歌がうまくなりたいあなたへ
「高い声が出ない」「音程がふらつく」「歌っているとすぐ声が枯れてしまう」---こんなお悩みを抱えていませんか?
もしかすると、その原因は「呼吸の使い方」にあるかもしれません。歌がうまくなるためには、まず 腹式呼吸(ふくしきこきゅう) を身につけることがとても大切です。
こんにちは、川上タカユキです。私はボイストレーナーとして17年間、ボイトレや歌唱指導を行ってきました。また、シンガーソングライターとしてメジャーデビューや全国でのライブ活動も経験しています。
この記事では、
• 腹式呼吸とは何か?
• なぜ歌に必要なのか?
• 初心者でもできる練習方法
を、できるだけわかりやすい言葉で
解説していきます。「もっと歌を楽しみたい」「上手くなりたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
STEP:1 腹式呼吸って何?
▶ 胸式呼吸との違いを知ろう
腹式呼吸とは、「お腹の力」を使って息を出す呼吸法のことです。私たちがふだん無意識にしている呼吸(胸式呼吸)は、胸や肩が上下する浅い呼吸。一方、腹式呼吸では胸や肩をあまり動かさず、お腹を使って息を吸ったり吐いたりします。
息を深く吸えるので、歌うときに必要な「安定した呼吸」をコントロールしやすくなります。
STEP:2 なぜ腹式呼吸が歌に大事なの?
腹式呼吸を身につけることで、喉の負担が減り、のびのある声で安定して歌えるようになります。
たとえばこんなメリットがあります:
• 息が長く続く
→ ロングトーンがきれいに出せる
• 声が安定する
→ 音程がブレにくくなる
• 喉が疲れにくい
→ 長時間の練習でも枯れにくい
• 声にハリが出る
→ 声量・表現力がアップ!
プロの歌手たちがみんな「呼吸」を
大切にするのも、このためなんです。
STEP:3 腹式呼吸のメリット(まとめ)
• 声が太くしっかり出せるようになる
• 喉へのダメージが減る
• 息切れせず歌えるようになる
• 感情やニュアンスが
表現しやすくなる
特に「声が細い」「最後まで歌いきれない」と感じている方には、大きな変化が期待できます。
STEP:4 今日からできる! 簡単な腹式呼吸トレーニング2選 ▶ 練習① お腹を動かす感覚をつかむ トレーニング
▶ 練習① お腹を動かす感覚をつかむ
トレーニング
1. 椅子に座って、
背筋を軽く伸ばします
2. 両手の人差し指と中指を、
おへその少し下に当てて押します
3. お腹に力を入れて、指を
「押し返す」ように前に出します
この練習ではお腹(腹筋まわり)を
使う感覚を養うことができます。
呼吸はつけず、まずはお腹を動かすことに集中してみましょう。
STEP:5 練習② 息をコントロールする「スー&ハー」練習
1. 背筋を伸ばして椅子に座ります
2. お腹を膨らませるように息を
吸います
3. そのまま「スーーーー」と、
できるだけ細く長く息を
吐きます
4. 次に、お腹に力を入れて
「ハー」と声を出します
(声は小さくてOK)
この練習はロングトーンの安定や
発声の強化に効果的です。
毎日5分だけでも続ければ、
少しずつ呼吸が安定してきますよ。
STEP:6 よくある質問(Q&A)
Q. 初心者でも腹式呼吸はできるように
なりますか?
A. はい、もちろんできます!毎日3〜5分でも練習を続ければ、1〜2週間で「息が楽になった」「声が出しやすくなった」と感じる人が多いです。
Q. 本当にお腹で呼吸できているか
自信がありません…
A. お腹に手を当てて「吸ったときにお腹がふくらむか?」を確認しましょう。また、録音したり、鏡を見たりすると客観的にチェックできます。不安な場合は、プロの指導やアプリの活用もおすすめです。
STEP:7 まとめ: 歌の上達は「呼吸」から始まる
腹式呼吸は、まさに歌唱力アップの土台です。
難しそうに感じるかもしれませんが、毎日のちょっとした練習で体にしっかりと身についていきます。
まずは、お腹を意識するところから始めてみましょう。焦らず、楽しみながら続けることが
一番の近道です!
あなたの歌がもっと自由に、もっと楽しくなるように。呼吸の力を、ぜひ味方にしてくださいね。
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