バイオリンで肩や首が痛い!|肩当て・顎当ての選び方
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バイオリンで肩や首が痛い!|肩当て・顎当ての選び方

前回の記事で、首や肩の痛みの多くは「構え方」が原因とお伝えしました。それでも違和感が残る場合は、肩当てや顎当てを見直すタイミングかもしれません。

バイオリン初心者の多くは、楽器についていたパーツをそのまま使っています。でも肩当て・顎当ては交換・調整できるもの。

自分の体に合ったものに変えるだけで、痛みも弾きやすさも変わります。

STEP:1 その違和感…肩当て・顎当てが原因かも

以下に当てはまるものがあれば、パーツが体に合っていないサインかもしれません。

☑️演奏中に肩や首に力が入って痛い
☑️演奏中に楽器がずれ落ちてくる
☑️弓に腕の重さがうまく乗らず、力を入れてしまう
☑️肩当ての位置が演奏中にずれてしまう

構えを見直してもなお同じ症状が出る場合、パーツ自体が合っていない可能性が高いです。
意外と知らない人も多いですが、肩当て・顎当ては、どちらも交換・調整可能です。

STEP:2 【顎当て】3種類の形状と素材を比較してみた

まずは小さなパーツ・顎当てから見直してみましょう!

◆形状

①グァルネリ型
テールピースをまたぐ形でお皿がやや左寄り。最もポピュラーなタイプ。首が長い人・鎖骨との隙間が大きい人に向いている

②ドレスデン型
シンプルなお皿のみ。初心者セットや子ども用に多い

③フレッシュ型
楽器中央に顎を置くタイプ。肩当てなし派や首が長めの人に合いやすい


◆素材
①黒檀:硬くクリアな音になりやすい

②ローズウッド:音が軽くなり、響きに変化が出やすい

③つげ:軽量で楽器本来の振動を妨げにくい


◆体型との関係
首の長さ・鎖骨との隙間の大きさで合う型が変わります。
首が長くて隙間が大きい人はグァルネリ型、首が短めでコンパクトな人はドレスデン型が合いやすいです。

【顎当て】3種類の形状と素材を比較してみた

STEP:3 【肩当て】選び方|3種の形・材質を徹底比較

肩当ての足の高さや幅、装着角度を微調整しても合わないと感じる場合、肩当てを選び直すことを検討するとよいかもしれません。
楽器店に行く前に、まずは合いそうなタイプを比較してみましょう。

【よく使われる肩当て3選】

◆KUN Original(クン・オリジナル)
・形状:ブリッジ型。比較的平な形状
・素材:プラスチック
・体型:初心者からプロまで最も愛用者が多いスタンダードモデル
・音質:響きはひかえめ
・予算:約8,000円
・その他:足の高さ・幅・角度の3way調整可。まず迷ったらこれから試しても良い

◆DIAMOND MAPLE (ダイヤモンドメープル)
・形状:フラット寄りのブリッジ型。KUNより薄く、楽器への接触面が少ない設計
・素材:メイプル(木製)
・体型:KUNを使っていて音の響きに物足りなさを感じてきた方。ある程度弾き慣れてきた中級者に人気が高く、KUNからステップアップする人も多い
・音質:楽器本来の響きを損ないにくく、音が伸びやかになりやすい
・予算:約15,000円
・その他:足の可動域が広く、細かいポジション調整がしやすい

◆Mach One メイプルプロ
・形状:しっかりとしたS字カーブ型。
・素材:メイプル(木製)、肩当て部から脚まで一体成型
・合う体型:首が長く、肩や胸に角度がある方。角度のある構えでも顔が自然に上がる設計なので、首への負担を感じていた方に特におすすめ
・音:一体成型で、響きが損なわれにくい
・予算:約20,000円前後
・その他:しっかりと高さ・角度がある。KUNが合わない人はおすすめの可能性も

【肩当て】選び方|3種の形・材質を徹底比較

STEP:4 【体験談】肩当て・顎当てを変えてびっくりした発見

私も、初心者から使っていたパーツを、経験7年目になり初めて交換しました。その時、思っていたよりびっくりするような変化があったのでシェアしてみます。

◆顎当て:音の大きさ・響きが変わった
▶︎黒檀のドレスデン型(セット付属)→ ローズウッドのドレスデン型へ

変えて弾いただけで「この楽器ってこんなに音が出るんだ」と初めて気づいた感覚があり、びっくりした感覚を今でも覚えています。試してみる価値ありです。

◆肩当て:楽器が軽い!脱力できる
▶︎KUN(プラスチック)→ Mach One メイプルプロへ

・楽器が軽い!
「今まで重たい楽器だと思っていたのは、自分が力んでいたからか」と気づきました。

・脱力できるようになった
今まで無意識にぎゅっと握り締めていたのが、自然に脱力できるように。演奏がさらに楽しくなったのを覚えています。

パーツを変えるだけで、音も体の感覚もこんなに変わる。試してみるだけでも発見があると思うので、もし参考になったらトライしてみてくださいね。

STEP:5 フィッティングは店頭で

ネット上でも販売していますが、店頭でのフィッティングを強くおすすめします。楽器や体型は人それぞれなので、色々試してみると良いかもしれません。フィッティングの注意点をまとめておきます。

✅必ず自分の楽器を持参する(楽器のサイズ・形で合うものが変わるため)
✅弦楽器専門店がおすすめ。体とバイオリンの相性を熟知したスタッフに相談できます。

予算は1点あたり8,000円〜20,000円が目安。両方替える場合は1〜4万円ほどを想定しておくとよいでしょう。

STEP:6 まとめ

構え方を整えたからこそ、パーツの合う・合わないが見えてきます。
音の響き、安定感、疲れにくさは、顎当て・肩当てを変えるだけで驚くほど変わるので、焦らず少しずつ、自分に合う組み合わせを見つけてみてくださいね。

まとめ

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