タムにスティックがカツンと当たってうまく叩けない。
初心者の頃にはよくありがちです。
「私には才能がないのかな?」と思っているかもしれません。答えはノーです。
ちょっと厳しいことを言えばタム回しが上手くなるには量も大事です。
この記事に書いてある正しい方向で量をこなす事で確実に最速で上達します。
ぜひ読み進めてみてください。
本記事では、タム回しの練習を「正しい方向」で、より効率的にこなしていただくための方法を解説しております。
目次
STEP:1 【その①】スルッとタムが回せるセッティング
タム回しは練習に入る前にセッティングをきっちりする事が大事です。
初心者の時は練習ばかりに固執してセッティングをする時間を見落としがち。
練習をしたい気持ちばかりが先走りセッティングをないがしろにしてしまいます。
しかし、セッティングをきっちりしてからでないとタム回しはうまくいきません。
以下のセッティング方法でいい例、ダメな例を挙げておきます。
STEP:2 ⭕️ドラムセッティングの良い例。
まずは、以下の三つの距離をできるだけ近くセッティングしてみましょう。
・まずは、スネアからハイタムまでの距離。
・次にハイタムからフロアタムまでの距離。
・そして、最後にスネアとフロアタムの距離。
STEP:3 ❌ドラムセッティングのダメな例。
次に、セッティングのダメな例を挙げてみます。
・上記とは逆で、すべてのパーツへの位置が遠い。
・椅子が極端に低い。椅子が低いと、タムへの距離が遠くなってタム回しが上手にできません。
・ハイタム(ロータム)が平行。スネアからハイタムへの移動の時にカツンとスティックが当たったりします。
いずれにしても、移動がとても楽にできるようにするのがセッティングのコツです。
セッティングをきちんと整えることで、スティックとスティックがぶつかって音が出ることもかなりの割合に防げるようになります。
STEP:4 【その②】必ず右手からスタートしよう。
初心者のうちにやりがちなのは左手スタートからのシングルストロークでタムを回してしまうこと。
通常のドラムセットの場合、これは絶対やってはいけませんません。
そのままタムを回してしまうと左手が右手に絡まって途中でタムが回せなくなってしまいます。
ドラムセットは、基本的に右利きの人を対象に作られているので必ず右手からスタートしましょう。
「右・左・右・左」と交互に打っていくことでスムーズにハイタムからフロアまで流れることができます。
STEP:5 【その③】タムがない場所での練習方法!
タム回しの練習がしたいけど練習パッドは1個しか持ってない。
それで、移動の練習ができないと言う方にはシンプルに地面を叩いて練習するのをお勧めします。
「それが味気ないんだよなぁ」っていう人には複数のドラムが付いてる練習パッドもあります。
VIC FIRTH・ヴィックファースのVIC-HHPQS クワトロパッドなどですがスネアが買えそうな値段です・・・。
お金がない人は雑誌などを置いた自作パッドで良いと思います。
タム回しの練習は「移動の練習」をしなければ上達はしません。
シングルストロークが速く打てるのは大事ですが移動の練習は別です。
シングルストロークの練習パッドでの練習は、あくまでスピードを強化するためのもの。
それだけでタム回しが上達すると言うものではありません。
タム回しは「移動の練習」が必要になってきますので頑張りましょう。
STEP:6 【その④】初心者がやるべきタム回しのための基礎トレーニング!
ここで1つ実践的な練習方法も解説します。
「8分と16分を繰り返す」という練習方法です。
最初にメトロノームは要りませんので、自分なりの感覚でやってみるものもオッケーです。
慣れてきたメトロノームを入れてやってみましょう。
STEP:7 タム回し上達法まとめ
それでは最後にポイントをまとめておきます。
①スルッとタムが回せるセッティング
必ず、すべてのパーツを近くに置きましょう。セッティングも練習の1つ。
②必ず右手からスタートしよう。
ドラムセットは基本的に右利き人のために作られています。右手スタートで練習しましょう。
③タムがない場所での練習方法
タム回しの練習は「移動の練習」をしなければ上達はしません。移動の練習をたくさんやりましょう。
④初心者がやるべきタム回しのための基礎トレーニング
「8分と16分を繰り返す」という練習方法をぜひ試してみてください。
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