ドラムを始めたばかりの頃、
「ペダルが踏みにくい」
「思ったように音量が出ない」
「足が疲れやすい」
と感じた経験はありませんか?
練習不足が原因だと思いがちですが、実は椅子やペダルのセッティングが合っていないだけというケースも少なくありません。
バスドラムの演奏において重要なのは、
①椅子の高さと距離
②ビーターの角度
③スプリングの強さ
です。
部活やサークルでの練習、スタジオで個人練習などドラムを練習できる場所は限られています。
初心者の人は特に前に使った人のセッティングのまま演奏していることも多いため、まずは基本的なポイントを確認してみましょう。
目次
STEP:1 まずは椅子の高さを見直そう
ドラムペダルが踏みにくいとき、最初に確認したいのが椅子の高さです。
「股関節が動きやすい」「脚を自由に動かしやすい」ということが、ドラムの演奏時には大切になってきます。
椅子が低すぎると窮屈になり、脚を自由に動かすことができません。
反対に高すぎると安定感がなくなり、演奏しづらく感じることがあります。
まずはペダルに足を置いた状態で、膝が極端に曲がったり伸びたりしていないか確認してみましょう。
椅子の高さを調整して、太ももと床が平行になる高さが基本となります。そこから練習を重ねる中で微調整をしてみてください。
私自身も椅子をやや高めに設定し体重をペダルへ乗せやすくすることで、アタックの弱さをカバーしています。
体格によって踏みやすい高さは異なるため、自分に合った位置を探してみることが大切です。
STEP:2 ペダルとの距離も確認する
椅子の高さだけでなく、ペダルとの距離も重要です。
ペダルが遠すぎると足を前へ伸ばす形になり、力が入りにくくなります。
近すぎる場合は膝が窮屈になり、スムーズに動かせません。
ペダルに足を乗せたときに、無理なく踏み込める位置になっているか確認してみましょう。
また自分のバスドラムの奏法に合った距離感かどうかという点も大切になってきます。
何度も微調整をして、好みの位置を探してみてください。
STEP:3 ここまで確認してからペダルを調整する
椅子や距離に問題がない場合は、ペダルやビーター角度、スプリングの強さを確認します。
〇ペダルは真っすぐについているか
〇自分の奏法やキック力にペダルの角度とスプリングの強さが合っているか
上記の2点がチェックポイントです。
・ペダルの角度
バスドラムに対してペダルが真っすぐについているかという点は、音質や演奏しやすさに大きく影響します。
打面(バターヘッド)とペダルが垂直になっているか、ビーターは打面の中心にきているかをよく確認しましょう。
・ビーターの角度
また、ビーターの角度はペダルの操作性に影響します。
一般的には45度程度の角度が推奨されています。
45度より大きくなるとビーターは打面から離れ大きく力強い音が鳴りますが、その分距離ができるのでキックの瞬間とアタックの瞬間にタイムラグが生じタイミングは合わせづらくなります。
踏み込みにも力が必要になってきます。
一方45度より小さくなるとビーターと打面の距離は近くなり、踏み込みは軽くなり操作性は上がります。
ですが、大きく力強い音は出しにくくなります。
・スプリングの強さ
そして、スプリングの強さによって踏み込みの強さやビーターの戻りが変わってきます。
スプリングを緩めると踏み心地は非常に軽くなります。
ビーターの戻りは弱くなりますが、軽くなるため細かい操作がしやすくなります。
スプリングをきつくすると、音量を効果的に上げることができます。
踏み込みに力が必要になるため機材や体への負担は増えますが、ビーターの戻りが強くなるため連打しやすくなります。
個人的には、始めのうちはスプリングはやや緩めの状態から練習することをおすすめします。
実際に叩いていく中で、好みの強さを探していくと良いと思います。
STEP:4 初心者がやりがちなNG例
・「技術不足だ」と思い込んでセッティングを確認しない
踏みにくさを感じたとき、「まだ練習が足りないから」と思い込んでしまう人は少なくありません。
しかしセッティングが合っていないまま練習を続けても、なかなか改善しないことがあります。
まずは一度セッティングを見直してみることをおすすめします。
・1か所だけ確認して終わりにしてしまう
椅子だけ、ペダルだけと1か所だけ調整して「変わらない」とあきらめてしまうケースもあります。
椅子・距離・ビーター角度・スプリングはそれぞれ影響し合っているため、総合的に確認することが大切です。
自分にあったセッティングをすると、バスドラムは格段に演奏しやすくなります!
STEP:5 まとめ
体格によって踏みやすいセッティングは異なります。
私自身は低身長で体重も軽かったため、音量が欲しいと思う際には椅子をやや高めに設定して体重をペダルへ乗せやすくしていました。
ビーターやスプリングも曲に合わせて変えることもありました。
一方で、体格が大きい人の場合は私と同じセッティングでは音が大きくなりすぎたり、ペダルの操作が上手くいかなかったりということもありました。
最初からペダル本体を調整する必要はありません。
まずは椅子の高さと距離を見直し、それでも踏みにくさが残る場合にペダルの調整を行うのがおすすめです。
ドラムペダルの踏みやすさはセッティングによっても大きく変わります。
なんとなく踏みにくいと感じたら、技術の問題と決めつける前にまずは椅子の高さと位置から確認してみてください。
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