ピックアップはブランドによって特徴が違います。
ブランドごとの特徴を把握すると、選択肢を絞れるでしょう。
本記事では、ベーシストである筆者がおすすめの交換用ピックアップのブランドを紹介します。
ブランド別の特徴を解説するので、参考にしてくださいね。
STEP:1 Seymour Duncan
Seymour Duncanは多くのロックベーシストから愛用されているブランドです。
有名なアーティストではIRON MAIDENのスティーヴ・ハリス、Guns N' Rosesのダフ・マッケイガンが愛用しています。
ロックベーシスト向けのイメージが強いですが、実はピックアップの種類が幅広く、ポップス向けの製品もあります。
そのため、多くのベーシストがピックアップを交換する際に選択肢に挙げるブランドといっても過言ではありません。
ちなみに筆者もSeymour Duncanを愛用しており、中でもパンチが強くロック向けのモデルを使用中です。
筆者がSeymour Duncanのピックアップ搭載ベースを弾いている動画があるので、サウンドの参考としてご覧ください。
ちなみにYAMAHAのエントリーモデルであるBB234でピックアップ交換を行っています。
シミュレーターでSansのプリアンプ、Ampegのアンプなどでサウンドメイクはしていますが、エントリーモデルのベースがピックアップ交換で相当パワーアップしています。
STEP:2 Dimazio
Dimazioは数あるピックアップブランドの中でも、パンチの強く他の楽器に埋もれないサウンドが特徴です。
そのため、多くのハードロックやヘヴィメタルのプレイヤーに愛用されています。
有名アーティストでは、MR.BIGのビリー・シーンが長年愛用しています。
ロックベーシストがピックアップ交換をする場合、Seymour DuncanとDimazioのどちらかで迷いやすいです。
(ちなみにロック好きな筆者も、初めてピックアップ交換をしたときはSeymour DuncanとDimazioで迷いました)
ただし、人によっては出力が強すぎると感じる恐れがあり、ギターがそれほど歪んでいない音楽ではベースが目立ちすぎるリスクがあります。
どちらかといえばメタル向けかもしれません。
ネットでDimazio使用ベースの動画を見ると、特徴的なパンチの強さが伝わってきます。
STEP:3 NORDSTRAND
50年代から70年代のヴィンテージサウンドを意識して作られたピックアップが多いブランドが、NORDSTRANDです。
YouTubeでNORDSTRANDで検索すると、サウンドの参考になる交換動画が複数出てきます。
2003年からスタートしたブランドで他社と比べると若いですが、1つひとつが丁寧に手作業で作られていてヴィンテージサウンドを再現しています。
好みの問題はありますが、ネットで動画を探して好みだと感じたら選択肢に入れるといいでしょう。
STEP:4 EMG
EMGはアクティブベース向けのピックアップブランドで、出力が高くクリアなサウンドが特徴です。
出力が高いと音の輪郭がぼやける場合がありますが、EMGなら形がしっかりと残ります。
バランスの良さから国内外のアーティストが使用しており、ギタリストでは海外だとザック・ワイルド、国内では布袋寅泰やSUGIZOが使用していることで有名です。
「出力は上げたいけど、音の輪郭は残したい」と考えている人には、EMGが有力候補となるでしょう。
アクティブベース向けなだけあって、ノイズが少ない点も魅力です。
STEP:5 DELANO
先ほどまで紹介したブランドは長年親しまれているものですが、新しい注目ブランドも出てきています。
その1つがDELANOです。
DELANOはアクティブタイプのベース、中でもハイエンドクラスモデルでよく使われているブランドです。
アクティブベースの内蔵プリアンプと組み合わせると、出力が強くなりバンドで埋もれる心配はありません。
かといって激しいジャンルにだけ向いているわけではなく、サウンドの調整がしやすくあらゆる音楽で活躍するでしょう。
今後さらに愛用するプレイヤーが増える可能性を秘めているので、注目する価値があります。
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