エレキベース初心者におすすめの簡単なリズムパターンと練習法
ベース エレクトリックベース
初級

エレキベース初心者におすすめの簡単なリズムパターンと練習法

エレキベースの重低音に魅了されて、ベースを購入した人も多いのではないでしょうか?しかし、何から弾いてみてもわからないですよね。

ただ「ボーン、ボーン」と鳴らしてみたけど、どんなリズムで弾けばいいか分からないですよね。初心者の人の基礎固めとして最適なのが、エイトビート奏法です。

リズム感が養え、様々なジャンルに対応できる奏法で、最初はシンプルな8部音符の繰り返しから始め、徐々にリズムのバリエーションを増やしていくことができます。

今回は、エイトビートを段階的に練習していくことで、ベースの楽しさを最大限に引き出す方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

STEP:1 ベースのルート音を覚えよう!

ルート音とは根音とも呼びますが、コードを構成する音の中で、そのコードの基準となる音のことをいいます。楽譜を見て書いてあるコードを弾けば、それがルート音です。

例えば
Cメジャーのコードの場合、Cがルート音になります。
ルート音に、3度上(Cから数えて3つ上の音=E)と5度上(Cから数えて5つ上の音=G)の音を加えると、Cメジャーの和音であるド・ミ・ソを作ることができます。

3度と5度が選ばれるのは、これらの組み合わせが最も安定した響きを作るからです。どのフレットがルート音なのかは、まず覚えていきましょう。

ベースのルート音を覚えよう!

STEP:2 ルート音でエイトビートを弾いてみよう!

エレキベースで最もよく使われるリズムの一つが、エイトビートです。エイトビートは、1小節の中に8つの等しい拍があり、各拍を8分音符で刻むリズムパターンのことです。このシンプルなリズムは、ロック、ポップスなど、様々な音楽ジャンルで欠かせません。

まずは、ルート音だけを使ってエイトビートを弾いてみましょう。
例えば、Cのコードの場合、Cのルート音を8分音符で4回繰り返します。このシンプルなパターンは、エイトビートの基礎となるリズムです。

【練習方法】
1)メトロノーム又はリズムをセット。
2)ルート音を弾く(8部音符を4回繰り返して1小節)。これを繰り返し行う。
3)他のルート音でも試してみましょう。

【ポイント】
力まず、正確にリズムを刻むことを意識し、慣れてきたら、少しずつテンポアップしていきましょう。

ルート音でエイトビートを弾いてみよう!

STEP:3 エイトビートアレンジに挑戦!オリジナルフレーズの楽しさを知ろう!

エイトビートは8分音符を中心に構成されたフレーズであり、初心者でも容易にアレンジしやすいのが特徴です。
Cコードを例に、様々なアレンジ方法を紹介します。

1)Cの音を高音弦で弾いてみる。
2)Cコードの和音であるC・E・GのEとGの音を取り入れる。
3)C・E・Gの音の高さを変えてみる。
etc・・・

Cコード一つだけでも色々できますが、他のコードでもアレンジを試してみましょう。同じリズムパターンでも、コードを変えるだけで、全く違った雰囲気になります。
自分の好きなように音を重ねて、オリジナルフレーズを作り出す楽しさを味わってみてくださいね。

【練習方法】
1)録音して聞き直すことで、客観的に聞けるので、フレーズの良し悪しがわかります。
2)好きな曲を参考に、テクニックやアイデアを吸収しましょう。

エイトビートアレンジに挑戦!オリジナルフレーズの楽しさを知ろう!

STEP:4 休符や4部音符を交えたエイトビートで、もっと楽しく演奏しよう!

エイトビートは、8分音符を基本としたリズムですが、休符や4分音符を組み合わせることで、より多彩なフレーズを作ることができます。

4分の4拍子の場合、1小節を2つに分けて考えてみましょう。 前半の4拍と後半の4拍で、それぞれ違うパターンを作ってみると、リズムにメリハリが生まれて、他の楽器とのアンサンブルも面白くなります。

練習曲として、ブルーノ・マーズの「Runaway Baby」を紹介します。以下、譜面は各フレーズを超凝縮したものです。

【この曲のポイント】
3つのフレーズから構成されています。
1)ベースリフ、2)ボーカルリフ、3)サビリフ。
休符が入ったベースリフとボーカルリフは、譜面だけみると、難しく見えるかもしれませんが、1小節を半分にして前半と後半にして見ると、何を弾いているのかわかりやすくなりますよ。

慣れてきたら、それぞれのパートを長くし、テンポアップして楽しんでくださいね。実際のテンポは♩=170です。

休符や4部音符を交えたエイトビートで、もっと楽しく演奏しよう!

STEP:5 リズム隊の核として、バンドを牽引するベーシストを目指そう!

リズム隊であるドラムとベースの安定感が、オーディエンスに対してノリと楽しさを与える重要なポジションです。

ベースは、楽曲の土台を支えるだけでなく、メロディやコードとの調和によって、音楽全体の表情を豊かにします。

演奏技術の向上はもちろん、楽曲全体の構成を意識した演奏で、オーディエンスを魅了するベーシストを目指しましょう。

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