目次
STEP:1 【STEP1】楽器を持つ前の準備や呼吸法(約2分)
○姿勢を整える
・椅子に座る時は少し浅めに座ります。少し浅めに座ることで、演奏に深い関係がある股関節が動きやすくなり、吹きやすくなります。
・お尻が椅子に乗っている(椅子の上に坐骨が乗ってる)という感覚があり、脚の付け根(股関節)から動きやすい状態(前や後ろに身体を動かしやすい状態)で座りましょう。
○呼吸は腹式呼吸を意識
美しい音を出すためには、腹式呼吸を意識すると良いでしょう。
腹式呼吸は、お腹を膨らむ感覚を意識しながら充分に息を吸い込み、少しずつ息を吐き出す。これを意識的に練習することによって、吹き込む息の量をコントロールしやすくなり、より美しく楽器を奏でることができるでしょう。
【ワンポイントアドバイス】
・口から息を出している時に、鼻からも息を出すことができます。そうする事で体の力が抜けやすくなり、リラックスして演奏することができます🌼
STEP:2 【STEP2】基本中の基本!音を出す練習(約3分)
・瓶やペットボトルの飲み口に息を吹き込んで、音を鳴らした経験はありますか?実は、フルートの音が鳴る原理はこれと同じです。口角を上げた状態をキープしたまま息を吹き込むと、より音が出やすくなります。
・息を吹き込む時は「ふー」ではなく「トゥー」と舌を使いながら吹く(タンギング)をすることで、よりはっきりとした音を出すことができます。
【⚠️最重要】
・酸欠による頭痛がある場合には、"無理をせず"適度な休憩を挟みましょう。
この時にも、STEP1での腹式呼吸を意識しながら休憩できると効率的ですね。
STEP:3 【STEP3】フルートの指の位置を覚えましょう(約1分)
音を出すコツが掴めたら、楽器を組み立て、キーに触れてみましょう。
赤い丸に左手の小指が来るように、
青い丸には右手の小指が来るように指を置いてみましょう。
※ただし、フルートにおいて最も下のドの音を吹く際には、青い丸の右側のキーを全て右手の小指で押す必要があります。
左の親指の位置は写真の通りです。
STEP:4 【STEP4】フルートの運指はソプラノリコーダーと同じ!?(約1分)
ここで誰もが触れたことのある楽器、ソプラノリコーダーの運指を思い出してみてください。
実はフルートの運指は、ソプラノリコーダーとほぼ同じなんです。おふざけでリコーダーを横にして遊んでいた彼らは、概ね間違っていなかったのです。写真のようにソプラノリコーダーの運指とフルートの運指を比較をしてみてください。
どうでしょう。なんとなく「ハッ」としたのではないでしょうか?
しかしよく見ると、全く同じという訳ではないので、正しい運指を覚えていきましょう。
STEP:5 【STEP5】短いフレーズや馴染みのある曲にトライ!(約3分)
運指は、なんとなく覚えられましたか?ソプラノリコーダーの運指を覚えていた方は、フルートの運指もスムーズに身に付いたかと思います。
では、馴染みのある「かえるのうた」や「きらきら星」ドレミのみで完結する「チャルメラ」に挑戦してみましょう。
楽譜通りに演奏できなくても構いません!ここでは、フルートで演奏できた喜びを感じることが大切です!
挑戦できそうな曲にトライしてみましょう。
STEP:6 【STEP6】練習後には忘れずきちんとお手入れをしましょう。(練習後)
ここからは、練習後の基本的なお手入れ方法です。
せっかく基礎が身に付いてきているのに、お手入れを怠ってしまうと、楽器の故障につながってしまいます。「家に帰るまでが遠足」と同じで、楽器もお手入れまでが練習です。お手入れもきちんと行いましょう。
①管内の水分を取り除く
練習後(特に冬場)は菅に水分が付着しています。クリーニングロッド(フルートに付属している専用の清掃棒)にガーゼを巻きつけて、フルートの管内を通します。これにより、演奏後に管内に残った水分や湿気をしっかり取り除けます。
⚠️一度通した棒は引き戻さず、必ず通しきってください。
②キー部分を拭く
フルートのキー部分は特に湿気や汚れが溜まりやすいため、クリーニングクロスやマイクロファイバークロスで優しく拭きます。タオルやティッシュなどの繊維が残らない布を使用し、汚れを取り除きましょう。
③外装を拭く
フルートの外装、特に指を触る部分には汗や皮脂が付着します。練習後には必ず外装を拭いて、汚れや指紋を取り除きます。また、表面が黒ずんでいることで、音色にも影響を与える場合もあるので、拭き取りはとても重要です。
⚠️たまに勘違いしてしまいますが、フルートは木管楽器ですので、水洗いは絶対厳禁です!気をつけましょう⚠️
STEP:7 【おわりに】短い時間でも積み重ねが大切
音楽は練習を続けることでどんどん楽しくなります。最初の「10分」が習慣化すれば、忙しい日々の中でも、憧れの楽器を演奏することができます。楽器をすぐ触れられる場所に置いておいたり、スマホで練習時間の「10分」タイマーを設定しておくことで、モチベーションも保ちやすくなるでしょう。最初の「10分」を習慣化し、憧れのフルートをマスターしちゃいましょう!
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