「自宅録音で声が響きすぎる|部屋鳴りを抑えるマイク位置と簡易吸音」
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「自宅録音で声が響きすぎる|部屋鳴りを抑えるマイク位置と簡易吸音」

「マイクを買ったけど音がこもる」「編集でノイズを消しても、プロのような音に仕上がらない」「 声が遠く聞こえる・響きすぎる」など自宅でレコーディングをする方なら、一度はこのような悩みを感じたことがあるのではないでしょうか。実は、キレイな音にならない原因はマイクではなく、部屋の響き「部屋鳴り」にあることが少なくありません。環境が整っていない場合、いくら高性能のマイクを利用してもうまく録音ができないことがあります。
本記事では、レコーディングをする際の正しいマイクの位置や最適な環境について解説します。初心者の方でも自宅でキレイな音を録音したい方やうまくレコーディングができない方はぜひこの記事を最後までご覧ください。

STEP:1 録音した声が響きすぎる原因とは?

録音した声や音が必要以上に響いて聞こえるのは、多くの場合「部屋鳴り」が原因です。壁や床に反射し、その反射音までマイクが拾ってしまうため、こもった音やリバーブがかかったような音になってしまいます。

・部屋鳴りとは
部屋鳴りとは、反響音をマイクが拾ってしまう現象を言います。声や楽器の音が床や壁、天井に反射し、その反射音がマイクに入ることで、クリアな音で録音できない特徴があります。自宅で録音をし、こもった音や響きすぎている音になっていたら部屋鳴りを疑うといいでしょう。

・周囲の騒音や反響をチェックする
録音を始める前に、部屋の中にある騒音の元となるものを確認しましょう。エアコンや換気扇、PCの動作音などは録音すると目立つことがよくあります。また、外を歩いている人の声や車の音も注意が必要です。

録音した声が響きすぎる原因とは?

STEP:2 まず確認したい部屋と録音環境

まず、録音を行う部屋と録音環境について確認しましょう。部屋の広さや床・壁・天井の素材、家具やカーテンの有無などを把握し、音の反響や吸音の範囲を決めましょう。また、マイクの距離、高さ、向きについても正しい位置を知ることもキレイな音を録音をするために大切なことです。

・部屋の広さと形を確認する
録音するためには部屋の広さや形が重要です。
何も家具がない部屋では反響する面積が広いため部屋鳴りしやすい部屋とされています。
また、正方形に近い部屋は壁、床天井の大きさが均一のため、反射した音が繰り返し反響しやすい構造になっています。
そのため、事前に部屋の形や広さを確認し家具を置くことを考えるといいでしょう。

・壁や床など、部屋の素材を確認する
録音環境を整える場合は、壁や床の素材も確認しましょう。
素材によって音の吸収力や反射の強さが変化するためです。

例えばコンクリートやガラス、フローリングは音を反射しやすい素材とされています。カーテンやカーペット、布製の家具などは音を吸収しやすく、反射音を抑えるのに役立つでしょう。カーテンを閉めたり、ラグやカーペットを敷いたりすることで、音の反射を抑えられる場合があります。

まず確認したい部屋と録音環境

STEP:3 マイクの位置・距離・向きを調整する方法

録音の音質を整えるためには、マイクの位置・距離・向きを適切に調整することが大切です。同じマイクを使っていても、設置場所や音源との距離を変えるだけで、音の聞こえ方や部屋の反響の入り方が変わります。最初から位置を固定するのではなく、距離・位置・向きを少しずつ変えてテスト録音してみましょう。録音した音を聞き比べながら調整することで、自宅の部屋に合ったマイクの設置位置を見つけやすくなります。

・マイクを音源から適切な距離に置く
録音するときは、マイクと音源の距離を適切に保つことが大切です。距離が近すぎても遠すぎても、音量や部屋の反響に影響し、録音した音が不自然になることがあります。

たとえば、マイクを口元に近づけすぎると、声が大きく録れすぎたり、息や「パ」「バ」などの破裂音が目立つので注意が必要です。一方で、マイクを離しすぎると、部屋の反響や周囲の雑音を拾いやすくなります。まずは、音源とマイクの距離を一定に保ってテスト録音し、音量や響き方を確認してみましょう。

声を録音する場合は、口元から10cm〜30cm程度を目安にして、必要に応じて距離を調整することがおすすめです。適切な距離は、録音する音源やマイクの種類、部屋の環境によって変わります。実際の音を聞きながら少しずつ距離を調整し、自然でクリアに録音できる位置を探しましょう。

・マイクの位置と高さを決める
マイクの位置が変わると、音源との距離だけでなく、壁や床などから受ける反射音の量も変わるため録音するときは、マイクを置く位置と高さも意識しましょう。

たとえば、マイクを壁や部屋の隅に近づけすぎると、反射音を拾いやすくなります。また、マイクの高さによっても音の聞こえ方が変わるため、録音する音源に合わせて調整することが大切です。

声を録音する場合は、口元とマイクの高さを大きくずらさず、安定した位置に固定すると録音しやすくなります。楽器の場合は、音が出る場所や音の広がり方を確認しながら、高さや位置を少しずつ変えてみましょう。

マイクの位置・距離・向きを調整する方法

STEP:4 自宅にあるものを使った簡易吸音の方法

録音時の部屋の反響を抑えるなら、専用の吸音材を用意する前に、自宅にあるものを活用してみましょう。カーテンやカーペット、布団、毛布、衣類などを使うことで、壁や床などからの音の反射を抑えやすくなります。

・家具の配置を工夫して音の反響を抑える
録音時の反響を抑えるためには、家具の配置を工夫することも効果的です。家具があることで音の反射が分散され、何も置いていない部屋に比べて響きを抑えやすくなるためです。

たとえば、本棚や収納棚、ソファなどの大きな家具は、壁からの反射音を抑えるのに役立ちます。特に、本や衣類などが入った家具は表面が均一ではないため、音の反射を分散させやすくなるでしょう。

家具の配置を見直すだけでも、専用の吸音材を使わずに録音環境を改善できる場合があります。まずは現在の家具を活用して、録音場所の響きを確認してみましょう。

・カーテンやカーペットで音の反響を抑える
自宅で手軽に部屋の反響を抑えるなら、カーテンやカーペットを活用する方法があります。布製品を取り入れることで、壁や床などの硬い面から反射する音を抑えやすくなるためです。

録音するときはカーテンを閉めることで、窓からの反射音を抑えられます。また、床がフローリングの場合は、ラグやカーペットを敷くことで床からの反射を抑えやすくなります。専用の吸音材を用意する前に、自宅にあるカーテンやカーペットを活用することで、手軽に録音環境を見直してみてください。

自宅にあるものを使った簡易吸音の方法

STEP:5 逆効果になりやすい録音環境とNG例

録音環境を改善するために対策をしても、方法を間違えると、かえって音質が悪くなることがあります。特に、吸音しすぎたり、マイクの位置を適切に調整しなかったりすると、録音した音が不自然に聞こえる場合があります。

・部屋全体を吸音材で囲みすぎる
録音環境を整えるときは、部屋全体を吸音材で囲みすぎないようにしましょう。吸音しすぎると部屋の響きがなくなり、録音した音が不自然に聞こえる場合があります。

最初から部屋全体を吸音するのではなく、音が反射しやすい場所を確認して、必要な部分だけ対策することが大切です。カーテンやカーペット、毛布などを使い、テスト録音をしながら少しずつ調整してみましょう。

吸音は「多ければよい」というものではありません。録音した音を確認しながら、余計な反響だけを抑えることを意識しましょう。

・部屋の隅で録音する
録音するときは、できるだけ部屋の隅を避けるようにしましょう。部屋の隅では壁からの反射音が重なりやすく、反射音がより多くマイクに拾われてしまうことがあります。

特に、壁と壁が交わる角の部分では音が反射しやすく、声や楽器の音がこもったように聞こえやすくなります。また、部屋の広さや形によっては、特定の低音が強く聞こえることもあるでしょう。

部屋の隅を避けて録音するだけでも、不要な反射音の影響を減らせるかもしれません。まずはマイクの位置を少しずつ変えて、自分の部屋で響きの少ない場所を探してみましょう。

逆効果になりやすい録音環境とNG例

STEP:6 録音前に確認したいチェックリスト

録音を始める前に、部屋の状態やマイクの設定を確認しておきましょう。事前にチェックしておけば、録音後に「ノイズが入っていた」「部屋の反響が気になる」と気がつく失敗を防ぎやすくなります。

録音前のチェックは、毎回同じ項目を確認する習慣をつけるとスムーズです。部屋の騒音・反響・マイクの位置・録音レベルを確認してから録音を始めましょう。

・部屋の騒音や不要な音がないか確認する
普段は気にならない小さな音でも、マイクを通すと目立って録音されることがあるため、録音前には、部屋の中に騒音や不要な音がないか確認するといいでしょう。

たとえば、エアコンや換気扇、パソコンのファンの音、冷蔵庫の動作音などは、録音中に入り込むことがあります。また、窓の外を走る車の音や人の話し声なども、録音環境によっては拾ってしまいます。

録音を始める前に一度部屋を静かにし、数秒間テスト録音してみましょう。このように、録音前に不要な音を確認しておくことで、後からノイズを処理する手間を減らし、よりクリアな録音につなげることができます。


・テスト録音をして音質を確認する
実際に録音して音源を聴くことが大切です。本番の録音を始める前に、短いテスト録音をして音質を確認しましょう。例えば短いフレーズを録音し、どのように撮れているか実際に聴くことが大切です。

テスト音源を聴き、「サー」というノイズや低い機械音、外からの音などが入っていないか確認します。気になる音があれば、原因となっている機器を止めたり、窓やドアを閉めたりして環境を調整しましょう。

マイクの位置や吸音材の量も調整してキレイな音が録音できるまでテストを繰り返すこともプロのようなレコーディングを目指す第一歩でもあります。

録音前に確認したいチェックリスト

STEP:7 まとめ|今日からできる部屋鳴り対策4つ

本記事では、自宅録音で部屋鳴りを抑える方法を解説しました。部屋鳴りを抑えるためには、以下の4つが重要です。

1.マイクを壁から離す
壁に向かって録音をすると反射音がすぐ跳ね返ってきます。なるべく壁から離れ、部屋の中央で録音すると良いでしょう。

2.カーテンやラグを変える
布は音を吸収するため、厚手のカーテンやラグを使用するだけで反射音をかなり抑えることができます。

3.吸音材を貼る位置
音や声は前に飛ぶため、マイクの後ろより自分の背中側に貼ると効果的です。
賃貸などで壁に貼ることに抵抗がある方は、スタンド式の吸音パネルやラックに毛布をかけるだけでも効果があります。

4.マイクとの距離を一定にする
歌の場合は口から15cm〜20cm程度が最適とされています。近すぎると低音が響きすぎてしまい、遠すぎると部屋鳴りの範囲が広がってしまいます。

部屋鳴り対策は、少しの工夫でも始められます。まずは自宅にあるものを活用しながら、録音と確認を繰り返して、自分の部屋に合った録音環境を整えていきましょう。

まとめ|今日からできる部屋鳴り対策4つ

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