ピックがズレる/落ちる…正しい持ち方と滑りにくいピックの選び方
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ピックがズレる/落ちる…正しい持ち方と滑りにくいピックの選び方

ギターを弾いていて、こんな悩みはありませんか?

「気づいたらピックがズレている…」
「速く弾くと飛んでいく…」
「落とさないように握っているのに、なぜか安定しない…」

実はこれ、初心者だけの悩みではありません。ある程度弾けるようになった人でも、ピッキング速度が上がったり、複雑なフレーズに挑戦し始めたりすると急に気になり始めることがあります。

そして厄介なのが、「落としたくないから強く握る」という行動が、逆にズレやすくすること。

ピックがズレる原因は、手の大きさや器用さではなく、「持ち方」「力の入れ方」「ピック選び」で解決できるケースがほとんどです。

この記事では、ピックがズレたり落ちたりする原因を整理しながら、安定して弾ける持ち方や、滑りにくいピックの選び方まで、すぐ試せる形でわかりやすく解説していきます。

STEP:1 まず変えるべきは「握る強さ」と「ピック選び」

先に結論です。

ピックがズレる原因の多くは、実は「持ち方の形」ではなく「力の入れ方」です。
「落としたくない!」と思うと、つい強く握ってしまいますよね。

でも実際は逆です!
強く握りすぎると手が硬くなり、ピックが弦に引っかかりやすくなります。その抵抗で少しずつ回転してズレたり、勢いで飛んでいったりします。

最初に意識したいのはこの3つです。

・ピックを浅めに持つ
・力を入れすぎない
・滑りにくい素材を使う

これだけでもかなり改善することがあります。
この後、それぞれについて順次見ていきましょう。

まず変えるべきは「握る強さ」と「ピック選び」

STEP:2 症状チェック - ひとつでも当てはまったら…

まず、自分がどのタイプか確認してみましょう。

以下に当てはまるものはありますか?

・弾いている途中でピックが回転する
・気づくと先端がほとんど出ていない
・アップピッキングで引っかかる
・速く弾こうとすると飛んでいく
・弾いた後に親指が疲れる
・手汗で滑る

1つでも当てはまるなら、握り方やピック選びを調整すると改善する可能性があります。

特に多いのが「親指が疲れる」というパターンです。
これはかなり高い確率で力みが原因です。

症状チェック - ひとつでも当てはまったら…

STEP:3 原因の切り分け

では、原因の切り分けを行っていきましょう。

【原因1】力みすぎ

最も多い原因です。
ありがちな流れはこうです。

「落としたくない」

強く握る

手首が硬くなる

弦の抵抗が増える

ピックがズレる

逆説的ではありますが、力を抜いた方が安定することが多いです。
目安としては、「落ちないギリギリ」くらい。
最初は怖いですが、慣れると驚くほど弾きやすくなります。


【原因2】 ピック素材が合っていない

実はピックの素材でもかなり変わります。
ツルツルした素材は汗をかくと滑りやすくなります。
逆にグリップ感が強いものはズレにくくなります。
例えば、滑りやすい、セルロイド製や、光沢が強いタイプではなく、Tortexやナイロン系製などが滑りにくいとされています。
ピックは値段的に安いので、色々なものを試してみるのもいいかもしれません。


【原因3】ピックが薄すぎる

薄いピック(0.5mm以下など)は”しなり”が大きいため、安定しないことがあります。
初心者なら最初は…

0.8〜1.0mm

くらいがおすすめです。
ストロークも単音も比較的扱いやすい厚さです。
こちらも、色々な厚さのものを試して、ご自身に合うものを見つけてください。


【原因4】ピックを出しすぎている

ピックの先端を長く出していると、弦に当たる面積が増えます。
すると抵抗が大きくなり、ズレやすくなります。
おすすめは先端を少しだけ出す持ち方です。

以下のNGとOKの違い、下の画像で確認してみましょう。

NG→先端が大きく出ている
OK→先端が2〜4mm程度出ている

原因の切り分け

STEP:4 今すぐできる改善手順

今すぐに実行できる改善点は以下3つになります。
騙されたと思って是非やってみてください。

【STEP1】ピックを浅く持つ

まずは持ち方を修正します。
目安は先端を少しだけ出すこと。
深く持ちすぎても、出しすぎても安定しません。

【STEP2】握力を3割くらい減らす

かなり多くの人が想像以上に強く握っています。
試しに、いつもの半分くらいの力で弾いてみてください。
最初は頼りなく感じても、慣れるとピックが弦を自然に抜ける感覚が出てきます。

【STEP3】滑りにくいピックを試す

もし持ち方を変えても改善しないなら、ピック自体を変えるのも効果的です。
初心者でも試しやすい定番なら、以下などになります。

Jim Dunlop Tortex 0.88mm
Jazz系ピック
滑り止め加工モデル

ピックは数百円で大きく変化する数少ない機材です!

今すぐできる改善手順

STEP:5 よくあるNG例

以下3つは、意識的に避けることをお勧めします。

【NG1】 強く握れば安定すると思う

実際は逆です。
強く握るほど動きが硬くなります。

【NG2】 速く弾く時だけ握力MAX

無意識にやっている人がかなり多いです。
速くなるほど力を抜く方が大切です。

【NG3】 薄いピックだけで頑張る

悪いわけではありませんが、人によって、そしてジャンルによっては合わない場合もあります。
「慣れれば解決するさ…」と考えて、無理して続ける必要はありません。

STEP:6 まとめ - 今日やること3選

今日試してほしいのは以下3つです。
早ければすぐにでも違いを感じてもらえるはずです。

・ピックを浅く持つ
・握る力を少し抜く
・滑りにくいピックを試す

ピックがズレると、「自分の技術不足かな…」と思いがちですが、意外と原因はシンプルです。
まずはフォームを大きく変える前に、「力み」と「ピック選び」から見直してみてください。
ほんの少し変えるだけで、弾きやすさがかなり変わることがあります。
「原因と対策」が分かったら、あとは実践あるのみ。

楽しみながら色々試してみてください!

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