【初心者必見】よく使われるサックスの基本奏法5選を紹介!
管楽器 サックス
初級

【初心者必見】よく使われるサックスの基本奏法5選を紹介!

サックスで魅力的な演奏をするためには、様々な奏法を身につける必要があります。
その中で、ぜひとも初心者がおさえておいてほしい5つの奏法を厳選しました。
サックスで音がまっすぐ伸びるようになってきたらチャレンジできますので、ぜひ取り組んでみてください!

STEP:1 初心者にお勧めする厳選奏法5つ

今回紹介する奏法は以下の5つです。
1.タンギング
2.スタッカート
3.ビブラート
4.グリッサンド
5.腹式呼吸

STEP:2 タンギング

「タンギング」は楽器の音をまっすぐ伸ばしながら(ロングトーンしながら)、「トゥ」などの発音をして音を切る技術です。
サックスの音はリードの振動によって発生しますが、「トゥ」といった際に、リードと舌が触れて、リードの振動が止まり音が一瞬切れます。
ポイントは息を入れたまま演奏することです。息で音を切ったりはしません。
必ず舌だけ使って音を切ることを意識しましょう。
舌以外は普通に演奏しているときと変わりません。
また、演奏する際は口の中を狭くしておきましょう。
そうすることで舌を小さく動かすことができ、ロスが少なくなります。

STEP:3 スタッカート

先ほど解説したタンギングの応用テクニックです。
「スタッカート」とは音を短く切る技術を指します。
タンギングの場合、舌で一瞬リードに触れるだけでしたが、スタッカートの場合は、リードと舌が触れている時間を長くします。
そうすることで、音が切れている時間が長くなり、音が鳴っている時間が短くなる、つまり短い音を出すことができるのです。
タンギングと同様、息を入れたまま演奏し、舌だけで音を切る点がポイントです。
タンギングでは上手くできていても、スタッカートになると息で音を止めてしまいがちになるので注意して取り組んでみてください。

STEP:4 ビブラート

「ビブラート」は伸ばした音に波をかける奏法です。
サックスでは顎(あご)を使って演奏します。
音を伸ばしながら「アウアウアウ」と言うと、音に波がかかります。
実際の曲で使うには、均等に波を入れることが重要になってきますので、メトロノームを使って練習をしていきましょう。
テンポ72で4つの波が入る(「アウ」を4回言う)ことを目標にしてみてください。
ビブラートの導入時は、波が大きくなりがちなので、波を小さくできるような練習にも取り組んでみましょう。

STEP:5 グリッサンド

「グリッサンド」は2つの音の間で素早く音階を入れるテクニックです。
2つの音の間の音であれば、どの音を入れるか、いくつ入れるかなどは自由で、決まったルールはありません。
自分のレベルでできる範囲の音数やテンポで演奏してみてください。
動画ではド→ソへの上行、ソ→ドへの下行を例としています。
その際、間の音であるレ・ミ・ファを素早く入れて音を変化させています。

STEP:6 腹式呼吸

サックスだけではなく、管楽器全般で必要なテクニックですが、非常に重要なのでここで紹介します。
「腹式呼吸」とは肺の下にある横隔膜を動かして呼吸をすることです。
横隔膜は息を吸うと下がり、息を吐くと上がり(元の位置に戻り)ます。
腹式呼吸を行うことで、肺活量が上がり、楽器に入れることができる息の量が増えるというメリットがあります。
腹式呼吸の感覚をつかむには、仰向けで寝て、深く呼吸をしてみるのがおすすめです。
身体の構造上、仰向けで寝ると必ず腹式呼吸になります。
この感覚を立ったときでも座ったときでもできるようにしましょう。
サックスを演奏する際は、横隔膜をしっかり下げて息を吸い、横隔膜が戻らないように我慢しながら演奏すると、響きが豊かな音になります。

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