でも、エフェクターボードのノイズって、原因と切り分け手順さえ知っていれば大半は解決します。ここでは動画で解説した「ノイズの見極め方」と「根本対策」のポイントをまとめました。
目次
STEP:1 詳しい解説は、ぜひこちらの動画もあわせてご覧ください!
STEP:2 ノイズの正体を見極める3つの分類
エフェクター周りで起きるノイズは、大きく3種類。音の聞こえ方がそれぞれ違うので、まず耳で聞き分けてみてください。
1つ目は「サー」という高音域のヒスノイズ。回路が信号を増幅するとき一緒に出てくる副産物で、ゲインの上げすぎが主な原因です。
2つ目は「ブーン」と低く唸るハムノイズ。東日本なら50Hz、西日本なら60Hzの電源周波数に由来し、パワーサプライなど電源環境に問題があると目立ちます。
3つ目は「ジー」とギザギザしたバズノイズ。蛍光灯やPC、スマホの通信電波など外部の電磁波をピックアップが拾って発生します。
STEP:3 ノイズの原因を特定する5つの切り分け手順
原因を特定するときは、一気にあれこれ変えず1つずつ試すのが鉄則です。
まず「エフェクターを全部外してアンプ直結」。ノイズが消えればエフェクターか電源側、残るならギター本体か環境側と切り分けられます。
エフェクター側が怪しければ「シールドケーブル交換」と「電源をアダプターから電池に変更」を試します。電池でピタリと止んだなら、アダプターか電源の分岐が原因です。
ギター側・環境側が怪しければ「ギターの向きを90度ずつ変える」「弦に触れてノイズが減るか確認」の2つ。向きで電磁波の発生源が絞れるし、弦に触れてノイズが減れば弦アースは正常、変わらなければ断線の可能性ありです。
STEP:4 デイジーチェーン接続の落とし穴と電源対策
テストで電源が原因と判明したら、まず疑うのは「デイジーチェーン接続」。
1つのアダプターから分岐ケーブルで複数ペダルに電源を配る手法は手軽ですが、全ペダルのグランドが繋がるため、1台で発生したノイズが他の全ペダルに伝染します。
特に、ディレイなどデジタルペダルと歪み系アナログペダルを同じ電源で共有すると、デジタルのクロック信号が干渉して激しいノイズが出ます。心当たりがあれば、各出力ポートが独立した「アイソレート型パワーサプライ」に替えるのが一番手っ取り早いです。
STEP:5 【2026年版】自然にノイズを消せる定番ノイズゲート3選
電源やケーブルを見直しても、ハイゲインだとどうしてもゼロにはなりません。そこで頼りになるノイズゲート、定番を3つ紹介します。
まずISP Technologiesの「Decimator II」。ツマミ1つのシンプル操作で、原音の途切れがほとんど気にならない。迷ったらまずこれ。
次にBOSSの「NS-1X」。独自のMDP技術で原音やアタック感を損なわず、ノイズだけを高速除去する次世代ペダルです。
最後はTC Electronicの「Sentry」。センドリターン端子搭載で「4ケーブルメソッド」に標準対応。価格も手頃なので、ボード組み込み用として人気があります。
STEP:6 ノイズ対策で絶対にやってはいけないNG行動
ノイズゲートでやりがちな失敗は、スレッショルドの上げすぎ。完全にノイズを消そうとするとサスティーンまでブツッと切れます。「効いてるか分からないくらい」がちょうどいい。
もう1つの基本は「ゲインの引き算」。ゲインを上げればノイズも増えるので、ゲインを少し下げてボリュームを上げるセッティングのほうが、ノイズが減って音も太くなります。
接続の裏技やシングルコイル特有のノイズ対策は動画本編でたっぷり語っています。前回の真空管ペダルの動画とあわせて、ぜひチェックしてみてください!
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