その構え方、本当に大丈夫?バイオリンで首・肩が痛い原因と見直し方を解説
カテゴリー
レベル
ジャンル

その構え方、本当に大丈夫?バイオリンで首・肩が痛い原因と見直し方を解説

バイオリンを弾いていて、首や肩に力が入って痛くなることはありませんか?
そんな時、肩当てや顎当てが原因と思いがちですが、実は、まずは「構え方」を見直す必要があるかもしれません。

意外に思うかもしれませんが、バイオリンはもともと肩当てなしで弾く楽器です。
痛さや弾きにくさの原因は、肩や首に力を入れて、肩当てや顎あてをしっかり挟もうとすることがほとんどです。

経験者ほど構え方を見直さなくなりがちすが、
構え方を変えるだけで、左手の押さえ方も、右手の弓の動かし方も、驚くほどスムーズになります。

本記事では、そんな意外と知らない「正しい構え方」についてご紹介します。

STEP:1 その構え方、大丈夫?まず悪い例を知っておこう

もしあなたがパターンに心当たりがある場合、構え方を見直した方が良いサインかもしれません。
まずは楽器を構えて一緒にチェックしてみてください。

☑️肩が下がって、前かがみになっている
☑️あごで楽器を挟もうとして、頭を横に傾けている
☑️楽器が落ちないように、首や肩に力を入れて固定している
☑️肩当てをしっかり押さえつけないと不安な感覚がある

これらは「力で楽器を固定しようとしている」状態です。

このような状態が続くと、以下のようなデメリットも。

🔺首・肩が痛くなる
🔺楽器に余計な圧力がかかって響きが失われる
🔺ポジション移動がぎこちなくなる
🔺ボーイングがうまくできない

構え方は、癖になるほど見直しづらくなるもの。
もし当てはまった方は、次で紹介する「正しい構え方」をチェックしてみてください。

その構え方、大丈夫?まず悪い例を知っておこう

STEP:2 正しい構え方とは?:まずは楽器を持たずに立ってみよう

まずは、楽器を持たずに以下の4ステップで姿勢を作ってみましょう。
ステップごとに、鏡を見ながら一緒に試してみてくださいね。

①かかとを揃えて立つ
まず両かかとをつけて、自然に立ちます。

②右足のつま先を45度ほど開く
右足だけつま先を外側に開きます。

③右足を後ろにずらす(幅は肩幅くらい)
つま先の向きをキープしたまま右足を後ろへ引きます。左右の足の幅は肩幅が目安です。

④肩と鼻を左前に向ける
左足のつま先の方向に肩を向け、鼻も肩の向きに合わせます。

正しい構え方とは?:まずは楽器を持たずに立ってみよう

STEP:3 正しい姿勢を意識しながら、楽器を構えて弾いてみよう

良い立ち姿をキープできましたか?
次は、そのまま、楽器を持って構えてみましょう。

できるだけ、先ほどの姿勢を維持しながら、以下のポイントに気をつけて、楽器を構えてみてください。

①腹筋・背筋を使って背筋を伸ばす
天井から吊るされたように、背中を伸ばし、背筋と腹筋を使って立ってみましょう。

②首、肩を脱力しながら、弓を動かす
弓を弦に置いて、少し動かしてみましょう。全身が脱力しているかチェックしてみてください。

③弦を上から押さえ、ポジション移動をする
ポジション移動をします。弦を上から押さえられているか、ハイポジションは力を入れずに当てられているかをチェックしてみましょう。

正しい姿勢を意識しながら、楽器を構えて弾いてみよう

STEP:4 正しい構え方に変えるメリット

この手順で構えると、あごや肩に余計な力をかけなくてもよくなり、あらゆる場面で楽になります。
実際に起こる変化をまとめてみました。

☑️左手
・指が弦の上からしっかり抑えられるようになる
・肘が内側に入り、ハイポジションが抑えやすくなる

☑️右手
・弓に力を入れず、腕の重さを乗せてボウイングできるようになる
・脱力することで、ピアノからフォルテまで、音量の幅を自由に表現できる

正しい構え方にするだけで、このようにたくさんのメリットが体感できます。
「最近はうまく弾けていないな」と思ったらぜひ、鏡を見て構え方や姿勢を修正してみてくださいね。

STEP:5 まとめ:まず構えから、道具はその次

構え方はとても重要です。
基本的なことだからこそ、わざわざ見直す人は少ないかもしれません。
ですが、構え方を見直すことが、レベルアップのために最も重要なことでもあります。

無意識のクセは直しづらいと思うのですが、こまめに鏡をみて、ご自身の姿勢をチェックしてみてくださいね。

もし、正しい姿勢ができるようになってもまだ、「うまく弾けない」と思ったら、肩当てや顎あてなどの道具を見直す必要があるかもしれません。
次回の記事では、顎あてや肩当ての正しい使い方や、合わないと感じた時の選び方をご紹介していきます。

コメント0件