ピアノが苦手な保育士さんへ|簡単に弾ける伴奏アレンジのコツ3選
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ピアノが苦手な保育士さんへ|簡単に弾ける伴奏アレンジのコツ3選

保育の仕事は好きだけれど、ピアノ演奏に苦手意識がある方もいるのではないでしょうか。

ピアノが苦手でも簡単なアレンジを行うことで、ピアノの伴奏は可能です。

本記事では、保育現場でのピアノ伴奏経験を持つ筆者が、保育現場でのピアノ伴奏の大切さ、誰でも簡単にピアノを弾ける伴奏アレンジのコツを紹介します。

本記事を参考にピアノ伴奏に対する苦手意識を克服しましょう。

STEP:1 保育現場でのピアノ伴奏について

保育現場においてピアノ伴奏は必要不可欠です。

季節の歌や手遊び歌など、日常的な伴奏はもちろん、発表会や卒園式などの大切な行事でも伴奏が求められます。

歌を歌うことは、子どもたちの言葉、発達、リズム感の習得をサポートしています。歌を歌う際に、伴奏があると、子どもたちは歌いやすさを感じ、楽しい雰囲気作りが可能です。

ピアノ伴奏は、子どもたちの活動や経験を広げる重要な役割を担っています。

保育現場でのピアノ伴奏について

STEP:2 ピアノ伴奏で大切なこと

ピアノ伴奏を行う際は、途中で間違えてしまっても伴奏をやめず、最後まで弾き続けましょう。


伴奏中に「1音を外してしまった」「和音を間違えた」などのトラブルは比較的よくみられます。筆者も、演奏時に間違えてしまった経験は多々あります。

しかし、一度伴奏が止まってしまうと子どもたちは混乱してしまい、途中からの再開はハードルが高いです。

特に式典では演奏の一時中断は時間も取られ、雰囲気を損なう可能性があります。

伴奏を止めずに、そのまま修正できれば、雰囲気を乱すことなく、子どもたちもそのまま歌を続けられます。
もし、ミスをしてしまっても焦って伴奏をやめず、弾き続けるよう意識しましょう。

ピアノ伴奏で大切なこと

STEP:3 簡単に弾ける伴奏アレンジのコツ3選

ピアノ伴奏が楽譜通りしっかりとできなくても問題ありません。どんな曲でも、簡単に伴奏ができるアレンジ方法を3つ紹介します。

音符、和音の一番上の音だけ弾く
複雑な音符は避けて弾く
コードを覚える

それぞれの弾き方について「大きな栗の木の下で」の楽譜をもとに具体的に解説します。

簡単に弾ける伴奏アレンジのコツ3選

STEP:4 参考資料

参考資料

STEP:5 音符、和音の一番上の音だけ弾く

和音は、複数の音を同時に押さえる技術が必要であり、単音より難しさを感じやすいです。

例えば、参考譜面のCやFのような和音は、Cのドミソの「ソ」、Fのドファラの「ラ」の音を弾くだけで伴奏が可能です。

その際、右手の音とタイミングを合わせて弾くことが重要です。楽譜を縦に見て、どのタイミングで音を弾くのか確認しましょう。

右手と左手のタイミングが合っていれば、和音が単音になっても、演奏に問題はなくスムーズに伴奏が可能です。

STEP:6 1小節ごとのメロディの最初の音を弾く

各小節の右手の音を左手で弾いてみましょう。

楽譜の縦線で区切られているところが、1小節となります。

「おおきな」と始まる部分では、メロディを弾く右手が「ド」で始まりますので、左手も「ド」
「くりの」の部分は、右手は「ミ」なので、左手も「ミ」というように、先述した通り一音だけでも伴奏になります。

自分が弾きやすいように工夫しながら弾きましょう。

1小節ごとのメロディの最初の音を弾く

STEP:7 コードを覚える

コードを覚えると、すぐに伴奏でき、弾ける曲数も増やせます。

ただ、メジャーコードやマイナーコードなど、基本のコードだけでも全24種類あり、覚えるまでに時間がかかります。

今回の参考にした「大きな栗の木の下で」の楽譜で使うコードは
C   ドミソ
F   ドファラ
G7  シレソ
Em  ミソシ
です。

どの楽譜にもコードが書かれており、コードを覚えていると複雑な音符が書かれていても、そのコードの和音を弾くことで、伴奏ができます。

コードを覚えることも、伴奏をすばやくアレンジするコツです。

STEP:8 まとめ

以上、簡単に弾ける伴奏アレンジのコツについて解説しました。

保育現場においてピアノ伴奏は必要なものではありますが、ピアノが苦手でもアレンジをすることで、簡単に曲を弾くことができます。

初めから和音や複雑な音を弾けなくても_まずは一音から伴奏を行い、音符の数を増やしていくことがポイントです。

また、アレンジを取り入れて、多くの曲を伴奏できると現場での活動の幅も広がります。

アレンジを導入して、ピアノ伴奏への苦手意識を減らしていきましょう。

まとめ

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