どちらも調の関係を表す言葉ですが、「どっちがどっちだったかな…?」と迷うことはありませんか?
言葉だけでは少しややこしいこの2つ。
鍵盤と五度圏で見比べながら、違いを確かめていきましょう!
※五度圏の見方をおさらいしたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
https://howto.mikke-music.jp/howtos/KUBDQFk
STEP:1 平行調とは?
平行調とは、「調号が同じ長調と短調」の関係のことです。
たとえば、Key=C(ハ長調)とKey=Am(イ短調)は、どちらも調号がありません。楽譜上で見ると、ト音記号やヘ音記号の隣に、#や♭がついていない状態です。(画像①)
鍵盤で、そのスケールを見てみると、どちらも基本的に同じ鍵盤を使います。(画像③)
※短調には、自然短音階、和声短音階、旋律短音階がありますが、この場合は自然短音階をさしています。
では、同じ音を使うのに、なぜ違う調になるのでしょうか?
ポイントは、音楽の中心となる音、つまり主音にあります!
ハ長調では「ド」、イ短調では「ラ」が主音です。(画像④)
このように、「調号が同じでも主音が異なる長調と短調」を、平行調といいます。
STEP:2 同主調とは?
同主調とは、「主音が同じ長調と短調」の関係のことです。
Key=C(ハ長調)とKey=Cm(ハ短調)で確認してみましょう。
どちらも主音は「ド」ですが、長調と短調では音階の構成が異なるため、調号も異なります。
ハ長調は調号なし、ハ短調は♭が3つです。(画像①)
「同じドなのに、どうして♭が付くの?」と思うかもしれませんね。
長調と短調ではスケールの並び方が異なり、響きや雰囲気も変わります。(画像④)
そのため、同じ「ド」を主音にしていても、音階に含まれる音が異なり、調号も変わるのです。
STEP:3 五度圏で調の関係を見てみよう!
それでは、2つの違いを整理しておきましょう!
平行調は「調号が同じ」、同主調は「主音が同じ」です。
この関係を、五度圏で見てみましょう。
たとえば、Key=C(ハ長調)の平行調であるKey=Am(イ短調)は、調号が同じで、五度圏では同じ位置の内側と外側に配置されています。
一方、Key=Cと同主調であるKey=Cm(ハ短調)を見ると、五度圏の便利さに気づきます。
長調から反時計回りに3つ進むと同主調の短調が、短調から時計回りに3つ進むと同主調の長調が見つかるんです!
この法則を使うと、異名同音で表記が異なる調の関係も確認できます。
たとえば、Key=A♭(変イ長調)とKey=G♯m(嬰ト短調)は、主音が異名同音の関係となるのですが、「これらは同主調だ!」と一目でわかるんです。
五度圏は、このような平行調・同主調の関係に加え、隣り合う調同士のつながりも見えてきます。
音の魔法陣…!と言っても過言ではないかもしれません。
【↓五度圏ツールもぜひご活用ください。】
『五度圏〜さわって覚えられるミニツール〜』
https://claude.ai/public/artifacts/4a45ed59-eea7-4495-beed-4119533b488a
『五度圏〜さわって覚えられるミニツール〜+日本語調名記載ver.』
https://claude.ai/public/artifacts/d425d34a-358b-4371-bde5-a645d0b43c7b
STEP:4 まとめ|平行調と同主調、もう迷わない!
最後に、今回のポイントをおさらいしましょう!
* 平行調:調号が同じ(例:Key=C と Key=Am)。使う音は同じですが、主音が異なります。
* 同主調:主音が同じ(例:Key=C と Key=Cm)。どちらも「ド」が主音ですが、調号が異なります。
見分けるときは、「調号が同じなら平行調、主音が同じなら同主調」と覚えておくとわかりやすいですね!
五度圏では、平行調は同じ位置にある外側と内側のペア。同主調は、主音が同じ調を探してみましょう。
まずは、この記事で紹介したKey=C、Key=Am、Key=Cmの3つで、調同士の関係を覚えておくだけでもOKです。
慣れてきたら、他のKeyの平行調や同主調も探してみてくださいね。
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