「リズムに合わせて演奏すると、しっくり来ない」
エレクトーン演奏において、リズムに苦手意識を感じたことはありませんか?
エレクトーン初心者の方によく見られるこの悩みは、音の捉え方に原因があることが殆どです。
本記事では、リズムに乗れない理由を整理しながら、「合わせる」から「乗る」への感覚の変え方と、すぐに実践できる練習方法をご紹介します。
目次
STEP:1 リズムに乗れないのは、「リズム感がないから」じゃない!
リズムのズレを感じている…という方によく見られるのが、リズムを「点」で捉えてしまっている状態です。音を一つひとつ「正確に合わせよう!」とするあまり、力みが出たり、自分が奏でる音を聴くことができていない場合があります。
メトロノームのカチ、カチ、カチ…という音に手拍子を合わせてみるだけでも、リズムを「流れ」として捉えられているか、「点」で捉えているかの違いがはっきりと表れます。
エレクトーンの様々なリズム機能に対しても、同じくです。
リズムを「流れ」で捉えられている人は、自然に手拍子を続けられるのですが、点で捉えている人は、どこかでズレが生じたり、動きがぎこちなくなったりしてしまいます。
では、なぜこのような状態になってしまうのか、次のSTEPで詳しく見ていきましょう!
STEP:2 「鳴らしていない間」も、リズムを感じてみよう!
エレクトーンの好みのリズムを選んで、好きなテンポで流してみてください。または、お気に入りの曲を流すなどもOKです!
それに合わせて、4拍子のリズムや曲なら2拍目と4拍目、3拍子なら2拍目と3拍目、2拍子なら2拍目だけに、手拍子を入れてみましょう。つまり、「手拍子をしない間=1拍休み」をどこかに入れるようにします。
リズムや曲は、手拍子をしていない間にピタッ!と止まるわけではありません。始まりから終わりまで流れるように続いていきます。ここを続けるために大事なのは、「手拍子をしない間」にも、しっかりと拍子を感じることです。
動画はその例の4拍子ver.です。リズムを「点」ととらえている鬼さんは、手拍子を入れるところだけを狙おうとして、うまくいきません。一方で狐さんは「1、2、3、4」を感じながら手拍子を入れています。
STEP:3 リズムを「点」で捉えてしまう原因とは?
リズムを点で捉えてしまう背景には、「正確にやろう!」「ズレたくない…」という意識があります。
特に初心者のうちは、楽譜を追ったり、タイミングを間違えないようにしたりと、「その瞬間」に鳴る音に集中しがちです。すると、「ここで弾く」「ここで叩く」といったように、そこだけを狙うような感覚になってしまいます。
また、「次にどのタイミングで音が来るのか」を十分にイメージできていない場合があります。その結果、リズムを「流れ」ではなく、「点」として捉えてしまうのです。
この状態では、メトロノームやリズムに「合わせにいく」動きになりやすく、わずかなズレが生まれたり、動きが固くなったりします。まずはこの状態に気づくことが、リズムに乗るための第一歩です!
STEP:4 アカンパニメントを楽しもう!〜「合わせる」から「乗る」へ変える練習方法〜
リズムを「点」で捉えると、どうしても音と音がバラバラに感じられてしまいます。では、どうすればその「点」を「流れ」に変えられるのでしょうか。
そこで活躍するのが、エレクトーンの「オートベースコード(A.B.C.)」です。
オートベースコードは、いわゆるアカンパニメント〜ノリを生み出す伴奏〜を自動で作ってくれる機能であり、リズムを選んで設定すれば、途端にリズムの楽しさが広がります。
オートベースコードの設定はポチポチ…っと簡単!まずは、こちらの動画でその方法をご確認ください。(※動画では、ELS-02Cでの設定方法をご紹介しています。)
では、次のSTEPで、リズムを「流れ」に変えていきましょう!
STEP:5 リズムを楽しむステップ〜オートベースコード〜
STEP4で設定したオートベースコードを使うと、コードを1つ覚えて弾くだけでも、様々なリズムの世界を楽しむことができます。楽しい→色々なリズムを試したくなる→それが、リズムを流れとしてとらえられる近道でもあります。
設定し、リズムをスタートさせた後は、ただただ合わせようとするのではなく、まずはペダル鍵盤のみで「ド」と弾いてみるだけでOK。それだけで、リズムの雰囲気を味わえます。まずは、そうして「リズムを楽しむ」ことが大切です。
エレクトーンのリズムは「MARCH」「ROCK」「SWING」など大まかなジャンルがあり、その中にもたくさんの種類があります。そして、それら一つひとつにぴったりなアカンパニメントがあるため、リズムを楽しく感じるにはもってこいの機能がオートベースコードなのです。ぜひたくさんのリズムで試して、お気に入りのビートなんかも見つけてみてください。
STEP:6 「乗る」感覚は、もう始まっています…!
ここまでお読みいただき、「あれ…?リズムこわくないかも。」と思えたら幸いです。完璧に乗ろうとしなくても大丈夫!何となく…でも「乗れている」感があれば、それはちゃんと変わり始めています。
あとは深く考え過ぎずに、少しずつ楽しみながらリズムに慣れていけばOKです!
楽しくなってきた後は、「リズムが合わない」と感じていた曲などに再挑戦してみてください。タイミングを探す感じが減ったり、音と音の間に流れを感じられたら、それが「乗れている」サインです。
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