が読めないのは当たり前です。
ピアノ初心者は、ドレミを丸暗記する必要はありません。暗記をしなくても曲を楽しめます。
初心者でも挫折しない、楽譜を読むための基礎知識、右手と左手の覚え方を紹介します。
目次
STEP:1 ピアノの楽譜を読むための基本知識
まずは、楽譜を読むための基本知識である「五線譜」「ト音記号」「ヘ音記号」について覚えておきましょう。
ピアノの楽譜は、五線譜と呼ばれる5本の線でできており、線の上や間に音符を配置することで、どの音を弾くのかがわかります。
五線譜の先頭には主に「ト音記号」と「ヘ音記号」の2つの記号が記されています。
ト音記号は高い音を表し、右手で弾くことが多いです。一方、ヘ音記号は低い音を表し、主に左手で弾きます。
初心者は記号の名前を覚えなくても、右手は高い音、左手は低い音というイメージでも十分です。
また、音符を読むことは、ピアノがなくてもできます。
忙しい人は隙間時間を活用しましょう。
STEP:2 まずは『ド』の位置を覚えよう
初心者は「この線の上がド…この線の間がレ…」など、ドレミファソラシをすべて暗記しようとしてしまうことがありますが、一気に覚えなくても大丈夫です。
曲を弾いていくうちに楽譜には慣れてきます。
最初に『ド』の位置を覚えましょう。
ピアノは黒鍵が2本並んでいる左側の白鍵が『ド』です。
88鍵のピアノでは、左側の低い音から数えて41番目の位置が楽譜に書かれている『ド』の高さになります。
『ド』の音を基準に「これは、ドよりも低い音or高い音」という判断がつくようになります。
STEP:3 ト音記号の右手からチャレンジ!
まずはト音記号で書かれる右手から練習を始めましょう。
右手は主にメロディを担当します。
いわゆる歌の部分なので、音の流れがつかみやすく、左手から始めるよりも挫折しにくいというメリットがあります。
楽譜と鍵盤を見て、ゆっくりと1音ずつ確認しながら弾くのがポイント。
最初から速いテンポで弾く必要はありません。
STEP:4 ヘ音記号の左手は焦らずじっくりと
右手がある程度弾けるようになってきたら、左手にチャレンジ。
左手は主に伴奏を担当し、低い音で支える役目があります。
同じようなリズムが繰り返されることが多いため、慣れてくると意外と弾きやすいのが特徴です。
右手同様に焦らずゆっくりと確認しながら弾きましょう。
STEP:5 片手に慣れたらゆっくり両手で
片手に慣れたら、ゆっくりと両手で弾いてみましょう。
初心者はいきなり両手で弾くのはNGです。
必ず片手でテンポ通りに弾けるようになってから、両手でゆっくり合わせてください。
最初は止まりながらでも問題ありません。
どの位置で右手と左手が合うのかを意識してください。合う位置がわかってきたら、今度は合わない部分のタイミングも確認しましょう。
STEP:6 ピアノを練習するときのコツ
・毎日弾こう
ピアノは間隔を空けずに続けることが大切です。5分でもいいので、毎日触りましょう。
・たくさんの曲に挑戦
1曲にこだわる必要はありません。完璧に弾けなくても良いので、たくさんの曲にチャレンジしましょう。他の曲にチャレンジすることで、弾けなかった曲が弾けるようになることもあります。
・楽譜を見ながら弾く癖をつける
何度も練習していると音を覚えてしまうため、鍵盤ばかり見てしまうことがあります。楽譜を見ることも忘れずに練習しましょう。
STEP:7 ピアノの楽譜は慣れれば読める!
楽譜が読めなくてもアプリやYouTubeを使ったり、耳コピといって耳で聴いて覚えて弾いたりと、ピアノを楽しむ方法はあります。
とはいえ、楽譜が読めると一人でさまざまな曲にチャレンジできるため、音楽の世界が広がります。
楽譜を読むことは、自立して音楽を楽しむために欠かせません。
丸暗記する必要はないため、たくさんの曲に触れて、楽譜に慣れていきましょう。
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