カポを使うとコードが分からなくなる…|キー変更とコードの読み替え方(ギター初心者向け)
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カポを使うとコードが分からなくなる…|キー変更とコードの読み替え方(ギター初心者向け)

ボタンひとつでカポタストの位置や簡単コードフォームを自動計算してくれる便利な「コード譜サイト」が沢山あります。
私も伴奏サポートの準備に重宝する便利ツールです。
しかし、サイトに表示される「簡単コードの形」だけを追いかけていると、「結局、何(コードは?キーは?)が鳴とるん?」と疑問にぶつかりました。
「便利サイトに頼るな!」ではなく、サイトの恩恵は頂戴する方針です。
カポの裏側で鳴る「実音」を意識して、アレンジ選択の拡大を目指しましょう。

STEP:1 結論|カポは「0フレットの移動」仕組みを知ればアレンジが広がる

カポの役割は「ギターのナット(0フレット)位置を、自由に動かす事」です。
コード譜サイトがご提示するのは、「そのカポ位置で、押さえるコードの形(フォーム)」です。これに対し、実際に鳴っている音(音程)を「実音」と呼びます。

「0フレットの移動」を意識した上でサイトを活用すれば、アレンジの拡大に貢献できると期待します。

STEP:2 症状チェック

カポの仕組みが不鮮明な状態で便利サイトを使い続けると、下記「沼」にハマりがちです。
・コード譜サイトの「カポ機能」で簡単コードを弾けるが、何のキーを弾いているか分からない
・バンド練習で、ボーカルから「1音下げてや」と言われ、カポをどこに動かして何のコードを弾けばいいか対応できない

ギターの独奏であればサイトのボタンを切り替えるだけで解決しますが、誰かと演奏する場面では対応できません。

STEP:3 原因の切り分け

上記の混乱が起きる原因はシンプルです。

原因:便利サイトの画面に表示された「コードの形(フォーム)」だけを見て、「実音」を意識する機会がなかった為

画面に「C」と書かれていれば、「ド、ミ、ソ」の発音を想像される方もおられると思います。しかし、カポを付けた状態で「Cの形」は、違うコード(実音)となります。「形」と「実音」のズレを意識することが問題解決の鍵となります。

STEP:4 対処 STEP1:カポは「ネックの長さを変えて開放弦を動かす」

カポを付けたら「そこから先が新しい 0フレット」だとイメージします。
カポを2フレットに付けたら、ギターのネックが2フレット分短くなり、全体が2個分高くなった状態になります。

STEP:5 対処 STEP2:音名は半音ずつ上がる

C → C# → D → D# → E → F → F# → G → G# → A → A# → B → C

フレットを1つ上げると、音は半音上がります。

※E→F、B→Cの間には#がありません。

STEP:6 対処 STEP3:「コードの形」+「カポのフレット数」を足し算する

「今押さえているコードの形」から、「カポのフレット数」の分だけ上げます。

例:カポ2フレットで「Cの形」を押さえた場合
形は「C」です。ここからカポの数「2」だけ上げます。「C」の1つ上は「C#」、もう1つ上は「D」です。
→カポ2で「Cの形」は「Dコード」(実音)になります。

対処 STEP3:「コードの形」+「カポのフレット数」を足し算する

STEP:7 付録「カポ読み替え早見表」

慣れるまでは、添付図「カポ読み替え早見表」の主要ローコードを常時確認できるようにしておきましょう。
サイト機能でカポ位置を切り替えた際に、ご自身でも表を確認する習慣行動を取り入れて、「形」と「実音」をリンクする訓練を図ります。

付録「カポ読み替え早見表」

STEP:8 コードが分かると、バンドアレンジに活用できる

「サイトを見れば弾けるから、実音を考えるのは面倒じゃ!」と思われるかもしれません。しかし、実音コードが分かると、バンドアンサンブルやアレンジ場面で選択が拡大します。

① バンドメンバーに「今のは、何のコード?」と聞かれても回答できる

ベースやキーボード等、カポを使わない楽器メンバーから「実音は何なん?」と聞かれて、
「カポ3のCよ、、じゃけー、あれよ、、」となってしまう事なく、「E♭ですね。」と共通言語で即答できれば、
スタジオ練習の効率化に貢献します。(かっこいい)

② ギターの音域をコントロールして、アレンジの選択を広げる

例)キーが「D」の楽曲を演奏する場面で、
もう一人のギタリストがカポなしのローコードで「D」を弾く際、ご自身はカポを2フレットに付けて「Cの形」を選択する。あるいは、カポを7フレットに付けて「Gの形」で弾いてみる等です。
実音(D)は同じでも、カポの位置を変えた事で、ギターのブライトな高音成分を加えたり、まとまった音域に収めたりと、
「アレンジの狙いに合わせてローコードを使い分け」できるようになります。

コードが分かると、バンドアレンジに活用できる

STEP:9 まとめ(今日から意識する3ポイント)

① カポは「0フレットが移動する」と考える

② コードの形ではなく、「実際に何のコードが鳴っているか(実音)」を一度考えてみる

③ バンドメンバーと「実音(C、D、E、、)」で会話する

便利なコード譜サイトを活用しつつ、少しだけ仕組みを意識しましょう。
カポは「簡単に弾く道具」にとどまらず、「アレンジの幅を広げる道具」として活用できます。

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