そんなあなたに朗報です!
今お手持ちのスマホとイヤホンマイク、そして「Garage Band」というアプリさえあれば、機材がなくても本格的な歌ってみたが作れちゃうんです!
今回は、初心者でも簡単に歌ってみたのMIXができる方法を教えます!
さらに、中級者~上級者向けのテクニックもあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
STEP:1 ①テンポ&キー設定
まずはじめに、右上の歯車マークを押して「テンポ」と「キー」を設定しましょう!
既存曲のカバーをする場合は、BPMとキーを検索してから設定すると簡単です。
テンポとキー設定をするメリットは大きく2つあります。
①録音したボーカルを、半音ずつ上げ下げできるようになる
→ハモリパートが簡単に作れる!
②「Delay(ディレイ)」などのエフェクトが、
曲のリズムと同じタイミングで適用されるようになる!
これだけでMIXの幅が広がるので、ぜひ最初に設定してみてください!
STEP:2 ②ノイズゲートを有効にする
スマホで録音するとき、どうしても気になるのが「雑音・ノイズ」だと思います。
でも大丈夫!
GarageBandには、ノイズを軽減する機能「NOISE GATE」があるんです!
画像の順序でノイズゲートを有効にすれば、
・歌っていない無音部分のノイズ
・イヤホンマイクに物が当たった時のカサカサ音
など、歌唱に関係のないノイズが抑えられ、より聴きやすい音源を作ることができます。
「NOISE GATE」内のThresholdは、「ノイズをカットする強さ」を調整できます。
もしノイズゲートが強すぎるようであれば、ほんの少し左にずらすことで改善できますよ♪
ノイズゲートを使用した場合の比較動画を載せておきますので、参考になれば幸いです!
STEP:3 ③音量調整(GAIN調整)
録音したボーカルと、伴奏のバランスが良くなるように調整していきます。
最初は難しいかもしれませんが、「ボーカルが気持ち小さめ」でMIXすると、
聴きやすい音源に仕上がることが多いです!
慣れないうちは、ボーカルが大きくなりすぎないよう気を付けましょう♪
STEP:4 ④EQ(イコライザ―)調整
ここからが本格的なMIX作業になります。
画像の手順どおりに「VISUAL EQ」画面を開いて、調整していきます!
とはいえ、
「EQって音響の知識がないとむずかしそう……」と思いますよね……。
ここで活躍するのが「アナライザ」です!
アナライザがあれば、難しそうなEQ処理も2ステップでできちゃいます♪
アナライザとは、ボーカルなどの音を波形で可視化できる機能です!
そしてEQは、「アナライザの波形が均等に近い」状態が理想的とされています。
つまり、
①アナライザを有効にして、録音したボーカルを再生する。
②波形を見て、「尖っているな……」と思った部分をほんの少し下げる。
この2ステップで、本格的なMIXに近づけるんです!
このステップに
「気になる箇所をピンポイントでブースト(=EQを上げる)」する工程を追加してもよいですね。
ブーストしながら、「キンキンするな……」など気になる場所を探って、
見つけた場所をほんの少し下げれば、整ったボーカルトラックを作ることができます。
……とはいっても、ある程度「EQのどの音域が重要なの?」という部分は知っておきたいですよね!
【例えば……】
・男性ボーカルの高音 → 500Hz付近が尖って聞こえる場合が多い
・女性ボーカルの中音域(ミドル) → 800~1kHzのあたりがキンキンすることが多い
歌ってみたMIXでは、まずはこの2つのポイントを押さえておけばOK!
ワンランク上のMIXを目指せちゃいますよ♪
動画で実演してみたので、よかったら参考にしてみてください!
STEP:5 ⑤リバーブ・ディレイを使ってみる
ここからは、ボーカル表現で重要になる「リバーブ」と「ディレイ」をかけていきます。
「リバーブ・ディレイ」と言うとピンとこない方もいるかもしれませんが、
カラオケのエコーと似たようなものと思えばわかりやすいと思います!
※「カラオケのエコー」=「リバーブ」+「ディレイ」
リバーブは「音が広い空間に広がっていく」ようなエフェクトで、
ディレイは「音が反響するイメージ」のエフェクトです。(やまびこのような感じです!)
なので通常のボーカルでは、
①リバーブを適度にかける
②うっすらディレイをかける
といった掛け方で大丈夫だと思います!
「リバーブだけでは奥行きが足りないな……」
という際にディレイをほんの少しかけるだけで
また違った響きになるので、ぜひ試してみてくださいね♪
STEP:6 ⑥エフェクトを使ってみる
最後にエフェクトをかけていきます!
かけるエフェクトによって曲の緩急が全く違うものになるので、
ぜひ有効活用していきましょう!
動画内では「Lead Vocal」というエフェクトを使用しましたが、
他にもたくさんの種類のエフェクトがあります!
ぜひ実際に使いながら、自分の歌声にピッタリなエフェクトを見つけてくださいね♪
STEP:7 スマホで手軽にMIXをはじめてみよう!
今回は、歌ってみたのMIXを初心者でも簡単にできる方法をご紹介しました!
パソコンなどの機材がなくても、今はスマホで歌ってみたが作れちゃう時代です……!
もちろん、今回スマホで行った操作やテクニックは、
パソコンのDTMソフトでも共通して使えるものばかりです。
まずはスマホでMIXをやってみて、「もっと本格的にMIXがしたい!」となったらパソコンに移行する……というのも全然アリだと思います!
この機会にみなさんも、歌ってみたにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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