「フレーズは合ってるのに、プロみたいにスッキリ聴こえない…」
「弾いていない弦のノイズが混ざって汚い…」
こうした悩みを持つギタリストはとても多いです。
実はその原因、左手の押さえ方よりも右手のミュート不足であることが少なくありません。
右手ミュートが身につくと、余計なノイズが消え、音の輪郭がハッキリし、ピッキングも安定します。
その結果、同じフレーズでも一気に上手く聴こえるようになります。
この記事では、初心者〜中級者がつまずきやすい「右手ミュート」について、基本から実践的な改善方法までわかりやすく解説します。
目次
STEP:1 なぜピッキングがうるさくなるのか?
まずは「うるさい音」の正体を考えてみましょう。
多くの場合、原因は次の3つです。
■弾いていない弦が鳴っている
例えば5弦を弾いたとき、4弦や3弦が振動してしまうことがあります。これを共鳴ノイズと呼びます。
歪ませた音では特に目立ちやすく、本人は気づきにくいのに、録音するとかなり気になります。
■ピックが弦に深く入りすぎている
ピックが弦に刺さるように当たると、
ガチャッ…
カチッ…
バチッ…
というアタックノイズが増えます。
強く弾けば良い音になるわけではなく、無駄な力みがノイズになるケースも多いです。
■手が浮いていて制御できていない
右手が完全に宙に浮いた状態だと、弦との距離感が安定しません。
結果として、
ピッキングの深さが毎回変わる…
他の弦に当たる…
ノイズ処理が間に合わない…
という状態になります。
「右手ミュート」が出来るようになると、これらの問題が解消されます。
別の言い方をすると、「右手ミュート」が十分でないと、いつまでたっても安定したプレイが出来ない…ということになります。
STEP:2 右手ミュートの基本フォーム
右手ミュートの基本は、手のひらの側面(小指側)を弦に軽く触れさせることです。
触れる場所は、画像のようにブリッジのすぐ近くがいいでしょう。
ここがいわゆる”ホームポジション”になります。
ここで重要なのは、「押さえつける」のではなく、「軽く触れる」感覚です。
必要以上に強く弦に乗せてしまうと、音がつまってしまうので気を付けましょう!
とにかく、まずは”右手のホームポジション”を手が覚えるようにすることです。
上手い人は右手が毎回同じ位置、つまりこの”ホームポジション”に戻ります。
この“戻る場所”があるだけで安定感が激増します。
ブリッジ付近に軽く触れて構える癖をつける…まずはそこを目指しましょう。
STEP:3 ノイズが減る具体的な練習法①
【練習1】1本の弦だけ鳴らす
5弦だけを8分音符で刻いてみてください。
そのとき、他の弦が鳴らないように意識します。
もし4弦や6弦が鳴るなら、右手ミュートが甘い証拠です。
地味ですが非常に効果的です。
この動画では、左手でのミュートはしていません。あくまでも右手のみでミュートしています。
弾いている5弦以外の他の弦が鳴っていないことに注目してください。
STEP:4 ノイズが減る具体的な練習法②
【練習2】コードを切る練習
開放弦をジャーンと鳴らした後、右手で瞬時に止めます。
この「止める技術」はリズムギターの質を大きく変えます。
こちらの動画でも左手は一切使っていません。あくまでも右手のみでミュートしています。
STEP:5 ノイズが減る具体的な練習法③
【練習3】録音して確認する
自分で弾いていると気づかないノイズも、録音すると一発でわかります。
録音チェックは最強の上達法です!
スマホ録音で十分ですので、自分のプレイを客観的に聴くことを習慣にしてください。
STEP:6 まとめ - 右手ミュートで“上手い人の音”になる
ギターが上手く聴こえる人は、難しいフレーズを弾いているからではありません。
・弾かない弦を鳴らさない
・音の始まりと終わりが綺麗
・リズムが締まっている
・必要な音だけ鳴っている
こうした基本が徹底されています。
その中心にあるのが右手ミュートです。
もし「なんか自分の音が雑だな」と感じるなら、テクニック不足ではなく、右手のコントロールが甘いのかもしれません。
今日からぜひ、“弾く練習”と同じくらい、“止める練習”をしてみてください。
しばらくやれば必ずあなたの音は変わります!
頑張りましょう!
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