エレクトーン初心者の悩み:両手+足鍵盤が混乱する…|分解→合体の練習手順(1週間メニュー)
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エレクトーン初心者の悩み:両手+足鍵盤が混乱する…|分解→合体の練習手順(1週間メニュー)

エレクトーンには、上鍵盤・下鍵盤・足鍵盤があります。
上鍵盤はメロディ、下鍵盤は左手伴奏、足鍵盤はベース音を担当するのが一般的です。

それぞれに異なる音色を設定できるため、ひとりでも豊かなアンサンブルを表現できるのが、エレクトーンの大きな魅力といえます。

一方で、初心者の方からよく耳にするのは…、「両手だけでも大変なのに、足まで入ると頭が混乱する…」、「足鍵盤に気をとられて演奏がバラバラになってしまう」といった悩みです。

そこで今回は、両手+足鍵盤の演奏を“分解して練習し、少しずつ合体させていく”ための手順を、1週間メニューとしてまとめました。
足鍵盤をマスターするための基礎づくりとして、無理なく取り組める内容となっています。
「どう練習したらいいかわからない…!」と感じている方は、ぜひ試してみてくださいね!

STEP:1 足鍵盤を弾くために、座る姿勢をマスターしましょう!

足鍵盤の演奏は、足だけで行っているように見えますが、大事なのは「体幹」です。
お腹や背中など、体の軸の力が抜けていると、足先の動きが安定せず、タイミングに迷いが出やすくなったり、音と音との移動が難しく感じたりします。

下鍵盤真ん中のドレミあたりにおながが向き合う位置を探してみましょう。そこで浅めにイスに座り、背筋を真っ直ぐな状態でキープしてみてください。腹筋でしっかり姿勢を保ち、おしりを安定させます。
これだけでも少し大変だったり、慣れないうちは、すぐに姿勢が崩れるかもしれません。でも、これに慣れておくと、足鍵盤が演奏しやすくなるんです!

そして、エレクトーンと体の距離も大切なポイントです。
近すぎると足の可動域が狭くなり、離れすぎると弾きづらくなります。「無理なく足が動かせて、背筋が伸ばせる位置」に座れているかがポイントです。一度確認してみましょう。

足鍵盤を弾くために、座る姿勢をマスターしましょう!

STEP:2 【1日目!】足鍵盤を自由に弾いてみましょう。

足鍵盤に「慣れる」ことが、最初の目標です。
STEP.1で触れた「体幹」を意識しながらイスに座り、左足、または高い音は右足で、自由に足鍵盤を奏でてみましょう。
音の正確さは気にせず、どんなタイミングでも音でも構いません。

足鍵盤を弾かないときの右足は、ボリュームペダルに必ず置いておきましょう。バランスが取りやすくなりますし、今後ボリュームペダルを使う際の正しい座り方にもなります。

足鍵盤の感覚がつかみにくい場合は、イスから一度立ち上がった状態で弾いてみるのもおすすめです。

座っていると分かりにくい体重移動や足の動きが見えやすくなり、「どうすれば音が出やすいのか」を体感しやすくなります。立ち弾きを左足だけでなく右足でも試してみましょう。
足鍵盤を立って鳴らす場合は、エレクトーンの脇に手を置き、ぐらぐらしないように注意してください。

さて、足で音を鳴らす感覚がつかめてきましたか?次からはいよいよ、右手や左手を合わせていきます!

【1日目!】足鍵盤を自由に弾いてみましょう。

STEP:3 【2日目!】右手と足鍵盤を交互に弾いてみましょう。

2日目は、右手と足鍵盤を同時ではなく、交互に弾く練習です。
両手と足を一緒に動かそうとする前に、まずは「順番に動かす」感覚を身につけていきましょう!
右手で1音、足鍵盤で1音、または1フレーズずつというように、足から右手、右手から足に音をバトンタッチするようなイメージで弾いてみてください。
リズムや速さは自由です。この練習では、既成の曲を使う必要はありません。右手で「ド・ド・ドー」を弾けば、足で「ド・ド・ドー」と返すといった、いわゆる“やまびこ弾き”のような簡単なフレーズで十分です。
音の数や形をシンプルにすることで、足鍵盤や体の動きに意識を向けやすくなります。
「5〜10フレーズやってみよう!」など、タスクを決めて練習するのもおすすめです。
ここでの目的は、「動きの感覚をつかむこと」です。右手と足鍵盤を別々に認識できているかどうかを意識しながら、無理のないテンポで進めてみてください。

動画では、こちらのSTEPの楽譜を元にした練習を取り上げていますので、ご活用ください。

【2日目!】右手と足鍵盤を交互に弾いてみましょう。

STEP:4 【3日目!】左手と足鍵盤を同時に鳴らしてみましょう。

3日目は、「左手と足鍵盤を同時に弾く練習」です。右手は使わず、左手と足に集中してみましょう。

左手は和音や単音など、シンプルな形で構いません。足鍵盤は、左手の動きに合わせて、拍を感じながら音を出してみてください。
例えば、足は「ド・ド・ドー」なら、左手は「ドミソ・ドミソ・ドミソー」などを同じタイミングで鳴らします。

ここでも、既成の曲を使う必要はありません。動きが複雑にならないよう、できるだけシンプルなフレーズからスタートさせましょう。
大切なのは、左手と足が「違う内容で同時に演奏している」という感覚をつかむことです。
こちらも色々なパターンを組んでワーク的にこなすなど、ゲーム感覚で楽しみながら挑戦してみてくだはいね。
楽譜と動画も、練習の参考にしていただけたらと思います。

【3日目!】左手と足鍵盤を同時に鳴らしてみましょう。

STEP:5 【4日目!】右手&足、左手&足のミックス技!

4日目は、「これまでの内容を組み合わせる日」にしてみましょう!
新しいことを増やすのではなく、2日目・3日目の練習を並べて、おさらいしていきます。

はじめに、2日目同様、右手と足鍵盤を交互に奏でる練習を行います。
続いて、3日目のような左手と足鍵盤を同時に鳴らす練習を行いましょう。
切り替えがスムーズにできるかどうかを、ゆっくり確認することがポイントです。短いフレーズのつながりから、全体の構成を覚える練習にもつながります。

エレクトーンのリズム機能を使って、テンポよく挑戦してみることもおすすめですよ。ぜひ、お好きなリズムで挑戦してみてください。

【4日目!】右手&足、左手&足のミックス技!

STEP:6 【5日目!】両手演奏に足をテンポよく重ねてみましょう。

5日目のメニューは、「両手演奏に足鍵盤を少しずつ加えていく練習」をしていきましょう!

まずは、両手で伸ばしっぱなしで弾けるような簡単なフレーズを演奏します。たとえば、右手で「ミ」、左手で「ドミソ」を同時に弾いて、4拍分伸ばすフレーズなどが挑戦しやすいかと思います。
両手の動きやタイミングが安定していることは、しっかり確認しましょう。

ここに、足鍵盤を足していきます。
両手の状態を崩さないまま、「1拍目だけ」足鍵盤を入れる練習をしてみてください。
要は、「両手を弾いているところに、足鍵盤をプラスする」という感覚を持つことができればOKです。
ここでも、エレクトーンのリズム機能を使うと、練習しやすいでしょう。そのときの足は「合わせにいく」のではなく、両手の流れの中に、そっと置くようなイメージを持つといいと思います。

慣れてきたら、「1拍目に加えて3拍目にも」足鍵盤を入れてみるなど、少しずつ増やしてみましょう!
テンポはゆっくりでも構いません。
ここで大切なのは、足が入ったことで両手が乱れていないかを感じ取ることです。
うまくいかない場合は、両手だけの状態に戻って、そこから確認してみてください。
この練習は、次の段階で3つを本格的に合わせるための、大切な準備になります。丁寧に取り組んでいきましょう。

【5日目!】両手演奏に足をテンポよく重ねてみましょう。

STEP:7 【6日目!】これまでの練習をひとつにまとめてみましょう!

6日目は、これまで練習してきた右手、左手、両手との足鍵盤の演奏法を「つなげて、ひとつの流れとして弾いてみる日」です。

2〜5日目で行った「交互・同時・切り替え・合わせ」の練習を、まるごと1曲として演奏してみましょう。
それらをまとめて楽譜にしたものを画像と動画でご参照ください。

フレーズの長さや構成は自由に変更したり、途中で形が変わっても問題ありません。自分なりに広げてみましょう。
この練習では、右手・左手・足鍵盤の様々なパターンを通して奏でることに挑戦です!演奏を「止めずに進める」ことを意識してみてください。

うまくいった部分も、少し迷った部分も、どちらも演奏の一部です!
「きれいにまとめる」よりも、これまでの練習をうまく繋げながら、ひと続きで弾けるかどうかを大切に進めてみましょう。

【6日目!】これまでの練習をひとつにまとめてみましょう!

STEP:8 【7日目!】足鍵盤の存在をじっくり考えてみましょう。

7日目は、6日目にまとめたものを「音楽」として感じながら演奏してみましょう!

うまく弾こうとしなくて大丈夫です。間違えないことを目標にしなくて構いません。
同じ流れを、音色を変えて弾いてみたり、リズム機能を消して、少し間をあけて自由に弾いてみたりなど、「今、どんな感じがするか」を自分の耳で確かめながら「演奏」してみましょう。

7日目は、これまで練習してきた動きを使い、「足鍵盤が音楽をどう支えているかを感じる日」でもあります。

また、先ほどの練習曲を足鍵盤なしで一度弾いてみてください。その後もう一度、足鍵盤を入れて弾いてみると、低音の安定感が、より感じられますよ。
足鍵盤という音の数を増やすことよりも、足が入ったことで「演奏全体がどう変わったか」を感じてみましょう。

STEP:9 足鍵盤を“味方”にする1週間!

いかがでしたでしょうか。
この1週間の練習のテーマは、足鍵盤を「難しいもの」から、「音楽を支える存在」に変えることでもあります。
この感覚が身につけば、足鍵盤はもう「難しい鍵盤」ではなく、なくてはならない存在になるかもしれません。

こちらで紹介した練習方法をマスターしたら、難易度の低い楽曲の足鍵盤演奏から始め、こつこつと挑戦し続けてみてください。
お気に入りのあの曲を足鍵盤付きで演奏できる日が、きっとやってくるはずです!

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