音部記号って何？（前編）　ワンポイント楽典4

今回のワンポイント楽典は、音部記号について2回に分けてお届けします。
音部記号とは、「音の高さの基準を示す記号」です。
前編では、普段よく使うト音記号とヘ音記号について述べます。

音部記号とは、「音の高さの基準を示す記号」です。
五線に⚪︎だけ書いても、高い音なのか低い音なのかが分かりません。
そこで音部記号を使って、音の高さが具体的に分かるようにします。

ドレミファソラシドは実はイタリア語。
日本語ではハニホヘトイロハと言います。
ト音記号のような音部記号、ハ長調のように調名を表すときには日本語の音名を使います。

STEP:2 ト音記号

ト音記号は「高音部記号」、「ヴァイオリン記号」とも言い、中音域〜高音域を書き表すときに使います。
Gを記号化したもので「1点ト音」の場所を示しています。
「1点ト音」とは、ピアノで言うと中央（メーカー名がある辺り）のソです。

書くときは、第2線（下から2番目の線）のチョット下から書き始めます（動画参照）

STEP:3 ヘ音記号

ヘ音記号は「低音部記号」、「バス記号」とも言い、中音域〜低音域を書き表すときに使います。
Fを記号化したもので「へ音」の場所を示しています。
「へ音」とは、ピアノのメーカー名より少し左にあるファです。

書くときは、第4線（下から4番目の線）に⚪︎を書きます。（動画参照）
この⚪︎の場所＝ファと知っていれば、苦手な人でも読める様になると思います。