今回はカノン進行の概要と使い方のコツをお伝えします。
作曲初心者でもカノン進行を覚えればそれなりの曲が作れます!
ぜひ最後までお読みください。
目次
STEP:1 カノン進行とは?
カノン進行とは、パッヘルベルの「カノン」というクラシックに基づくコード進行です。
「カノン」というタイトルでピンと来なくても、必ず聴いたことがあるはず!
コード進行がなめらかで聴きやすく耳に馴染みやすいのが特徴です。
カノン進行のコードのディグリーネームは以下のとおりです。
Ⅰ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm - Ⅳ - Ⅰ - Ⅳ - Ⅴ
キーがCだとC-G-Am-Em-F-C-F-Gという進行になります。
ポップスやロックに多様されており、カノン進行を使った曲はヒットにつながるとまで言われることも多いです。
逆に言うとカノン進行を覚えてしまえば、作曲初心者でも一定のレベルの曲は作れるということになります。
STEP:2 カノン進行が使われている曲
スピッツの大ヒット曲「チェリー」にもカノン進行が使われています。
♪君を忘れない~から始まるAメロの部分がそのままカノン進行が使われています。
oasisの大人気ナンバー"Don't Look Back in Anger"もカノン進行が見られます。
どちらもよく知られた曲で耳なじみのいいメロディーが特徴的です。
少し昔の曲ですが西城秀樹の「走れ正直者」のAメロにもカノン進行が使われています。
この曲は日本で初めてヒットしたスカの曲だと言われています。
ポップスやロック、スカなどいろいろなジャンルに多用できるのもカノン進行の魅力だと言えますね。
STEP:3 カノン進行はなぜ盛り上がるのか?
カノン進行の曲はヒット曲が多く盛り上がる曲が多いです。
その理由はベースラインの動きにあります。
ベース音はド → ソ → ラ → ミ → ファ → ド → ファ → ソと動きます。
ここで重要なのは4度進行と順次進行が混ざっている点です。
安心感となめらかさのあるバランスの取れたコード進行だと言えるでしょう。
STEP:4 カノン進行でメロディーを作るコツ
せっかくカノン進行を使ってもメロディーが自然でなければ意味がありません。
カノン進行は進行のなめらかさが強みでもあります。
コードに合った自然なメロディーを作るにはコードトーン(コードの構成音)を使うことです。
たとえばCコードであればコードの構成音は「ドミソ」となります。
「ドミソ」の音を中心にして使い「レ」や「ファ」などの非和声音(構成音でない音)は短く使うなどのほうが初心者は作曲しやすいと思います。
STEP:5 カノン進行の使いどころはどこ?
カノン進行はAメロやサビに見られる傾向が多いです。
90年代のメジャーキーの曲だとBメロはマイナー的な進行が多いので、自然とAメロとサビが使いやすいのでしょう。
イントロやアウトロにもカノン進行は自然に使えますし、とても融通のきくコード進行であると言えます。
以下は以前私が作ったカノン進行の曲です。
ゆったりしたテンポのほうがカノン進行の耳障りのよいコード進行に合うと感じます。
STEP:6 カノン進行をアレンジして使ってみよう!
カノン進行のディグリーネームはⅠ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm - Ⅳ - Ⅰ - Ⅳ - Ⅴでしたね。
つまりCメジャーキーのとき、C-G-Am-Em-F-C-F-Gという進行になります。
上記のコードの一部を変えることでアレンジすることができます。
たとえばFのコードは代理和音としてⅡであるDmのコードに置き換えることができます。
FとDmは機能的にはサブドミナントで同じ、共通音も「ファ」と「ラ」がそれぞれ入っており、代理の和音として使えるという訳です。
ZARDの大ヒット曲「心を開いて」のサビのコードを見てみましょう。
G-D-Em-Bm-C-G-A7-Dとなっています。
ディグリーネームにするとⅠ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm - Ⅳ - Ⅰ - Ⅱ- Ⅴですね。
Ⅳの代わりにⅡが使われているという訳です。
またリズムの付け方によってもアレンジが可能となります。。
バラードでは1小節に1コードでゆったりしたリズムで響かせ、アップテンポでは2拍ごとにコードを変えるとポップな雰囲気になります。
同じ進行でもリズムなどを意識することで印象が変わります。。
慣れてきたら転調やリズムアレンジにも挑戦してみましょう。
もちろんこのほかにも、コードに9thを入れたりテンションコードにするなどもありです。
多種多様なパターンのアレンジができるのでいろいろ試してみましょう!
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