と悩んでいませんか?ギター歴数ヶ月から1年ほどの方が最初にぶつかる大きな壁、それがチョーキングの音程(ピッチ)です。
実は、チョーキングの音が外れる原因は、筋力不足ではなく「フォーム」と「音のイメージ」にあります。
本記事では、プロも実践する手首を使った正しいフォームから、チューナーと耳をフル活用した練習ルーティンまで解説します。
この記事を読めば、あなたのギターソロは劇的に「聴ける」演奏へと変わります。
目次
STEP:1 チョーキングの音程が合わない3つの根本原因
練習を始める前に、なぜ今のピッチが不安定なのか、その原因を整理しましょう。
・指の力だけで弦を押し上げている 指先の力だけで弦を上げようとすると、力が分散してしまい、目標の高さまで安定して上げきることができません。
・「正解の音」が耳に残っていない 「どの高さまで上げればいいか」というゴールの音が脳内にイメージできていないため、ピッチが上ずったり届かなかったりします。
・弦ごとの「硬さ」の違いに対応できていない 1弦・2弦・3弦では、同じ音程を上げるにしても必要な力が異なります。この感覚の差を指が覚えていないことも原因の一つです。
STEP:2 正確なピッチを作る正しいフォームの「型」
音程を安定させるためには、まず「指」ではなく「手首」で上げる感覚を掴むことが不可欠です。
[手首の回転をフル活用する]
チョーキングは「指を伸ばす力」ではなく、「手首をドアノブのように回す回転」で上げます。手首を回転させることで、腕全体の大きな筋肉を使えるようになり、全音チョーキングも楽に、かつ正確にキープできるようになります。
[3本の指で支えて安定させる]
基本的には、薬指でチョーキングを行い、その隣の中指と人差し指も弦に添えて「3本がかり」で押し上げます。
人差し指を支点にし、親指でネックを上からしっかり握り込むことで、手首の回転軸が安定します。
[指先をカチッと固めて、弦に負けないようにする]
チョーキングをする時、指の関節が「ぐにゃっ」と曲がってしまうと、いくら力を入れても弦を押し上げることができません。
コツ: 指先を「カギ爪」のような形にして、第一関節をカチッとロックしましょう。
感覚: 指の力で上げるのではなく、「固めた指を、手首の回転でそのまま上へ運ぶ」というイメージです。
こうすることで、力が逃げずにスムーズに音程が変わるようになります。
STEP:3 【全音・半音】音程を合わせるためのステップアップ練習法
チョーキングには、1音分上げる「全音」と、0.5音分上げる「半音」があります。この違いを体得しましょう。
[ターゲット音を先に鳴らす耳の訓練]
いきなりチョーキングをするのではなく、まずは「理想の音」を先に確認します。
①全音なら2フレット上の音、半音なら1フレット上の音を普通に弾く。
②その音をしっかり耳に焼き付ける。
③元のフレットに戻り、チョーキングで先ほどの音を再現する。
この「予習→実践」を繰り返すことで、脳が正しい音の着地点を覚えます。
[1弦〜3弦それぞれのコツを掴む]
弦によって、押し上げる感覚は大きく変わります。
・1弦: 弦が細く指から逃げやすいため、しっかり指の腹で捉える。
・2弦: 最も標準的な感覚。指の多用な動きが必要。
・3弦: 巻き弦(または太いプレーン弦)のため最も硬く、手首の回転をより意識する必要がある。
STEP:4 視覚と聴覚で鍛える「ハイブリッド・ルーティン」
「自分の耳だけでは不安」という方は、チューナーを補助として使いましょう。
チューナーを使った「答え合わせ」
チューナーを起動した状態でチョーキングを行います。
全音チョーキングをして、チューナーの針がぴったり目標の音(2フレット上の音名)を指すか確認してください。
「あと数ミリ上げれば合う」という視覚的な距離感を覚えるのに非常に有効です。
最終判断は必ず「自分の耳」で行う
チューナー練習は非常に効果的ですが、あくまで「答え合わせ」です。ライブやセッション中にチューナーを見続けることはできません。
チューナーで音が合った瞬間に「自分の耳でどう聞こえているか」を意識し、最終的にはチューナーを見ずに「この響きが正解だ」と判断できるよう訓練しましょう。
STEP:5 まとめ:チョーキングの精度がソロの質を変える
チョーキングは、ギターという楽器で最も感情を表現できるテクニックです。
手首の回転で余裕を持って押し上げる。
全音と半音の距離感をフレットの位置で理解する。
チューナーと耳を使い、正解の音を体に染み込ませる。
このステップを意識して、毎日のウォーミングアップに3分だけ「チョーキング練習」を取り入れてみてください。
ピッチが安定した瞬間、あなたのギターソロは驚くほどプロフェッショナルな響きに変わるはずです。
コメント0件