目次
STEP:1 ① レジスト次第で演奏が変わる理由-1
・エレクトーンは“音色の組み合わせ=レジスト”で曲の雰囲気が一気に変わります。
・この記事ではジャンル別のおすすめ設定を紹介させていただきます。
・同じ「きらきら星」なのに別物に聞こえる例を軽く紹介します。
└マーチバージョン
STEP:2 ① レジスト次第で演奏が変わる理由-2
└ロックバージョン
マーチに変えると一気に明るく前へ進むような軽快さが生まれ、ロックバージョンでは、歪んだギターと力強いビートによって迫力が増し、ライブのような躍動感が加わります。マーチは行進のリズムがはっきりしているため、曲がぐっと引き締まり、吹奏楽風の楽しさが出るのが特徴です。
STEP:3 ② エレクトーンのレジストとは?
・“音色+リズム+エフェクトのセット”がレジストです。
•エレクトーンの場合、上鍵盤に4つの音色、下鍵盤に2つの音色、足鍵盤に2つの音色の設定が可能です。そのため、上鍵盤(=右手)ではピアノ+バイオリン+トランペット+フルートの組み合わせ、下鍵盤(=左手)にはストリングス+ピアノ、足鍵盤にはコントラバス+アコースティックギターの音を設定して演奏することができるわけです。
・曲中でもレジストの切り替えは可能なので、フレーズの移り変わりに応じてレジストを変更すると、より表情が豊かになります。
STEP:4 ③ ジャンル別おすすめレジストのご紹介
今回は、ポップス、クラシック、ロックのジャンル毎に合う音色、その理由、設定イメージや向いている曲についてまとめます。
① ポップス
● 合う音色
ピアノ、ストリングス、ブラス、軽めのシンセ、8Beat系ドラム
● なぜ合う?
メロディが前に出るジャンルだから、ピアノを軸に“少し華やかさを足す”くらいがちょうどいい。どの曲にも合わせやすく、初心者でもバランスが取りやすい。
● 設定イメージ
・上鍵盤:ピアノ+薄くストリングス
・下鍵盤:エレピや軽いパッド
・ペダル:Finger Bass
・リズム:8Beat(音量控えめ)
● 向いている曲
J-POP全般、アニメ、バラード寄りのポップス
② マーチ(行進曲)
● 合う音色
ブラスセクション、スネアドラム、シンバル、クラリネット、ピッコロ、マーチングドラム系
● なぜ合う?
マーチは“リズムの明確さ”と“前に進むような勢い”が重要。ブラスのハッキリした音色と、スネアの刻みが加わることで、行進曲らしい躍動感が出る。エレクトーンなら、ブラス・ウッドウィンド・打楽器を重ねて簡単に“吹奏楽風の広がり”を作れる。
● 設定イメージ
・上鍵盤:トランペット、クラリネット、ピッコロなど軽快なリード系
・下鍵盤:ブラスアンサンブル、低音のホルン系で厚みを追加
・ペダル:チューバやユーフォ風の低音
・リズム:March、Snare Rollを活かした行進系ドラムパターン
● 向いている曲
吹奏楽マーチ、運動会の曲、ディズニーの行進曲系、明るくテンポの良い曲全般
③ ロック
● 合う音色
Distortion Guitar、Power Guitar、Lead Synth、Electric Bass、Rock Kit
● なぜ合う?
歪みの効いたギター+強いリズムがロックの基本。エレクトーンは厚みも作れるので、勢いとライブ感が出しやすい。
● 設定イメージ
・上鍵盤:Distortion Guitar(サビだけLead Synthを少し)
・下鍵盤:Power Guitar
・ペダル:Pick Bass
・リズム:Rock系ドラム(スネア強め)
● 向いている曲
B’z系、ONE OK ROCK系、アニソンのロック編成、速めの曲
STEP:5 ④ まとめ
・レジストは正解がないからこそ、まずはジャンル別に憧れの曲等を参考に真似をしてみるところから始めてみましょう。
・自分なりの好きを少しずつ足していくと、演奏がもっと楽しくなります。
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