以前の記事で、「ノイズゲートでノイズを除去してみる」方法をご紹介しました。
しかし、いざ実際に使ってみると、不自然に音が途切れてしまったり、
音質が劣化してしまいかえって逆効果に……ということもあります。
そこで今回は、ノイズゲートのより詳しい設定のコツをお伝えできればと思います!
また、ノイズゲートだけでなくEQ(イコライザー)を組み合わせることで、
音質の劣化を防ぎつつノイズ除去できる方法もあります。
ノイズゲートとEQを上手く併用して、よりハイクオリティなボーカル音源制作を目指していきましょう!
目次
STEP:1 ①ノイズゲートって何?¦ノイズゲートの基礎知識&ノイズを除去すべき理由
まずノイズゲートの仕組みを簡単に説明すると、
「歌っていない部分の、ホワイトノイズを消す」というイメージです。
Q.「ホワイトノイズって?」
→歌っているパートで一瞬ボーカルが終わる部分や、息継ぎの部分で、
わずかに「サーッ……」という雑音が入ってしまうことも多いですよね。
これです。
そして、この雑音を消すのがノイズゲートの役割です。
(※ボーカル自体のノイズも若干消せますが、音が劣化してしまう場合もあるためあまりおすすめはできません。)
このノイズを消した方がいい理由は、
「ボーカルにエコー(リバーブ・ディレイなどのエフェクト)をかけたい!」
……という時に、声だけでなくノイズ部分まで増幅されてしまう……
といった具合に、悪影響が大きいためです。
普通にカラオケ音源と合わせた際に気にならなくても、
高度な編集を加えていくうちにだんだん響いてくるイメージですね……。
さて、次はノイズゲートを実際にかける時のコツを、
実演動画つきでご紹介します!
STEP:2 ②ノイズゲートの設定方法・かける強さ(db)目安つき
まず、ノイズゲートをかける時の基本的な流れをご紹介します。
<ノイズゲートの掛け方>
① ノイズゲートをONにする。(ボタンが白→青色になればOK)
② Threshold(スレッショルド)を「-20db」にする。
→大体の目安です!
③ 聴き直してみて、聴き直しながらThresholdを調整する。
→ 5dbずつ上げ下げしていくと、数値が決めやすいです!
基本はこのような形です!
<数値の目安(初期値におすすめの値)>
★ -30db
→慣れてきたら、ここを基準に自分で数値を変えてみる!
まずは「-30db」からはじめると、大きな失敗なく続けていけるかと思います!
STEP:3 ③ノイズゲートのThresholdって何?¦ノイズゲートの仕組みを動画で解説!
ノイズゲートの調整には、「Threshold(スレッショルド)」というものを操作します。
単位は「db(デシベル)」です。
【Garage BandのノイズゲートにおけるThreshold】
★ -100db ~ 0db までの間で調整可能!
★ 数値が0dbに近くなるほど、ノイズ除去が強くなる!
こういう仕組みです!
ただ、ノイズゲートの数値が高すぎると、
・歌自体が途切れ途切れになる
・音質が劣化し、バキバキになってしまう
こういった状況になってしまいます。
ノイズを消す機能のはずが、
掛けすぎてしまうとかえって音質を損なってしまうこともあるんですよね……。
そのため、最初はまず
★ 数値:-30dbくらいで、ゆるく掛けておく。
→扱いに慣れてきたら、自分で数値を操作して微調整してみる!
こういった段階を踏んで慣れていくといいかもしれませんね♪
STEP:4 ノイズゲートを使って、ボーカルの質を上げていこう!
ボーカル録音やMIXにおいては、
前提として「音質の良い環境で録音する」のがベストではあります。
しかし最初から高い機材を購入したり、
防音環境を整えたり……というのもハードルが高いですよね……。
ですが今回ご紹介した内容は、
① iPhone(Garage Band)
② ワイヤレスイヤホン
これだけで録音・MIXした音源です!
確かにプロの環境にはどうしても劣ってしまいますが、
この初期装備だけでも、ノイズゲートやEQを調整すれば、
ボーカルの音質・音源自体のクオリティを整えることが可能なんです!
しかも、ここでご紹介したコツは、
将来的に環境をグレードアップした後でも応用可能な技術ばかりです。
ノイズゲート、EQ、コンプレッサーなど、
それぞれの特性を活かしながらMIXの技術を上げていきましょう!
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