実は、ピアノでリズムがずれる原因は、リズム感の問題だけではなく「拍の取り方」や「練習方法」にあることがほとんどです。
原因を正しく理解し、段階的に練習することで、メトロノームに合わせる力は確実に改善できます。
[リズムがずれる主な原因]
次のような状態が当てはまっていませんか?
・拍を体で感じていない
・メトロノームに頼りすぎている
・部分練習が足りない
・自分の音しか聴けていない
[メトロノームに合わせられない理由]
メトロノームに合わせられない場合、多くは「音を合わせようとしているだけ」で、拍の流れを体で感じられていません。また、正確に合わせようと意識しすぎることで、逆にテンポが速くなったり、止まってしまうこともよくあります。
これらはリズム感だけの問題ではありません。一つ一つ丁寧に見直していくことで改善することができます。
STEP:1 手拍子・足踏みで拍を体に入れる
ただ音だけを追って弾いていると、拍の基準がなくなりズレてきてしまいます。
正確な拍、リズムで曲を弾けるようにするためにはまず、体で拍を感じられないといけません。そのため、いきなりピアノで弾くのではなく、手拍子や足踏みで拍を体の中に入れる練習をしていきましょう。
ポイントは一定の間隔をキープすること、曲に合わせてリズム打ちをするだけでも効果があります。
①曲に合わせて足踏みしてみる
②曲に合わせて手拍子をする
③実際のリズムを手で叩いてみる
音楽をよく聴きながら、「拍の流れ」を感じることが目的です。
STEP:2 片手ずつメトロノームで練習する
体で拍を感じられるようになったら、片手ずつメトロノームに合わせて練習していきましょう。
両手で弾くとズレやすいので、まずは片手ずつ正確に合わせます。
[よくあるNG例]
✖️メトロノームに必死に合わせる
✖️いきなり速いテンポで練習する
✖️間違えてもそのまま進める
これらを続けるとズレたままの癖がついてしまいます。
[おすすめ練習メニュー]
・最初は必ずゆっくりしたテンポで行う
・自分の音だけでなくメトロノームの音もしっかり聴く
・合わない場合はさらにテンポを落として練習する
そうすることで、弾けてないところ、誤魔化しているところがわかってきます。
STEP:3 苦手なところを部分練習する
リズムが崩れる原因の多くは、弾けていない部分をそのままにして通して練習してしまうことです。
ただ通して合っているのか分からないまま練習していたりしませんか?
通して練習するだけでは改善していきません。メトロノーム練習で苦手なところ、つまずきやすいポイントが分かったと思います。
まずは、次のように分けて練習します。
・1〜2小節だけ取り出して練習
・ゆっくり繰り返す
・できたら少しずつテンポを上げていく
これを繰り返すことで、全体の安定感が大きく変わっていきます。
[よくあるNG例]
リズム練習でよくある失敗には次のようなものがあります。
・メトロノームの音に引っ張られてテンポが速くなる
・正確に合わせようとしすぎて途中で止まってしまう
・通し練習ばかりして細かいミスに気づかない
これらを避けることで、上達スピードは大きく変わります。
(今日からできる練習)
リズムのズレは、リズム感の問題だけではなく、拍の取り方と練習方法で改善できます。
実際に、最初は拍も分からなく、メトロノームに全く合わせられなかった方でも、段階的に練習することで自然とズレずに弾けるようになるケースは多いです。焦って通して弾くよりも、ゆっくり確実に合わせることが上達の近道です。今日からは次の3つを意識してみてください。
・手拍子や足踏みで拍を体に入れる
・片手ずつゆっくり練習する
・苦手な部分を細かく繰り返す
この3つを続けるだけでも、リズムの安定感は確実に変わっていきます。
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