ストロークが安定しない…~リズムがズレる原因と右手の練習方法(メトロノーム付き)~
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ストロークが安定しない…~リズムがズレる原因と右手の練習方法(メトロノーム付き)~

ストロークが安定しないのは才能の問題じゃない。
ずばり、原因は「右手」と「リズムの理解」。

僕もギターをはじめた頃はなかなか安定せず、バンド練習では安定感のあるリズム隊にのる事ができなくて、一体感が出ずに苦労しました・・・
正しく動かせば、誰でもノリのある安定したストロークは手に入ります!

うまくいかない原因と練習方法を詳しく、実際の動画をふまえてお伝えしますので、是非最後まで読んでくださいね!

STEP:1 ▪️ストロークが安定しないのはなぜ?

多くのギタリストが最初につまずくのが「ストロークが安定しない」という問題です。
音は出ているのに、なぜかノリが悪い、録音するとヨレて聴こえる。
周りを見れば、誰もが1度は通る道だと僕は思います。
しかしその原因は、才能やセンスではありません。
ほぼ確実に右手の使い方とリズム認識にあります。
まずは安定しないのはなぜか、詳しく見ていきましょう。

⚫︎「ストローク=コードを鳴らす動作」
本来ストロークはリズムを刻む運動であり、コード進行はその上に乗るイメージです。
しかし多くの人は左手ばかりに意識が向き、右手の動きがおろそかになります。
その結果、アップ・ダウンの軌道が毎回変わり、振り幅も安定せず、テンポが乱れてしまうのです。

⚫︎「力み」
音を外したくない、ミスしたくないという意識が強いほど、手首や腕が固まり、リズムが悪くなります。
ストロークは本来、脱力した”振り子”のようなイメージです。
力でコントロールしようとすると、逆に安定しなくなります。

⚫︎「リズムを感覚だけでとっている」
頭の中でカウントが曖昧なまま弾くと、体は必ずズレます。ストロークが不安定な人ほど、リズムを感覚だけで処理しがちなのです。

STEP:2 ▪️リズムがズレる原因と右手の練習方法

それでは、リズムがズレる原因と練習方法を2つお伝えします。
まず、最大の原因は「右手が止まってしまうこと」です。
特にコードチェンジや休符の場面で、右手の動きが一瞬止まると、その時点でリズムは崩れます。
重要なのは、音を出さない時でも右手は動き続けるという意識です。
以下の方法で右手の動作練習をしてみましょう!

STEP:3 ①「空振りストローク」を練習しよう!

1つ目の練習方法は「空振りストローク」です。

コードを押さえず、ミュートした状態でダウンストローク・アップストローク・空振りストローク組み合わせて定番のストロークパターンを弾いてみます。
口で言うとジャンジャジャンジャジャジャの「ン」の部分が空振りストロークです。
この時、左手は一切気にせず、右手がメトロノームになる感覚を身につけます。
テンポは遅め(BPM60前後)から始め、必ずカウントを声に出しましょう。

STEP:4 ②裏拍を意識して練習しよう!

2つ目は①と同じストロークをしながら、裏拍を意識する練習方法です。

「1、2、3、4」というカウントに対して、「1と2と3と4と」とカウントし、数字の間の「と」の部分を裏拍とします。
先程と同じように見えますが、裏拍を意識するだけでリズムの骨格が体に染み込み、ズレにくくなります。

また、鏡の前で練習し、右手をチェックするのも非常に効果的です。
・振り幅が一定であること
・毎回同じ角度で弾くこと
この2点もぜひ確認してみてください。
見た目が安定してくると、音も必ず安定しますよ!

STEP:5 ▪️ストロークを安定させる弾き方のコツ

最後に、ストロークを安定させる最大のコツをお伝えします!
ポイントは以下の4つ。

・右手主導で弾く。
コードチェンジに右手を合わせるのではなく、右手のリズムに左手を間に合わせる意識を持ちましょう。
これだけで演奏の安定感は大きく変わります。

・ピックの持ち方も重要。
深く握りすぎると音は硬くなり、浅すぎるとコントロールを失います。
ピックは軽くつまみ、弦に当たったら自然に逃げる位置を探してください。
理想は「弾こうとしていないのに音が出ている」感覚です。

・ストロークは手首を支点に動かす。
ストロークの軌道は、肘ではなく手首中心にします。
肘を大きく振るとムラが出やすく、細かいリズムに対応できません。
手首を支点に、一定の円を描くように動かすことで、どんなテンポでも安定します。

・完璧を目指さない。
多少のミスがあっても、右手の流れだけは止めない事!
コードはいったんおいといて・・・カウントと右手のストロークは止めないで練習してみてください。
この姿勢が、結果的に一番安定したストロークにつながります。

STEP:6 ▪️安定したストロークを手に入れよう!

ストロークが安定しない原因は、センスではなく右手の使い方とリズム理解の不足です。

⚫︎右手を止めない。
⚫︎脱力する。
⚫︎カウントを理解する。

この3点を意識して練習すれば、必ずストロークは安定します。
この記事を参考に、お伝えした練習方法を繰り返し実践し、是非鏡の前で練習してみて下さいね!
リズムブレのない、安定したストロークを手に入れよう!

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