目次
STEP:1 初心者の大敵!チューニング
初心者の方がバイオリン習得を始めて1番最初につまずく、チューニング。
この記事を読んでくださっているということは、「バイオリンのチューニングが上手くいかない」「苦手だな...」と少しでも感じられているのではないでしょうか。
でも心配いりません。
チューニングが難しく感じるのは当たり前なのです。
世界中に多くの楽器がある中で、バイオリンは初心者にとってかなりチューニングが難しい楽器と言われています。
また、繊細な楽器でもあるのでチューニング中に「楽器が壊れてしまいそうで怖い...」と感じる方も少なくないでしょう。
そこで今回は、初心者の方でも簡単に、かつ安全にできるチューニング方法と、ちょっとしたコツを書いてみたいと思います。
STEP:2 バイオリンのチューニングが難しいワケ
そもそも、なぜバイオリンのチューニングは難しいのでしょうか?
実践してみた方なら分かるかもしれません。
答えは、「初心者にとって過度なマルチタスク」だからです。
一般的なバイオリンのチューニング時の姿勢を思い浮かべてみてください。(参考画像)
「顎で楽器を挟んで固定する」「弓を持って解放弦を鳴らす」「チューニングのツマミを回す」「チューナーを確認しながら調節する」。一つ一つの動作を分けると4つの作業を同時にやる必要があるのです。
これは他の楽器のチューニングではなかなかないことです。
特に始めたばかりの時って、顎で楽器を挟んで固定する、というだけでも大変で疲れちゃいますよね。その他の動作についても然りです。
こういう訳でバイオリンのチューニングは初心者にとってハードルが高い訳ですが、とは言っても、弾きたい曲を練習するためにはチューニングできなければならない...
そんなジレンマを解決するために、あるとっておきのチューニング法をお教えします。
ぜひ早速、楽器を持って一緒にやってみましょう!
STEP:3 1番簡単!「ギター風チューニング法」〜姿勢編〜
ズバリ、今回お教えするのは「ギター風チューニング法」です。
その名の通り、ギターと似たやり方でチューニングをします。
この方法では弓は使わないので、ケース内に置いておきましょう。
楽器本体とチューナーのみあればOKです。
姿勢も、立ちでも座りでも大丈夫。
まず、体の前で縦に楽器を持ち(チューニングのツマミが付いている方を上向きに)、片方の手で指板の付け根部分を握ります。
そして、楽器の肩当て側(下側)を自分のお腹(腰辺り)に立てかけるように付けます。
指板を掴んでいる方の手はしっかり握っておき、もう片方の手は離してしまいましょう。
すると、片手とお腹で楽器を支えている状態になります。
これが、チューニングの基本姿勢となります。(参考画像)
STEP:4 ツマミ回しのコツ 〜実践編〜
いよいよもう片方の手でツマミを回していきます。
その前に補足になりますが、右側にツマミが付いている弦をチューニングしたい時は、左手で指板根本を掴み、左側にツマミが付いている弦をチューニングしたい時は、右手で掴む、というように持ち替えます。
今回は、左側にツマミが付いている弦をチューニングするという想定でやっていきます。
この場合は、右手で指板根本を握り、お腹で楽器を支えていますね。
では、空いた左手を使ってツマミを回していきます。
使うのは人差し指と親指です。
例えば、この弦の音を高くしたいとしましょう。
【音を上げたいとき】
高くしたいときは向こう側↑に回しますよね。
ただ、そのまま回すとツマミが固まっていて動かないことがあるので、まずは手前側↓に1cm分くらい回して緩めます。
少し緩んだら、いよいよ音を上げていきます。
向こう↑に向かって思う分ツマミを回していくのですが、ここで大事なポイント!
・回しながらツマミを内側→に押し込む
これがとても大切です。これをすることによって、ツマミが緩み弦がぼよんと戻ってしまうのを防ぐことができます。
おさらいすると、一度少し下げて緩める→内側にぐっと押し込みながら目的の音まで上げる、という流れです。
(※文章だけでは分かりづらいと思うので、チューニングの一連の流れを実践した動画を貼っておきます。ぜひ参考してみてください!)
【音を下げたいとき】
音を下げたい場合でも同じことをやります。
音を下げるのに、下げてから「上げる」の?と思いますよね。
実際にやってみましょう。
まず、下げます。目的の音より1音低いくらいまで下げてしまってください。これでツマミは緩んだ状態になります。
すると、あと1音くらい上げれば目的の音になりますね。内側に押し込みながら目的の音まで上げましょう。
これでOKです。
なぜ下げてから上げるのか、目的は音を高くする時と同じで、「緩めて、締める」ことで弦が徐々に緩んでくるのを防げるためです。
STEP:5 チューナーで確認しよう
大体近くまで調整できたな、と思ったら、チューナーで確認します。
指板根本を握っている方の手の親指の腹で、チューニングした弦をはじいてみましょう。
はじいた音は、弓で弾いた音と比べてチューナーが反応しづらいので、なるべく楽器の近くに置いておくと良いです。
チューナーを見てみて、目的の音ぴったりであればこれでチューニング完了です。
もし高低3メモリ以上大きく離れていたら、繰り返し前のステップを繰り返し、3メモリ以内になるように目的の音へ近づけていきましょう。
高低3メモリ以内なら、最後の微調整に入るので、次に進みましょう。
STEP:6 最後の微調整
最後は、微調整用のネジを回して音ぴったりに合わせていきます。
利き手と反対側の手で指板の付け根部分を握り、基本姿勢と同じように楽器の肩当て側をお腹にくっ付けて支えましょう。
後は弦が張ってある根本部分の小さなネジを回すだけ。
音を上げたい場合は右回し、下げたい場合は左回し。
これくらいかなと思ったら、先ほどと同じく、チューナーの近くで弦をはじいて誤差を確認します。
ぴったり合ったらチューニングは完璧です!
こちらの小さいネジは高低共に半音ずつぐらいの調整が可能なので、最後まで大きなツマミで調整するよりも便利なのです。
このように、「大きな誤差は大きいツマミ、小さな誤差は小さいネジ」というのを意識すると、格段にチューニングが楽になります。
STEP:7 最後に 〜チューニング後の確認〜
さて、実践してみていかがだったでしょうか?
今までよりチューニングが楽に感じた、音を合わせやすくなった、と少しでも感じていただけていたらとても嬉しいです。
今回ご紹介した方法も、慣れるまでには少しやりにくいな、と感じるかもしれません。こればかりは慣れなので、3日、1週間、とぜひ続けてやってみてください。
文章だと分かりづらい部分もあったかと思うので、こちらに今回のチューニング法の一連の流れを実演した動画を貼っておきます。
チューニング時は手が塞がっていると思うので、ぜひこの動画を流しながら一緒にやってみることをお勧めします!
また、チューニング後に必ず確認してほしいのが、「コマの配置」です。
こちらを確認せずにチューニングを重ねていくと最悪楽器の破損に繋がることもあるので、合わせてチェックしましょう。
具体的にどこをどう確認すれば良いのか、こちらも「チューニング後に必ず確認してほしいこと」という動画にまとめていますので、チューニングが終わったら、ぜひ続けて見てみてください。
皆さんが、簡単に、そして安全にチューニングを習得でき、バイオリンの練習にのびのびと取り組めることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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