クラリネット初心者の選び方|後悔しないチェックポイント
カテゴリー

クラリネット初心者の選び方|後悔しないチェックポイント

これからクラリネットを始める方の中には、学校や音楽教室の備品やレンタル楽器からスタートする方も多いでしょうそれも良い選択です。

ただ、自分の楽器が手元にあると、「今日は少しだけでも吹いてみよう」と思える機会が自然と増えます。
楽器に愛着がわき、練習も前向きに続けやすくなります。

「そろそろ自分の楽器が欲しいな」
そう感じたとき、何を基準に選べばよいのでしょうか。

ここでは、初めての1本を選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。

STEP:1 クラリネットの種類|まずはB♭管を選べばOK

「クラリネットって、いろいろ種類があるみたいだけど…」
最初にここで迷う方は少なくありません。

クラリネットには、B♭管、A管、E♭管、バスクラリネットなどがあり、音域や役割がそれぞれ異なります。

初心者におすすめなのは、最も一般的なB♭管です。教則本や音楽教室のレッスンもB♭管を基準に進められることが多く、吹奏楽やオーケストラなど幅広い場面で使われています。

A管はB♭管よりやや長く、主にオーケストラや室内楽で使用されます。B♭管より短いE♭管は明るい高音域を、大きく長いバスクラリネットは重厚な低音を担当します。

特別な目的がなければ、まずはB♭管を基準に選べば安心です。

クラリネットの種類|まずはB♭管を選べばOK

STEP:2 材質の違い|木製と樹脂製の特徴

「木製がいいって聞くけど、本当に違うの?」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。

クラリネットは大きく分けて「木製」と「樹脂製」があります。

【木製】
・木製ならではの、あたたかく豊かで深みのある音色が魅力
・いわゆる「クラリネットらしい音」を求めるなら、木製が基準になる
・温度や湿度の影響を受けやすいので、管体の変化に気を配る必要がある

【樹脂製】
・木製に比べて価格が抑えられているモデルが多く、手に取りやすいのが特徴
・軽量で扱いやすいため、身体の小さな方や体力に不安のある方にもおすすめ
・マーチングなど屋外で演奏する場合は、温度や湿度の変化に強い樹脂製が安心

【材質の選び方】
どちらが正解ということはありません。
長く続けたいなら木製を、予算や使用環境を重視するなら樹脂製を目安に考えてみましょう。
どちらも十分に選択肢になります。

STEP:3 価格の目安|長く使う前提で考える

価格は気になりますよね。
近年は、楽器の価格が高騰しています。

価格帯ごとの特徴を見てみましょう。

【10万円くらいまで】
木製の購入は難しく、樹脂製が中心となる価格帯です。
吹きやすさを重視した設計で、息の量がまだ少ない初心者の方にも向いています。

【40万円くらいまで】
例えば、中学・高校の部活動で6年間使用するなど「長く使うこと」を考えるなら、ここを基準に考えると後悔が少ないです。
耐久性があり、上達して息の量が増えてきても、それに応えてくれるだけの余裕があります。

【それ以上の価格帯】
このクラスになると、各メーカーが「こんな音を出したい」という方向性を明確にしたモデルが多くなります。
楽器の個性が際立ち、自分の好みやイメージで選べるようになります。
また精度や機能面が安定しているため、演奏そのものに集中しやすい楽器です。

【価格の考え方】
大切なのは、一番高いものを選ぶことではありません。
どのくらいの期間使うつもりか、どれくらい本格的に続けたいか。
この2つを目安に考えると、後悔の少ない選択ができます。

無理のない予算の中で、できるだけ長く使える1本を選びましょう。

価格の目安|長く使う前提で考える

STEP:4 初心者に人気のメーカー|代表的な3社を紹介

「有名メーカーってどこ?」
ここも気になりますよね。

クラリネットの代表的なメーカーは、ヤマハ、ビュッフェ・クランポン、セルマーの3社です。

【YAMAHA(ヤマハ)】
日本の総合楽器メーカー。価格帯が幅広く、初心者にも選びやすいのが特長です。

YCL-255(樹脂製)、450、650などの数字モデルは入門〜中級者向け。
CX、CS、SEなど英字モデルは上位クラスです。

CS系はクリアな音色、SE系はあたたかい音色といった違いがあり、好みに合わせて選びやすいメーカーです。

公式サイト:https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/clarinets/index.html

【Buffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)】
フランスの老舗メーカー。
歴史的名器「R-13」で世界的に知られています。

深みのある低音と華やかな高音が魅力で、クラリネットらしい王道の音色を求める方に人気です。

公式サイト:https://jp.buffet-crampon.com/bc_JP_jp/

【SELMER(セルマー)】
フランスのメーカー。サックスで有名ですが、クラリネット製造の歴史も長いブランドです。

価格帯はやや高めで、初心者には少しハードルがあるかもしれません。
その一方で、落ち着いた厚みのある音色に魅力を感じる方にはおすすめです。

公式サイト:https://www.nonaka.com/selmer/instruments/clarinet/

【メーカーの考え方】
この3社から選べば、大きな失敗は少ないでしょう。
最終的に大切なのは、「この音が好き」と思えるかどうかです。

できれば実際に試奏して、音色や吹き心地を比べてみることをおすすめします。

STEP:5 購入前に決めておきたいこと

楽器選びをスムーズにするために、まず決めておきたいのは「予算の上限」と「購入時期」です。
この2つがはっきりするだけで、選択がぐっと現実的になります。

予算に迷う場合は、楽器店でいくつか試してみるのがおすすめです。
実際に吹いてみると、自分に合う価格帯の目安がつかみやすくなります。

また、購入のタイミングをあらかじめ決めておくと迷いが減ります。
「1年続いたら」「発表会が終わったら」「次のボーナスで」など、目安を決めておくと、資金計画も立てやすくなります。

購入前に決めておきたいこと

STEP:6 失敗しない購入先の選び方

結論から言うと、できれば楽器店で試奏してから購入するのがおすすめです。

同じモデルでも1本ごとに吹き心地は違いますし、実際に音を出してみないと分からないことも多くあります。
また、購入後の調整や修理を気軽に相談できるのも、楽器店で選ぶ大きな安心材料です。

できれば、生活圏にある管楽器を多く扱う店舗を選ぶとよいでしょう。
事前に「初心者なので相談しながら試奏したいです」と予約しておけば、落ち着いて選ぶことができます。

一方で最近は、ネットで購入する方法も一般的になっています。
近くに楽器店がない方や、忙しくて時間が取れない方には便利な選択肢です。

ネットで購入する場合は、商品説明が分かりやすく書かれているか、問い合わせにきちんと対応してもらえるかを確認しておくと安心です。

どの方法を選ぶにしても大切なのは、「ここなら安心して任せられそう」と思えることです。
クラリネットは、これから長く付き合っていく楽器です。
だからこそ、楽器だけでなく、安心して相談できるお店を選ぶことも大切です。

STEP:7 まとめ

【初心者の方へ はじめての1本の考え方】
・まずはB♭管
・予算に無理がなければ木製、迷うなら樹脂製でもOK
・長く使うなら20~40万円程度が安心
・購入時期と予算上限を先に決める
・可能なら必ず試奏

「完璧な1本」を探すより、「今の自分に合う1本」を見つけることが大切です。
迷ったときは、これからも続けていきたいと思えるかどうかを基準に、納得できるまで選んでください。
そうして選んだ楽器はきっと愛着が湧き、日々の練習や音楽の時間をより豊かなものにしてくれるはずです。

コメント0件