大人から始めるピアノ練習法:効率よく上達するための3つのコツ
鍵盤楽器 ピアノ
入門
クラシック

大人から始めるピアノ練習法:効率よく上達するための3つのコツ

ピアノを習いたいと思ったとき、「もう大人だから遅いかも…」と不安になる方もいるかもしれません。
しかし、実は大人になってからピアノを始める方には、子どもにはない強みがたくさんあります。

集中力、自己管理能力、そして理解力です。

今回は、大人が効率よくピアノを上達させるための3つのコツを、初心者の方でも実践できる方法でご紹介します。

STEP:1 目標を具体的に設定する

大人のピアノ練習で最初に重要なのは、「明確な目標を持つこと」です。

「いつか弾けるようになりたい」ではなく、「3か月で〇〇の曲を弾けるようになる」「1日15分の練習を毎日続ける」など、具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。

さらに目標を小分けにすると、達成感を感じやすく、練習の習慣化にもつながります。

例えば
「今日は右手のメロディだけをゆっくり弾けるようにする」
「次回は左手の伴奏を追加する」

など、1回の練習で達成できる具体的な課題を決めましょう。

STEP:2 練習の質を重視する

練習時間を長くすることよりも、質の高い練習を短時間でも集中して行うことが上達への近道です。

大人は忙しい生活の中で練習時間を確保するのが難しい場合もあります。そのため、「1回の練習は15〜30分、集中して取り組む」という方法が最もおすすめです。

主なポイントは下記の3つになります。

・スロー練習
速く弾く前に、正しい指使いとリズムをゆっくり確認します。

・分解練習
右手と左手を別々に練習し、慣れてきたら両手で合わせます。

・録音して確認
自分の演奏を録音すると、ミスやリズムの乱れに気づきやすくなります。

また、間違えた箇所を繰り返し練習するよりも、1回の練習で成功体験を積むことを意識すると、心理的にも前向きに練習が続けられます。

練習の質を重視する

STEP:3 楽しむ工夫を取り入れる

ピアノは練習が単調になりやすい楽器です。大人だからこそ、「楽しむ工夫」を取り入れることが上達のカギです。

・好きな曲から始める
憧れの曲や好きなアーティストの曲は練習意欲を高めてくれます。

・音楽理論を学ぶ
コードやメロディの仕組みを知ると、演奏がより面白くなります。

・動画やアプリで記録する
練習の記録を動画で残すと、上達の実感が得られやすくなります。

さらに、大人ならではの目標設定の自由さを活かし、「今日はこの曲を最後まで弾く」など短期的な目標を楽しむことで、練習が苦にならず、自然と上達します。

楽しむ工夫を取り入れる

STEP:4 プラスアルファ:効率的な練習のコツ

何事もそうですが、やはり大人のピアノ上達法も「継続は力なり」です。
週末にまとめて1時間練習するよりも、やはり毎日10〜15分でも継続する方が確実に上達します。

また鍵盤に触れていない時間にできるおすすめの方法として、下記があげられます。

手首や指のストレッチをする:柔軟性を保つことで疲れにくくなり、演奏の安定性も向上します。
音楽を聴く習慣を身に付ける:自分が弾く曲の演奏をよく聴くことで、表現力が自然と身につきます。

【まとめ】
大人から始めるピアノは、決して遅くはありません。むしろ、集中力や理解力を活かして効率よく上達できるチャンスです。

主なポイントはこの3つです:

・目標を具体的に設定する
・練習の質を重視する
・楽しむ工夫を取り入れる

最初はゆっくりでも構いません。毎日の小さな積み重ねが、半年後・1年後には確実な成果として現れます。
大人だからこそできる効率的で楽しいピアノ練習法を、ぜひ実践してみてください。

プラスアルファ:効率的な練習のコツ

コメント0件