実は、正しい手順を知っていれば、誰でも簡単にできるのですが、
何も知らないと「駒がずれた」「弦が絡まった」と失敗してしまう場合も。
この記事では、初心者でも失敗せずに弦を交換する方法について、詳しく解説していきます!
目次
- STEP:1 【はじめに】弦交換で失敗しないための3つのポイント
- STEP:2 ①弦は、1本ずつ順番に交換しよう
- STEP:3 ② 弦の種類はボールエンド?ループエンド?
- STEP:4 ③ 調節する場所(アジャスターの有無)を確認しよう
- STEP:5 【STEPで解説】弦の交換方法
- STEP:6 ①ペグを緩めて、古い弦を外す
- STEP:7 ②ペグを外して、ペグドープを塗る
- STEP:8 ③駒とナット(上駒)の溝に鉛筆を塗る
- STEP:9 ④ペグを差し込む
- STEP:10 ⑤新しい弦を用意する
- STEP:11 ⑥ペグの穴に弦を通す
- STEP:12 ⑦弦を巻いていく
- STEP:13 ⑧チューニングをする
- STEP:14 【その他注意点】
- STEP:15 【まとめ】
STEP:1 【はじめに】弦交換で失敗しないための3つのポイント
弦交換をする前に、知っておいてほしい大事なポイントが3つあります。
まずはこの3つをしっかり押さえて、弦を交換していきましょう。
STEP:2 ①弦は、1本ずつ順番に交換しよう
弦を一気に外すのはやめましょう。
楽器屋さんがミリ単位で調整してくれる、駒(コマ)や魂柱(こんちゅう)が倒れてしまうので、
必ず1本ずつ交換してくださいね。
交換の順番は
A → D → G → E(または G → E → A → D)がおすすめ。
順番通りにやらないと、ペグボックス内で弦が干渉して絡んで、
最初からやり直しになることもあるので、注意しましょう!
STEP:3 ② 弦の種類はボールエンド?ループエンド?
弦には、大きく2種類あります。
・ループエンド:端が輪っか状になっている
(※E線に多い)
・ボールエンド:端に小さな金属の玉がついている
お手持ちの楽器のテールピース(弦を固定する部品)によって、使える弦が違うので、注意しましょう。
STEP:4 ③ 調節する場所(アジャスターの有無)を確認しよう
チューニングの方法は、楽器によって異なります。
・アジャスター(微調整ネジ)だけで調弦するタイプ
・ペグも使って調弦するタイプ
アジャスターがある場合は、ペグでおおよその調弦をしてから、アジャスターで微調整します。
E線(一番高い弦)はチューニングが難しいので、アジャスターがついているのが一般的です。
STEP:5 【STEPで解説】弦の交換方法
それではいよいよ弦を交換していきましょう!
STEP:6 ①ペグを緩めて、古い弦を外す
ペグをゆっくり逆方向に回して弦を緩めます。
急に回すと駒がずれてしまうため、ゆっくり緩めましょう。
STEP:7 ②ペグを外して、ペグドープを塗る
弦を外したら、ペグ(糸巻き)を引き抜き、ペグドープ(ペグコンパウンド)を塗ります。
ペグが穴に触れる部分に薄く塗り広げる感じで OK です。
※ペグドープを塗ることで、ペグが滑りやすく、しっかり固定されやすくなります。
チューニングに時間をかけられないような方(オーケストラや弦楽合奏団の方)は、できるだけ塗っておくことをおすすめします。楽器屋さんで約3,000円以内で買うことができます。
STEP:8 ③駒とナット(上駒)の溝に鉛筆を塗る
ペグを戻す前に、駒とナット(ヘッド側の黒い溝の部分)の弦が触れる溝を、鉛筆でなぞりましょう。
※鉛筆を塗ることで、弦のすべりが良くなり、チューニングがしやすくなります。どの鉛筆でもOK。
STEP:9 ④ペグを差し込む
ペグをもとあった穴に差し込んでいきましょう。
弦をきれいに巻けるように、ペグを約2cm外に出してセットするのがポイントです。
STEP:10 ⑤新しい弦を用意する
新しい弦が、これから交換しようとしている弦の種類と合っているか確認しましょう。
また、E線の場合保護チューブがついていることがありますが、駒の溝にテープが貼ってある場合取り外してOK。
STEP:11 ⑥ペグの穴に弦を通す
ペグの中心に開いている小さな穴を上に向け、弦を通します。
弦をまっすぐ差し込み、穴の反対から弦の端が少し出た状態にしましょう。
STEP:12 ⑦弦を巻いていく
ペグを内側に押し込みながら、手前方向に回して少しずつ巻いていきます。
A線、E線は右方向に、D線、G線は左方向に巻き、調弦が合ってきたら交換終了です。
STEP:13 ⑧チューニングをする
弦を張ったら、チューニングをしていきます。
最初はペグでおおよその音まで合わせて、最後の微調整はアジャスターで行いましょう。
STEP:14 【その他注意点】
皆さん、ご自身の楽器は無事張り替え終了しましたか?
最後に、弦を張り替えたあとによく起こる注意点について知っておきましょう。
①新しい弦は音が狂いやすい
新しい弦は、まだ十分に伸びていないので音が低くなりやすいです。
数日間は合奏中でもこまめにチューニングし、弦を馴染ませていきましょう。
②駒(コマ)が傾いていないかチェック
全ての弦を張り替えた後、駒が傾いてしまうことがあります。
駒と楽器が垂直になっていなかったら、注意が必要です。
大きく傾いている場合は、楽器屋さんに相談してみるのがおすすめです。
STEP:15 【まとめ】
バイオリンの弦交換は、最初はちょっと緊張するかもしれません。
ですが、1回やればだんだんコツが掴めてきます。
新しい弦に交換して、バイオリンの新たな音色を楽しんでみてくださいね。
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