そんな悩みを解決してくれるのが「オンコード」です。
実は少しベース音を変えるだけで、いつものコード進行が一気におしゃれになります。
本記事では楽譜が読めなくても理解できるように、オンコードの仕組みと簡単な作り方、すぐ試せる使い方を初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
STEP:1 オンコードとは?
オンコードとは、コードの一番下の音(ベース音)を、あえて別の音にする弾き方のことです。
たとえば「C/G」と書かれている場合、Cコードを弾きながら、低い音はGを鳴らします。
「スラッシュコード」と呼ばれることもあり、楽譜では「C / G」のように表記されます。
少し難しそうに見えますが、考え方はとてもシンプル。
コードはそのまま、ベース音だけ変える。それだけで音の流れが自然になり、おしゃれに聴こえるようになります。
STEP:2 なぜオンコードはおしゃれに聴こえるのか?
オンコードがおしゃれに聴こえる最大の理由は、ベース音がなめらかにつながるからです。
普通のコード進行では、ベース音が「C → F → G」のように大きく跳ぶことがあります。
一方、オンコードを使うと「C → B → A → G」のように、少しずつ動く流れを作れます。
この「なめらかな低音の動き」が、
・落ち着いて聴こえる
・プロっぽく感じる
・曲の流れが自然に感じる
といった印象につながります。
また、コード自体は同じでも低音が変わるだけで響きや雰囲気が変化するのも、オンコードの魅力です。
オンコードは「難しい和音」ではなく「音の順番を整えるテクニック」だと思ってください。
STEP:3 まず覚えたい基本のオンコード3選
オンコードにはたくさんの種類がありますが、初心者が最初から全部覚える必要はありません。
まずはよく出てくる・使いやすい・効果が分かりやすいこの3つだけ押さえましょう。
① C / G(シー・オン・ジー)
Cコードのベース音をGにしたオンコードです。
低音が安定するため、曲の終わりや盛り上がり前によく使われます。
「Cなのに重心が低くなる」感覚がつかみやすいオンコードです。
② G / B(ジー・オン・ビー)
Gコードのベース音をBにしたオンコード。
ベース音が半音ずつ動く流れを作りやすく、コード進行をなめらかにつなぐ役割があります。
・明るすぎず、自然につながる
・バラードやしっとりした曲と相性が良い
オンコードらしさを一番感じやすい一つです。
③ Am / G(エー・マイナー・オン・ジー)
Amコードのまま、ベースだけをGに下げるオンコードです。
少し切なさや余韻を出したいときに効果的。
押さえ方はほぼAmのまま、ベース音を下げるだけで雰囲気が変わる
「簡単なのにおしゃれ」を実感しやすいオンコードです。
●まずはここだけ意識しよう●
・コードは変えなくていい
・低い音が何かを意識する
・音の流れを耳で感じる
これだけで、コード演奏が一段階レベルアップします。
STEP:4 基本オンコード3選の実際の使用例
ここでは、よくあるコード進行をオンコードで少しだけ変えてみます。
難しい理論は考えず、音の流れを耳で感じてみてください。
例① C → G → Am → F をおしゃれにする
まずは定番の進行です。
-よくある進行-
C → G → Am → F
これをオンコードで変えると…
-オンコード使用例-
C → G / B → Am / G → F
ベース音に注目すると、C → B → G → Fと、少しずつ下がる流れになります。
このベースラインのおかげで、自然で大人っぽい雰囲気になります。
例② 曲の終わりをきれいにまとめたいとき
サビや曲のラストでよく使われるパターンです。
-通常-
F → C
-オンコード使用-
F → C / G
最後のCをC/Gにするだけで音がどっしり落ち着き、余韻のある終わり方になります。
例③ 同じコードなのに雰囲気を変える
Amの雰囲気を変えたいとき。
-通常-
Am → Am
-オンコード使用-
Am → Am / G
コードは同じなのに、ベースが下がることで切なさや流れが生まれます。
バラードやAメロ後半などで効果的です。
●初心者向け練習のコツ●
・まずはベース音だけ意識して弾く
・リズムや速さは気にしない
・「流れ」を感じることを優先する
正しく弾くより、違いを感じることが大切です。
STEP:5 まとめ|オンコードは「ベース音」を変えるだけ
オンコードは難しい理論や新しいコードを覚えなくても使える、とても便利なテクニックです。
コードは同じでも一番低い音を少し変えるだけで、演奏の流れや雰囲気が大きく変わります。
最初は
・C / G
・G / B
・Am / G
この3つだけで十分です。
「正しく弾こう」とするよりも、音のつながりを感じることを大切にしてみてください。
いつものコード進行が自然に、そしておしゃれに聴こえるはずです。
STEP:6 初心者向けQ&A|オンコードでよくある勘違い
Q1. オンコードって難しい理論が必要ですか?
いいえ、必要ありません。
オンコードはコード理論よりも「ベース音の位置」を意識するだけのシンプルな考え方です。
最初は「このコードの一番低い音は何か」だけ分かれば十分です。
Q2. 新しいコードを全部覚えないとダメですか?
覚えなくて大丈夫です。
多くの場合、今弾いているコードの押さえ方はほとんど変えずに使えます。
「コードを増やす」というより、「音の順番を少し変える」感覚でOKです。
Q3. ギターとピアノで考え方は違いますか?
基本は同じです。
違うのは操作方法だけで、ギターは低音弦をどの音にするか・ピアノは左手でどの音を弾くかを意識する点が違うだけです。
Q4. 使いすぎると逆に変じゃないですか?
その通りです。
オンコードはスパイスのようなものなので、使いすぎるとくどくなります。
「つなぎたいところ」「余韻を出したいところ」だけで使うのがおすすめです。
Q5. うまく聴こえないときはどうすればいい?
まずはテンポを落として、ベース音だけ確認してください。
それでも違和感があれば、オンコードを使わず普通のコードに戻してOKです。
「合わないときに無理しない」のも、大事な判断です。
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