最初は簡単だったのに、右手が登場する低音域になると音が出ない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ソプラノリコーダーで低い音を綺麗に鳴らすコツを解説しています。
少しポイントを抑えるだけで、案外簡単に鳴らせるようになるかもしれません。
目次
STEP:1 タンギングを変える
通常習うタンギングは「tu-(トゥー)」が多いですが、低い音だと上手くいかない場合があります。
タンギングを「to-(トォー)」に変えると、息のスピードが緩まり音が鳴りやすくなります。
慣れてきたら、低い音は「トォー」高い音は「トゥー」と使い分けてみましょう。
STEP:2 息づかいを工夫する
低い音は、普通に吹くと息のスピードが速すぎて音が裏返ってしまいます。
寒い時に手を温めるような、柔らかく温かい息づかいを想像してみて下さい。
STEP:3 リコーダーの足部管の角度を確かめる
低音のドは特に鳴らしにくく、足部管の角度が重要なポイントになります。
リコーダーの足部管の角度は、人によって異なるため調整が必要です。
トーンホール(リコーダーの穴)に全ての指を置いた状態で、右手の小指が無理なく押さえられる位置に足部管を回しましょう。
分かりにくい場合は、他の人に見てもらったり鏡を利用して目で確認しましょう。
STEP:4 指の腹で押さえる
リコーダーは、指でトーンホールをきちんと塞がないと正しい音が鳴りません。
低音のドはトーンホールが2つあり、指先では塞ぎきれない場合があります。
指の腹で押さえるよう意識してみましょう。
STEP:5 右手の薬指がズレてないか確認する
低音のドを押さえる時に、右手の薬指(レの指)がズレている可能性があります。
指先で押さえるとズレやすい為、指の腹〜第1関節あたりで押さえてみましょう。
STEP:6 指に力を入れない
トーンホールをきちんと押さえようとすると指に力が入り、指先が固くなったり指が痛くなる原因になります。
トーンホールを「グッ」と押さえるのではなく、「ポンッ」と蓋をするイメージで吹いてみましょう。
STEP:7 鏡を見ながら練習する
リコーダーは指先が見られないので、鏡を利用して目で確かめるのもオススメです。
トーンホールをきちんと押さえているつもりでも、どこかに隙間が空いている場合があります。
足部管の角度調整もやりやすくなるので、活用してみて下さい。
STEP:8 まとめ・参考演奏
リコーダーで低い音を綺麗に鳴らすにはコツがいります。
ポイントを押さえて、演奏できる曲の幅を広げてみて下さい。
最後に、低い音の練習になる「こいぬのマーチ」の演奏動画を掲載しています。
指づかいや吹き方の参考にして下さい。
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