ピアノを始めたばかりであれば、ト音記号の曲を弾くことが多く、低い音のヘ音記号の楽譜はなじみがないですよね。
学校でもリコーダーの楽譜などではト音記号が多く、ヘ音記号を見る機会があまりない人の方が多いでしょう。
初心者からすると一見、難しく見えるヘ音記号。
ただ五線で高さを決める楽譜という根本的な部分は、ト音記号と同じです。
基準とする音を覚えて、慣れてしまえばヘ音記号でもスラスラと音符が読めるようになります。
目次
STEP:1 ヘ音記号とは?
ヘ音記号とは「ファ」の音を基準とした音部記号(楽譜と音の高さの位置関係を決める記号)のことを言います
アルファベットのCが左右反転したような形が特徴で、ファの音の高さの線が二つの点に挟まれているのが特徴です。
なぜ楽譜をヘ音記号で書く必要があるのでしょうか?
それはト音記号では、左手部分の低い音だと楽譜上の加線が多くなりすぎてしまい、楽譜が読みにくくなってしまうためです。
そのため、ピアノが上達したいという人にはヘ音記号が読めるようになる必要があります。
慣れるまでは読みにくいですが、基準とする音を覚えたりコードのまとまりで考えるとスラスラ読めるようになります。
どれも基礎的なことなので、難しいことはありません!
STEP:2 「ド」や「ファ」など基準にする音を決めて覚えよう
「ヘ音記号の音符をスラスラ読めるようになりたい…」と思っても、まず何から覚えたらいいかわかりませんよね。
そこでまずは基準となる音を覚えましょう。
「ド」の音は重要なので覚えましょう。
また五線からはみ出してすぐの高い方の「ド」は、ト音記号の五線の下のいわゆる「中央ド」と同じですので覚えてしまいましょう。
また前の章でお伝えしたように、2つの点に挟まれた線の高さが「ファ」になります。
これは覚えやすいですね。
そのすぐ上が「ソ」です。
「ソ」は真ん中の音なので基準として、こちらも覚えておくと譜読みが速くなります。
「ド」「ファ」「ソ」、これらの音を基準として弾きながら(余裕があれば歌いながら)覚えていくと、すぐにヘ音記号に慣れられると思います。
STEP:3 音符の高さを数えるのはやめましょう!
ヘ音記号になれないうちは楽譜の五線を数えがちです。
しかしそれだと音符を読むのに時間がかかってしまいます。
瞬時に音を理解できることが大切です。
最初は難しいですが、何度もやっているうちに慣れてきます。
以前投稿した「楽譜がスラスラ読めるようになるには?」の記事もご覧ください。
https://howto.mikke-music.jp/howtos/NWWDYBU
STEP:4 コード(三和音や四和音)としてとらえる練習
基準とする音を覚えたら、今度はお団子状に重ねた音符をしたから全て読むことに慣れましょう。
お団子状に重ねられた3つの音符は、コードの基本の形となるので、1つ飛ばしで音符を読むことに慣れておくと損はありません。
特に「ドミソ」「ファラド」「ソシレ」の三和音はコードのなかでも基礎的な役割を果たすので、すぐに読めるトレーニングをしましょう。
四和音も頻出なので、四つ目のお団子を重ねた楽譜をスラスラ読めるようにしておくと便利です。
四和音の場合、セブンスのコードが多いため、時折音の距離の関係で、四つ目の音に♭がつく場合もあります。
STEP:5 分散してる音もコードとしてとらえる
前の章では三和音がコードの基本形だとお伝えしました。
しかし曲のなかでは、いろんな形でコードが出てきます。
例えばドミソの和音を分散させた「ドソミソ」という伴奏パターン。
この形は頻出ですので、慣れておくと安心です。
このような形で一音ずつ和音をバラして弾く伴奏型をアルベルティバスと言います。
古典派の曲では本当によく見かける形なので、一度譜読みに慣れてしまうとかなりいろいろな曲に対応できるます。
そのため譜読みだけでなく伴奏を弾く練習もしていたほうが良いでしょう。
アルベルティバス以外の伴奏の形も、もちろん曲のなかで出てきますが、考え方は基本的に同じで和音をバラしているだけです。
伴奏型にはいろいろな形があるので、三和音や四和音で構成された和音以外の音が出てくる場合もあります。
三和音や四和音で構成された和音以外の音が出てきた場合は、おまけの音となりますので、そうした音は除いて考えるようにしてください。
STEP:6 慣れてきたら加線の音も覚えよう
五線の中の高さの音を覚えられたら、加線の高さの音も覚えましょう。
初心者レベルであっても線3つまではよく出てくるので、スラスラ読めるようになった方がいいです。
余裕があれば線5つまで覚えてみましょう。
STEP:7 応用編:音読アプリや音符カードの活用
楽譜がスラスラ読めるようになるには、「慣れ」が大切だと思います。
普段から音符や楽譜に触れて慣れることが、楽譜をスラスラ読めるようになる近道です。
最近では「音読アプリ」もありますし、楽器屋にいけば表に音符、裏に音名が書いてある「音符カード」も売ってます。
音符カードはもちろん手作りでも構いません。
毎日、5分でいいので音符を読むトレーニングをしましょう。
STEP:8 まとめ
今回はヘ音記号をまとまりで読む方法をお伝えしました。
大事なことは基準とする音を覚えること、瞬時に音が判断できるようになること、三和音、四和音でとらえることです。
最初は慣れないので苦労すると思いますが、コツコツやっていれば必ず譜読みがはやくなります。
ヘ音記号をスラスラ読めるようになると、いろんな曲に挑戦できるのでおすすめです!
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