【アルトサックス】宝島/吹き方解説
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【アルトサックス】宝島/吹き方解説

アルトサックス奏者なら一度は吹いてみたい宝島。アルトサックスが活躍する曲といえば、で思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

宝島はポップスの定番曲で、吹奏楽の演奏会や吹奏楽団のコンサートで耳にする機会も多い曲です。アルトサックスは主旋律が多いだけでなくソロも2回あり、どちらも大変かっこいいメロディーになっていますよね。

そこで本記事では、各セクションで気をつけるべきポイントについて紹介します。

初めて宝島を演奏する方にも分かりやすいように解説していきます。ぜひ手元に楽譜を用意してご覧ください。

STEP:1 はじめに

宝島は明るくてノリが良く、聞いている人も演奏している人も、誰もが楽しめる楽曲となっています。

綺麗に吹きすぎず、いつもより若干オーバーに表情をつけて演奏する気持ちで挑戦してみてください。

STEP:2 冒頭から1回目ソロ前まで

最初からアルトサックスが主旋律を担当するパートになります。

2小節目1拍目にあるB#の音は、左手小指を使う音です。小指は早い音符の時は特にコントロールが難しく、テンポが走りやすくなります。B#は少し後ろに引っ張るイメージで吹いてみましょう。

ポイントはスタッカートがついている音符の吹き方。タンギングでしっかり音を切ることで、宝島の軽やかでポップな雰囲気が出せます。

STEP:3 1回目ソロ

1回目のソロが入っているパートです。
落ち着いた雰囲気のソロになるので、ソロ前までより柔らかめの音色を意識してみましょう。

1回目のソロは中音域が多く、運指も難しくないため歌い上げやすいです。ただ、3小節目のC、D♭、Eの16分音符は早く吹いてしまいがちになります。音を1音1音とらえるイメージで指を動かしましょう。

裏拍を感じながら演奏できると、よりリズム感のあるメロディーに聞こえます。ソロの1小節目のFから始まるメロディーで少しクレッシェンドをかけると、楽曲に表情が出るのでおすすめです。

STEP:4 サビパート

本来の譜面であればハーモニーや裏のメロディーも吹くのですが、耳コピが可能な方はこのパートも主旋律を吹いてみましょう。

主旋律を吹く場合は、サビ前のアウフタクトの音がHiFになります。音が細くならないように、強めにアクセントをつけて吹きましょう。

このパートはE#からオクターブ上のDへの跳躍の部分がいちばんかっこいい部分です。跳躍したDの音を吹くとき、下唇でリードを一瞬軽く押し付けるように動かすと、唸ったような音色になります。初心者の方でも比較的取り入れやすく、簡単に楽曲のクオリティが一段階上がるので、チャレンジしてみてください。

STEP:5 2回目ソロ(アドリブ)

宝島の目玉となるアルトサックスソロパートです。16分音符が連続し、小節数も長めなので、初心者の方は特に緊張するかと思います。最初は動画のように遅いテンポから何小節かごとに区切って練習して、徐々にテンポを上げていきましょう。

アドリブはコードの知識や、さまざまなメロディーの引き出しが必要になってきます。最初のうちは楽譜通りに演奏すれば問題ありません。でもせっかくならアドリブをやってみたい!という方は、譜面に記載されているコードを使い、メロディーを作ってみてください。

難しい場合はFメジャーのF、A、Cのコードを主に使うことで、違和感のないメロディーを作ることができます。元のアドリブの部分や、楽曲内で登場したメロディーを用いると、曲全体の統一感も出せるでしょう。動画サイトにもたくさん宝島の演奏音源が上がっているので、その人達のメロディーを真似するのもおすすめです。

ここまで色々なポイントを説明しましたが、何よりソロは楽しんで吹くことが大切です。少し失敗してしまっても、アドリブのパートだから問題ないという気持ちで、楽に臨んでみましょう。

STEP:6 ポイントをおさえて演奏を楽しもう!

いかがでしたか?今回は各セクションで気をつけるべきポイントについて解説しました。それぞれのパートの簡単な演奏動画も載せていますので、参考にしてみてください。

本記事で解説したポイントに気をつけて、さっそく今日から練習してみましょう!

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