【初心者向け】三線で弾く「きらきら星」
和楽器 三線
入門
その他

【初心者向け】三線で弾く「きらきら星」

沖縄の弦楽器「三線(さんしん)」。
優しい音色に心癒される方も多いと思います。
こちらの記事では、三線で「きらきら星」を演奏するための方法を紹介しています。

STEP:1 三線用の楽譜「工工四(くんくんしー)」の読み方を覚えよう

三線用の楽譜の事を「工工四(くんくんしー)」と言います。
一般的に知られている「ドレミファソラシド」の音階を三線では漢字で表記しています。

下の図を参考にしながら、それぞれの音階を覚えていくのですが、「きらきら星」で使う音は赤文字と青文字の6音のみ!
さらに3本ある弦の中の2本しか使用しないので、まずはこの6音をしっかり確認しましょう。

気を付けたいのが「尺(しゃく)」の音。
通常三線で「尺」を弾くときは「シ♭」の音を使用します。
しかし、工工四では「シ」「シ♭」の音のどちらも「尺」で表記しています。
曲によってどちらの音を使うのかを決めるのですが、「きらきら星」は「シ♭」の音になります。

三線用の楽譜「工工四(くんくんしー)」の読み方を覚えよう

STEP:2 弦を抑える位置を確認しよう

工工四を確認したら、次は弦を抑える位置を覚えましょう。三線は、ギターなどと違って音の区切りが決まる「フレット」がないので、弦を抑える位置を感覚で覚える必要があります。

開放弦(どの弦も押さえない)、人差し指、中指、小指で弦を抑えます。

抑える指の位置は、「唄口」と呼ばれる弦をひっかけている場所から
・人差し指(6cm)
・中指(12cm)
・小指(15cm)
離れた所を抑えるのですが、チューナーなどを使って正しい音程と位置を確認しましょう。

棹のわかりやすい部分にシールを貼ると覚えやすいです。

※薬指で弦を抑える事は基本的にありません。

弦を抑える位置を確認しよう

STEP:3 きらきら星を弾いてみよう♪

さぁ、いよいよ「きらきら星」を弾いてみましょう。
工工四の青文字は真ん中の2弦、赤文字は高い音のする3弦を弾きます。
テンポの事は考えず、一音一音確かめながら指の位置を確認しましょう。

☆☆演奏ポイント☆☆
・「〇」は休符なので、一拍分弦は弾かずにお休みします
・1行目と3行目は同じメロディーになるので、実際は2行分覚えると1曲弾けます
・1行目の後半部は、2弦の「小指」「中指」「人差し指」「開放弦」の順に弾いていきます
・2行目は、前半部・後半部のメロディーが同じなので、繰り返し練習してみましょう

以上の事に気を付けて、三線の音を楽しみながら一曲弾いてみてください。
三線のメロディーと歌が同じ音になっているので、三線が弾けるようになったら歌も一緒に歌ってみると「弾き語りができた!」という充実感も感じられますよ。

きらきら星を弾いてみよう♪

STEP:4 実演動画

コメント0件