この2つのコードの違いは何でしょうか?またどのように使うのでしょうか。
今回はsus4とadd9のコードを比較し解説していきます。
この2つのコードは使い方がさほど難しくなく、しかもコード進行にちょっと追加したりするだけで、こなれた感がでる非常にお得なコードです。
基本的な使い方は難しくありませんので、ぜひこの記事を最後までお読みください!
目次
STEP:1 sus4の基本的な使い方
sus4というコードをよく目にすることがあると思います。
sus4は頻出なので是非覚えてくださいね。
ここではわかりやすくCのsus4コードを見ていきましょう。
Csus4の構成音は「ド」と「ファ」と「ソ」です。
「ミ」でも「ミ♭」でもない第3音がないのが特徴で、第3音はコードにおいて長調か短調か重要な音ですが、それがないことで不思議な響きとなっています。
sus4のsusはsuspendedの略です。
「吊るされた」という所謂、宙ぶらりん状態を指します。
ためしに「ド」「ファ」「ソ」とCsus4のコードを弾いてみると落ち着かない感じがすると思います。
そこから落ち着せるためにCのメジャーコードに行くのが一般的に多い使い方です。
コード進行的にはCsus4→Cというふうになります。
Csus4の真ん中の「ファ」の音がCコードの第3音「ミ」に行くことで安定感が生まれる、というわけです。
90年代のポップスでは頻出のコード進行ですので、しっかり覚えておいて下さい。
STEP:2 addコードとsus4コード、構成音と響きの違い
add9やadd11と言ったコードを見ることもあるでしょう。
addとは「追加」という意味です。
基本となる3和音にadd9であれば根音(ルート)から9度(つまり2度)のと音を足すイメージです。
つまりCadd9であれば基本の3和音「ド」と「ミ」と「ソ」に9度の音「レ」を足します。
add9のコードには第3和音も含まれます。
sus4では第3音はなく第4音を弾くのでしたね。
これが一番の違いと言えるでしょう。
そうしたことでsus4コードとadd9コードでは響きの持つ雰囲気も変わってきます。
Cadd9の構成音「ド」「ミ」「ソ」「レ」と弾くとCメジャーコードの安定感のある響きよりも、少しだけ大人っぽい響きがしますね。
STEP:3 add9コードの基本的な使い方
add9は機能的にトニックとしてもドミナントとしても使うことができます。
G7→Cadd9のように使うとトニックとして通常のCメジャーコードを使うよりも浮遊感がありおしゃれな感じがします。
Cメジャーコードは安定していますが、一方でどこか落ち着きすぎる感じもありますね。
add9は大人っぽい感じがします。
またGadd9→Cといったようにドミナントとしてadd9を使うと少しやわらかい響きになりますね。
このように9度(2度)を加えることでオシャレでこなれた感じがします。
普段のメジャーコードをadd9に置き換えるだけで一気に大人っぽい響きになるので、ぜひ覚えておきましょう。
STEP:4 sus4やadd9コードの近年よく見る使い方
前述のとおり、sus4のコードはメジャーコードとセットで使われることが多いコードでした。
しかし近年のポップスなどではsus4を単独で使うことも多いです。
最近の音楽は曲中に転調がたくさんあったり、そもそもコードを解決する(簡単に言うと落ちつき着地する)という概念がなく浮遊感を楽しむ音楽も増えています。
藤井風やVaundyといったおしゃれなポップスではadd9も多用されています。
90年代のポップスではAメロで明るく→Bメロで一旦落ち着いて(マイナー調)→サビでまた明るくなり盛り上がるといった曲が多いのですが、近年ではそこまでコントラストをつけない曲も多いですね。
STEP:5 まとめ:sus4とadd9のコード進行の例
sus4はこれまでは一般的にメジャーコードとセットで使うのが一般的でしたね。
たとえばF→G→Csus4→Cのような、GとCの間にsus4コードを挟むことによって浮遊感を出し、そのあとメジャーキーに行って落ち着く、という使い方が90年代のポップスでは多様されています。
私の好きなZARDの「心を開いて」にもこのような使われ方をしています。
またadd9のコードはトニックとして使うことができるため以下のようなコード進行が可能です。
F7→G7→Cadd9、といったようにCメジャーコードの代わりに9度を追加してCadd9を鳴らします。
ドミナントからトニックに落ち着くのですが、9度の音を足すことでメジャーコードよりも大人っぽい響きを演出することが可能となります。
さらに近年ではコードの使い方は多様化していますから、sus4やadd9など浮遊感のあるコードを多数使い、独特の雰囲気を出す曲も多数あります。
Csus4→Gadd9→Csus4→Gadd9と2つのコードを繰り返すだけでも十分に雰囲気が出ますので、ピアノやギターでかき鳴らしてみてください。
また和音の機能的な動き、ベースラインの響きを大事にするのであれば以下のようなコード進行も考えられますね。
Csus4 → Gadd9 →D on F#→Em7
ちょっとしたテクニックですが、GとEmのコードのあいだにF#のベースラインを入れることで動きが滑らかになります。
簡単にこの記事をまとめると以下のとおり
①sus4はメジャーコードとセットでつかうことが多い(90年代ポップスに頻出)
②add9はトニックとして使うことが多い
③ただし近年では①②の使い方に限らず単独でドミナントとしてもトニックとしても機能することがあり、浮遊感があり多用すると大人っぽい響きとなる
最後に以下のYouTubeで動画にまとめてみましたのでぜひご覧ください!
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