ト音記号とヘ音記号はなぜG・Fの形?|英語名と基準音を図解で解説
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ト音記号とヘ音記号はなぜG・Fの形?|英語名と基準音を図解で解説

「ト音記号って、なんであの形なんだろう?」

「ヘ音記号の点々には、意味があるのかな?」

楽譜を見ていて、こんなふうに思ったことはありませんか。

普段なにげなく目にしている2つの記号ですが、あの形にはちゃんと理由があります。実はどちらも、アルファベットがもとになっているのです。

この記事では、ト音記号とヘ音記号がなぜG・Fの形なのかを、英語の音名と基準音をたどりながら図解で解説します。

STEP:1 イタリア語と英語名で音階を知ろう!

音階は、イタリア語で【ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ】、英語名で【C・D・E・F・G・A・B】と読みます。

普段、私たちが口ずさんでいる「ドレミ」は、実はイタリア語の音階なのです。

日本では、昔から【ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ】と音階を読んでおり、曲の雰囲気を表す長調・短調の呼び名は日本語の音階で表しています。

このイタリア語・英語・日本語の対応を覚えておくと、このあとの「なぜGとFの形なのか」がぐっとわかりやすくなります。特に英語名のG=ソ、F=ファは、記号の正体に直結する大事なポイントです。

イタリア語と英語名で音階を知ろう!

STEP:2 ト音記号とヘ音記号の形がGとFなのは?

ト音記号とヘ音記号は、もともとアルファベットの「G」と「F」を譜面に書いたものでした。

昔の楽譜では、「この線がGですよ」「ここがFですよ」と、線の上に直接アルファベットを書いて基準を示していたのです。

それが長い年月をかけて少しずつ崩れ、今のなめらかな形へと変化していきました。

ト音記号のうずまきをよく見ると、「ソ(G)」から始まり、中心が「ソ(G)」の線をくるりと囲んでいます。ヘ音記号も同じで、右側の2つの点が「ファ(F)」の線をはさんでいるのです。

形は変わっても、「どの音を基準にするか」を示す役割は今も変わっていません。

STEP:3 ト音記号とヘ音記号の意味

ト音記号とヘ音記号は、いわば譜面の「地図」のような存在です。

地図に現在地の印がないと道に迷ってしまうように、楽譜も基準になる音が決まっていないと、どの高さで弾けばいいのか読み取れません。

記号がその「現在地」の役割をはたし、基準が決まることで、はじめて五線に並んだ音符が意味を持ちはじめます。
ト音記号とヘ音記号は、いわば譜面の「地図」のような存在です。

地図に現在地の印がないと道に迷ってしまうように、楽譜も基準になる音が決まっていないと、どの高さで弾けばいいのか読み取れません。

記号がその「現在地」の役割をはたし、基準が決まることで、はじめて五線に並んだ音符が意味を持ちはじめます。

STEP:4 ト音記号が示しているものとは

【ト音記号】は日本語での呼び名であり、英語名はG Clef(ジー・クレフ)といいます。

楽譜のこの線がG(ソ)であると高さを示している記号であり、ト音記号が示す「ソ」は、ピアノの真ん中の「ド」のすぐ上にあるソで、専門的にはG4と呼ばれます。
ト音記号は、高い音を読みやすくするために使用され、主に右手の楽譜に使用されます。

ト音記号が示しているものとは

STEP:5 ヘ音記号が示しているものとは

【ヘ音記号】も日本語であり、英語名はF Clef(エフ・クラフ)といいます。

ヘ音記号も同じで、記号の2つの点の間にF(ファ)が位置づけられており、ヘ音記号が示す「ファ」は、真ん中のドより下にあるファで、F3にあたります。
ヘ音記号は、低い音を読みやすくするために使用され主に左手の楽譜に使用されます。

ヘ音記号が示しているものとは

STEP:6 まとめ

ピアノでいえば、右手の高い音はト音記号、左手の低い音はヘ音記号で書くことが多く、2つを組み合わせることで広い音域を無理なく表せます。

基準の音さえ覚えてしまえば、あとはそこから上下にたどるだけで、どの音符もすらすら読めるようになりますよ。

最後にもうひとつ。記事の冒頭で紹介した日本語の【ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ】を思い出してください。これはC・D・E・F・G・A・Bに対応していて、「ト」はG、「ヘ」はFにあたります。

つまり、Gを基準にする記号だから「ト音記号」、Fを基準にする記号だから「ヘ音記号」と呼ばれているのです。英語名・日本語名・記号の形が、ぜんぶ同じ基準音でつながっているのは面白いですよね。

今回は、ト音記号とヘ音記号はなぜG・Fの形なのか、英語名と基準音をたどって解説しました。

音楽の基礎となる記号について知り、今後の音楽を今まで以上に楽しんでください。

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