タンギングは舌で音を区切る奏法のことを言います。これから皆さんが曲を演奏する際に、曲のフレーズや曲想をつけるために、タンギングは大切な技術です。ゆっくりから練習して慣れていきましょう。
目次
STEP:1 舌をつく場所を確認する
楽器で音を出す前に、言葉で「トゥー」「ドゥー」と発音してみましょう。
その時に皆さんの舌先は口内のどの場所に当たっていますか?
舌の先が上の前歯の裏側、または上あごの天井部分(上の前歯の裏に近い部分)に当たっていれば大丈夫です。
STEP:2 舌で息を区切る練習をしてみよう
まっすぐな息をイメージしてC(ド)の音を長くのばします。
音が安定して出せるようになったら、ステップ1で確認した舌付きの場所に舌を当ててみましょう。
この時に舌を瞬時に離さないと音が止まってしまいます。音はずっと伸びているイメージで吹きます。
STEP:3 タンギングにより、音が途切れてしまわないように注意しましょう。
音がタンギングによって途切れてしまうと、動画のような状態になります。
音はあくまでもまっすぐに、途切れないようロングトーンのイメージで吹きましょう。
STEP:4 タンギングに慣れてきたら、音の長さを変えて吹いてみましょう。
タンギングの感覚がわかってきたら、四分音符、八分音符、三連符、十六分音符など、メトロノームを使って練習してみましょう。
ゆっくりなテンポで練習してみてください。(動画は♩=60に合わせて吹いています)
この時に、力んで唇に力が入ってしまったり、舌に力が入ってしまうとスムーズにタンギングができません。
力を抜いて、出している音は遠くに響かせるイメージで吹くとよいでしょう。
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