今回、趣味でピアノを20年弾いている私も実践している、
だれでも無理なく両手演奏をマスターできる練習方法をご紹介します。
目次
STEP:1 【練習の前に】手の順番と小節数
ピアノ練習の基本は「分解して練習する」ことです。
いきなり両手で弾こうとせず、まずは利き手から始めましょう。利き手は動かしやすいため、メロディーや音の流れを覚えやすくなります。
また、8小節分ずつなど小分けにして練習してください。少しずつできていく感覚が味わえます。
何より大切なのは、楽しく練習する気持ちを持ち続けること。成長していく自分を楽しみましょう。
STEP:2 【レッスン1】音符を声に出してみる。
楽譜を見ながら、まずは「ドーレーミー」と音符を声に出して歌ってみましょう。
恥ずかしければ、ハミングでも構いません。
鍵盤を触る前に、曲の流れを頭に入れることで、指の動きがスムーズになります。
STEP:3 【レッスン2】ゆっくり始めて少しずつ
8小節分の曲のイメージができたら、ゆったりしたスピードで片手ずつ練習を始めます。
メトロノームの設定を、曲の実際のテンポの半分ぐらいにするとよいでしょう。
最初はぎこちなくとも、必ず慣れていきます!
(無料のアプリでメトロノームがありますので、ぜひ活用してみてください)
STEP:4 【レッスン3】テンポを上げて、弾けてる自分を楽しむ
慣れてきたら、少し早くしていきましょう。
オススメは、4ずつテンポをあげていくこと。「気持ち早くなったな」を感じられます。
たかだか8小節と思ってはなりません。
しっかりメロディが弾けていることを感じ取ってください。
これが右手左手ともにできれば片手練習は完璧です!
STEP:5 【レッスン4】左手の練習はメロディを口ずさみながら
それぞれ片手の練習ができたら、いよいよ両手を合わせて――。
でもここが一番難しいところ。そのハードルを少しでも下げるために、
メロディを口ずさみながら左手を弾いてみてください。
それだけで、両手で練習するときのあの「頭が混乱する」症状が和らぎます。
右手と合わせるときに左手はどう動くのか、両手の動きを脳が少しずつ認識し始めます。
ポイントとしては、ここでもテンポを遅くしてからやること。
STEP:6 【レッスン5】両手もゆっくり少しずつ
いよいよ両手での練習です。
でもあなたはすでに、メロディと合わせた左手の感覚を味わっています。
後は実際に右手をつけるだけ。
もちろんテンポは半分の速さから少しずつ早くしていく感じです。
焦らずじっくりやっていくと、確実に弾けるようになりますよ。
STEP:7 【レッスン6】小節数を増やして
8小節の練習ができればもうあなたは大丈夫!
あとはそれを続けるだけです。
私のおすすめは、8→16→24と少しずつ増やしていくこと。
すると前に練習したところはどんどんうまくなり、曲も自然と形作られて行きます。
少しずつ出来上がっていく感覚を是非味わってみてください。
STEP:8 【ちなみに】どうしても気持ちが乗らないときは
8小節ずつやっていってもつまらない、そう思ってしまうことはよくあります。
そんな時に私がやるのは、とりあえず自分の好きなところを8小節練習すること。
練習の仕方は【レッスン1~5】と同じ。
でも、「この曲を弾けるようになりたい!」と思ったきっかけのフレーズから練習するのもアリだと思います。
やっぱり楽しんで練習することが上達の一番の近道です!
STEP:9 【最後に】
少しずつ曲が弾けるようになっていく過程を楽しむことこそが、ピアノ上達の秘訣です。
焦らず、自分のペースで練習を続けてください。
すぐに両手で弾けるようになりますよ。
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