オルタネイトピッキングを安定させよう!
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オルタネイトピッキングを安定させよう!

オルタネイトピッキングとは、ベースやギターをピックで弾く時、ダウンピッキング(弦を弾き下す)とアップピッキング(弦を弾き上げる)を交互に繰り返す奏法で、基本的な演奏技術の一つです。

一定以上の速いテンポへの対応やリズムキープにとても効果的ですので、しっかりとマスターして演奏の基礎を固めましょう。

STEP:1 ピックの硬さや厚さは振り抜きやすいものを

ピックには様々な硬さ、厚さ、材質、形があります。ベースをはじめたばかりの頃は、どれを選んでいいか迷ってしまう人がほとんどです。
最初はオルタネイトピッキングがしやすいものを選ぶ、というのはスムーズな上達にとって大切なポイントとなります。

ダウン/アップを交互に行うため、弦に対して振り抜きやすい硬いピックで、ヒットする面積が小さいティアドロップ型がおすすめです。繰り返す動作のため、弦にも指にも抵抗が少なくなるように1.0mm〜1.5mm程度が扱いやすいです。

ピックの硬さや厚さは振り抜きやすいものを

STEP:2 角度30°〜45°でピックを順アングルに

ピックを弦に当てる時は、ヘッド側に少し傾けて角度をつける順アングルにすると抵抗が抑えられ、スピードを出しやすくなります。

弦に対して30°〜45°を目安に角度をつけるとよいでしょう。

ライブやスタジオリハなど立ってベースを弾く場合は、ストラップの長さに気を配ることも重要です。
また、ヘッドを高くするか、低くするかによっても、右手と弦が触れる角度が変わってきます。
サウンド面からの安定を考えると、ベースの位置は座って弾く時と同じか少し高めが推奨されますが、ステージでの見た目や自分のなりたい姿がどういうベーシストなのかも忘れないようにしましょう。

STEP:3 4ビート、8ビートを弾きこなそう

「1・2・3・4・」というリズムを1小節とした場合、数字の拍が表拍、・が裏拍となります。
4ビートはダウン/アップを繰り返して表拍を弾くパターンです。8ビートは数字をダウン、・をアップで弾きます。

4ビートの場合、裏拍を弦に触れないアップピッキング(空ピッキング)にして、ダウンのみで音を出していく手法もあります。
曲のBPMや全体のノリ、自分自身のスタイルで使い分けられるとプレイの幅が広がります。

いずれのパターンでも、1音1音が正確なリズムでなおかつ均一な音量と音質で演奏しているかが最も重要なポイントです。
はじめはごくシンプルなフレーズを難なく弾きこなせるようになることが目標です。
ルート音だけを弾き続けるオルタネイトピッキングの練習を退屈だと感じる人も少なくありませんが、堅実なボトムがあるからこそ、華やかなフレーズがより輝きます。

STEP:4 速いフレーズは力まず流れるように

曲全体のBPMが速い場合など、慣れるまでは1音1音の粒だちをなかなか揃えられない人もいます。上達のポイントを押さえましょう。

まずは、ピックの持ち方です。弦に触れる面積が大きいと抵抗が大きくなり、どうしても引っかかりやすくなってしまいます。弦を確実にヒットしつつ、振り抜きやすい当て方を常に意識しましょう。

次に、肩と腕の脱力を意識します。力みすぎると流れるような動きがしにくくなります。リラックスした状態で体をコントロールすることで、1音1音の音量や音質が均一になることを心がけましょう。

STEP:5 長い曲を弾くための「脱力」と「筋力分散」

体にかかる負荷が少ないリラックスは、長い時間同じ動作をし続けることにも適しています。脱力を意識することで、「手や腕のどの部分の筋力を使っているか」を具体的に感じやすくなることも大きなメリットと言えます。

ライブハウスなどのステージに立つと、「30分弾きっぱなし」「連続5曲演奏」という場面にも出くわします。
無理のない姿勢、必要最小限の動き、使う体の部位の分散を磨いて、長い曲でも疲れにくいプレイスタイルを追求してみましょう。

STEP:6 まとめ

様々な演奏法の基礎となるオルタネイトピッキングが安定すると、そこからプレイスタイルがどんどん広がります。

・ピック選びに理由を持とう
・ベースを構える位置、角度を熟慮しよう
・シンプルなフレーズこそていねいに
・速い曲、長い曲に対応しよう

これらのことが無意識的に身につくことは、バンドで求められるサウンドをアウトプットできる“信頼されるベーシスト”への第一歩です。

機械的にトレーニングするだけでなく、「アンサンブルをつくる他の楽器、メンバーがいること」「ライブのお客さん、音源を聴いてくれる人がいること」を忘れずに、意欲を持って楽しく練習しましょう。

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