目次
STEP:1 1. 楽譜のカタカナ読みを卒業するために
「新しい曲、早く弾きたいからついドレミを全部書いてしまう…」
「音符を読むのが苦手だから、カタカナに頼ってしまう…」
そんな大人の方はとても多いのではないでしょうか?
カタカナを振ると、その場ではすぐ弾けます。でも、次の曲でもまた同じ作業の繰り返しに。
いつまで経っても楽譜を見て弾けない…
新しい曲は音符を数えてカタカナを振る作業から始まる…
そんなサイクルから脱出したいと思いませんか?
この記事では、カタカナ読みを「卒業」して、楽譜をパッと見て音が読めるようになるために、3つの優しいステップをお伝えします。
STEP:2 2. 「カタカナ全部書き」が上達を妨げる理由
上達を妨げる理由①:音符ではなく文字を読んでしまう
脳はどうしても楽な方を選んでしまいます。
音符の上にカタカナが書いてあると、
音符の高さや音価(四分音符や八分音符などの長さ)を無視して、
文字だけを追うクセがついてしまいます。
その結果なにが起きるかというと、
スタートする高さを間違えたり、オクターブを間違えたりという現象が起きます。
上達を妨げる理由②:リズムが崩れやすくなる
文字を読むスピードと、音楽の拍子感は別物。
カナを追うと、リズムがおろそかになりがちです。
今回は有名なペッツォルトのト長調のメヌエットを例にしてみました。
STEP:3 3. ステップ1:読める音・読めない音を仕分けしよう
そうは言っても 「今日から全部書かない!」は無理…
まずは「読める音」と「パッとみて読めない音」を仕分けます。
実践方法: 「真ん中のド」や「高いド」など、自分がパッとわかる音には絶対にカナを振らないと決めましょう。
1曲ごとに「今回はこの音を覚える!」と決めてその音は書かないようにするのもオススメです。
STEP:4 4. ステップ2:魔法の「色音符」活用法
カタカナ(文字)を卒業するための「中間ステップ」として、
音符に色をつけます。
具体例: ド=赤、レ=黄、ミ=緑、ファ=オレンジ、ソ=青、ラ=紫、シ=ピンク。
色は実際にわたしがレッスンで使っている例ですが、ご自身で自由に決めていただいても構いません。
メリット→
文字を読むより直感的で、かつ「音符そのもの」を見る習慣が残ります。
色塗りというと、子どもがやることなのでは、と思ってしまったりしますがこの方法は大人にもかなり効果的!
はじめは色と音を結びつけるのに少し戸惑うかもしれませんが、
慣れてくると音の高さや音価も見ながら、楽譜が読めるようになってきます。
STEP:5 5. ステップ3:目印になる「基準の音」を作る
五線譜の中に自分だけの「目印」を作ります。
今回は、「ソ」「ファ」だけ塗ってみました。
今回はこの音だけ色塗りすると決めるなど、全部は塗らないようにします。
よく出てくる音や、大きく飛ぶところは覚えにくいのでその音を塗るのがオススメ。
練習法:迷ったら「数える」勇気を持つ。
わからない音が出てきたとき、すぐにカナを書くのではなく、一番近い「目印」から「ソ・ラ・シ…」と指で数えてみてください。
最初は時間がかかっても、次第に数える回数が減り、パッと見ただけでだんだんと音が読めるようになっていきます。
STEP:6 6. まとめ:今の自分に必要な“助け”を上手に選ぼう
カタカナを書くこと自体が「悪」だとは言いません。早く曲を完成させたい時は頼ってもいいと思います。
でもここは書かなくても分かる!という音を少しずつ自分のものにしていくことで、長い目で見た時に演奏することを長く楽しめるようになると思います。
大切なのは、少しずつ「補助輪」を外していくこと。自分のペースで譜読みの力を育てていきましょう。
■ 今日からできること
・読める音にはカタカナを書かない
・色音符を活用しよう
・1曲につき、覚える音を1つ決める
・迷ったら基準の音から数える
コメント0件