目次
STEP:1 丸々一曲を完璧に弾こうとしない
私は自宅で、オンラインも含め生徒の方にピアノレッスンを行なっています。
その中で、初心者のピアノ奏者に時折りおられるのが、弾こう!と気合が入りすぎて、丸々一曲を原曲の速さで無理に弾こうとされる方です。
楽曲は1曲が3分以上ある事が多いので、完璧に弾こうとすると練習期間に一ヶ月以上かかってしまったりと、徐々にモチベーションも削れてしまいます。
そうすると、曲が完成しなかった、という気持ちが強くなりピアノが楽しくなくなってしまう事も。
モチベーションを保つために、まずは「その曲だとわかる」を目指して、3曲ほど一緒に練習してみませんか。
Youtubeチャンネルの「かんたーんピアノ」さんから、動画をお借りしました。
STEP:2 ①ちいかわ「ひとりごつ」
この曲は35秒までの入りサビを弾くことを目指します。
ファの音は全て♯ファになっている点だけ気をつけてください。
まず、ゆっくりと右手だけを練習していきます。1パートずつ、最初は7秒辺りまで繰り返し練習します。
スピードについていけない場合は、少し動画の音が変わってしまいますが、再生速度を落として弾いてみてください。
このように、短いパートごとに片手で確実に弾いていきます。
繰り返し練習することで、右手サビを弾き切ることができると思います。
右手が弾けたら、次に左手に移ります。
最初のレは、5指(小指)もしくは、4指(薬指)で弾き始めてください。そうする事で、後の音が弾きやすい指の運び(運指)になります。
10秒の左手、突然臨時記号の♯ソが出てきますが、普通の(ナチュラルの)ソのまま弾いても問題ありません。無理をせず、弾けそうになったら臨時記号にチャレンジしてみてください。
23秒からの、レレ、♯ファ♯ファ、と音が連なっているところは、二つに音を切らずに長く伸ばして弾いても大丈夫です。
繰り返し左手のみを、パートにわけて練習してください。
片手ずつ、問題なく弾けるようになったら、最後に両手で弾いていきます。
こちらも一気に最後まで弾こうとせずに、パートごとに何度も繰り返してください。最後までいけるという方は、そのままサビを弾き切ってみましょう。
STEP:3 ②Bling-Bang-Bang-Born
こちらも印象的なサビだけを弾くことを目指します。練習の要領は「ひとりごつ」と同じです。右手から片手で練習していきます。
1分26秒からサビになりますが、ラシドレミ、のみで構成されているので、慌てずにゆっくりとパターンを掴んでください。
特に、ミレドミレドと連続するパートは、苦手意識のある方が多い543指の連続の動きになります。
スムーズに動くまで繰り返し指を動かしてください。
左手はミとラの繰り返しのみですので、比較的簡単かと思います。
5指と1指で交互にミミララと弾くようになっていますが、二つの音を繋げて弾いても大丈夫です。もし慣れてきて、弾けそうだなと思ったら、譜面通りに弾いてみてください。
STEP:4 ③ゴジラのテーマ曲
誰もが一度は聞いたことのある、不朽の名曲です。
序盤から20秒までは、両手が同じ音を弾くので、音のズレを起こさないように手の形をしっかり作って弾いてください。
この曲の右パートは一見難しそうに見えますが、連続した音の塊のリピートで構成されています。動画の再生速度を落とすなどして、繰り返しで体に覚えさせてください。
ゴジラのテーマの特徴は、シンプルな音かつ左右の音が同じ部分が多いことです。ですので、しっかりと左右の音が揃う事を意識して弾いてみましょう。逆に考えると、キッチリ音が揃っていれば、聞き応えのある弾いていて楽しい曲になっています。
STEP:5 無理せず楽しく!
ご紹介した曲を弾いてみて、打鍵のタイミングが難しい時があるかもしれません。そんな時は無理せず、音を伸ばしたりしてシンプルに弾くことを試してください。今は弾けなくても、数ヶ月もすれば譜面通りに弾けるようになっていると思います。
ピアノは練習の積み重ねで、以前やった曲を再度弾いた時に、技術の向上を感じられます。
最初はシンプルに完璧を目指さず、楽しく弾くことを目標に練習していきましょう。
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