音がなかなか安定しなかったり、思ったように吹けなかったりすると、
「自分には向いてないのかも」と感じてしまう瞬間があります。
私も昔、同じように悩んでいた時期がありました。
毎日練習しなきゃと気持ちは焦るのに、体も気分もついてこない。
そんな日が続くと、楽器ケースを開けるのさえためらってしまいますよね。。。
でも、少し立ち止まって気づいたんです。
“続ける”って、努力よりも工夫なのかもしれない、と。
上手くいかない日があっても、気持ちを切り替えられる
「ちょっとしたコツ」があるだけで、不思議とサックスがまた楽しくなります。
この記事では、
サックスを無理なく続けるための「3つのコツ」を紹介します。
落ち込んだときでも気持ちを軽くしてくれる、
今日からすぐに試せるヒントばかりです。
STEP:1 コツ①:練習のハードルを下げる
「毎日30分は練習しなきゃ」と思うと、どうしても気持ちが重くなります。
でも、練習を続けるコツは“完璧を目指さないこと”です。
たとえば、5分だけロングトーンを吹く、マウスピースだけ音を出してみる、
楽器を手に取って音を出さなくても「リードの手入れをする」だけでもいいんです。
大切なのは、“練習しなかった日をつくらない”こと。
ハードルを下げると、習慣が崩れにくくなります。
私も以前は「今日は吹けなかった」と落ち込むことが多かったのですが、
「5分でも触れたからOK」と考えるようになってから
気づけば毎日サックスに触れる習慣がつきました。
小さくても続けた分だけ、確実に音色は変わっていきます。
“少しでも前に進んでいる”という感覚が、次のやる気につながります。
STEP:2 コツ②:練習に飽きない工夫をする
同じスケールや曲ばかり練習していると、どうしても飽きてきますよね。
そんなときは、「練習=義務」と思わず、
“遊び感覚”を取り入れてみるのがおすすめです。
たとえば、
● 好きなアーティストのメロディを耳コピしてみる
● 伴奏アプリやカラオケ音源を使って吹いてみる
●YouTubeでサックスカバーを一緒に吹いてみる
こうした「遊びの時間」を入れることで、練習がぐっと楽になります。
完璧に吹けなくても、「このフレーズ、気持ちいいな」と思える瞬間があれば十分。
サックスは“気分を表現できる楽器”だからこそ、
楽しむ時間を作ることで、自分の音が自然と育っていきます。
私も、上達が止まった時期にジャズのアドリブを真似して遊んでいたら、
結果的にリズム感や息のコントロールが良くなりました。
“楽しむこと”が、上達の近道になるんですよ。
STEP:3 コツ③:人とつながる
一人で練習していると、ふとした瞬間に孤独を感じることがあります。
誰かに聴かせるわけでもなく、評価もされないと、
「なんのためにやってるんだろう」と思ってしまうものです。
そんなときは、人とつながる環境を作るのがいちばんの特効薬です。
SNSに練習動画を少しだけ上げてみたり、
オンラインレッスンやアンサンブルに参加してみたり。
コメントをもらったり、他の人の演奏を聴くだけでも刺激になります。
人と比べるためではなく、
「自分以外にも頑張っている人がいる」と感じられるだけで、
もう一度サックスを手に取りたくなるんです。
音楽は本来、誰かと共有してこそ楽しいもの。
仲間とのつながりが、サックスを“続けたい気持ち”を支えてくれます。
STEP:4 まとめ
練習はうまくいかない日があるのが当たり前です。
むしろ、音が出なくて悩む時間こそが、少しずつ上達している証拠でもあります。
毎日長時間やる必要はありません。
5分だけでも吹いてみる、好きな曲を口ずさんでみる、
仲間の投稿を見て「自分も頑張ろう」と思えるだけでも十分。
サックスは“長く続けた人ほど味が出る”楽器です。
焦らず、自分のペースで楽しみながら続けていくことが、
結果的にいちばんの近道になります。
今日も、楽器ケースをそっと開けてみましょう。
たとえ短い時間でも、その瞬間が、あなたの音を育ててくれますよ。
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