特にピックアップを交換すると効果が出る可能性が高く、パーツを交換するなら最初に検討したい箇所といえます。
しかし、ピックアップを交換するにしてもさまざまな悩みが頭を駆け巡ります。
筆者の場合は以下3点が大きな悩みとなりました。
・そもそもピックアップを交換するべきなのか
・どのピックアップを選べばいいのか
・どこでピックアップ交換を頼めばいいのか
本ページでは、筆者が経験したピックアップ交換にまつわる悩みと自分なりに出した結論をご紹介します。
STEP:1 そもそもピックアップを交換するべきなのか
筆者の場合は所有しているベースがエントリーモデルの為、バンドで演奏すると自分の音が埋もれがちという悩みがありました。
ピックアップやポットなどの電気系統パーツを交換して音抜けを良くしたかったのですが、予算が限られているのでパーツ交換でなんとかしたいと考えていたわけです。
しかし、某大手楽器に立ち寄った際に店員さんにその旨をたずねてみると「ベースのクオリティによってピックアップを交換して効果が感じられるかが違う」という返答が。
言われてみると確かにその通りで、極端な例だと1万円前後の激安ベースだと本体のクオリティが高くないので、パーツを交換してもミドルクラスやハイエンドクラスに迫れる可能性は高くありません。
木材の品質や作りによって決まる素のサウンドが良くないと、せっかくパーツを交換しても感動が得られにくいわけです。
そのため、最初に筆者が所有しているベースにどれほどのポテンシャルがあるかを調べないといけませんでした。
筆者が所有しているベースはYAMAHAのエントリーモデルであるBB234です。
今の時代はインターネットがあるので、検索するとBB234の電気系統パーツを交換した人の体験談記事や動画が出てきて効果が感じられるという声が見受けられました。
所有しているベースがピックアップ交換の効果があるポテンシャルを持っているかは、ネットで検索するとわかる可能性があるので調べてみるといいでしょう。
STEP:2 どのピックアップを選べばいいのか
ピックアップ交換による効果が感じられるとわかっても、次はどのメーカーや種類を選ぶべきかに悩まされます。
選択肢となるメーカーだけでも挙げるとかなりの数になります。
そのため、今回の選択肢は定番中の定番メーカーである以下の3つに絞りました。
・Seymour Duncan
・Dimazio
・Fender
大まかに特徴を挙げるとSeymour DuncanとDimazioはハードロックベーシストに使い手が多く、Fenderはパンチが強すぎず弱すぎずバランスが取れたサウンドの製品が多い印象です。
もちろん1つのメーカーでもあらゆる製品があり、それぞれ特徴が異なりますが話が長くなるので別の機会に。
筆者はハードロックの中でもグランジ、パンク系統の曲をプレイする場面が多いので、ロックベーシストの利用者が多いSeymour Duncanを選択しました(後でSeymour Duncanの中でもどの製品にするか悩むことになるのですが)。
自分の好きなベーシストが愛用しているのも選んだ理由の1つで、Guns N' Rosesのダフ・マッケイガンや黒夢の人時さんなどが使っている点は大きなポイントです。
Dimazioも魅力的ではありましたが、筆者にとっては全体的にパンチが強すぎてメタル系のプレイヤーに愛用者が多い印象があったため今回は見送りました。
自分がどのようなジャンルをプレイするかや、好きなベーシストが使っているメーカーなどを基準にすると選ぶべきピックアップが見えてくる可能性が高まります。
筆者の感覚としてFenderはポップス、もしくはポップス寄りのロックと相性が良いイメージがあるので最終的に選択肢から外れました。
しかし、ゴリゴリのロックプレイヤーも愛用していたりするので、これを踏まえると好きなベーシストが愛用しているピックアップを知るのはメーカーを選ぶうえで大事な要素といえるでしょう。
STEP:3 どこでピックアップ交換を頼めばいいのか
ピックアップを交換する際は、基本的に楽器店に作業を依頼します。
自分で交換する猛者もいますが難易度が高く、チャレンジャー精神が強い方でないとおすすめできません(筆者は興味がありましたが怖くて楽器屋にお願いしました)。
ピックアップ交換はどの楽器店に頼んでもいいわけではなく、自分にあったところを見つけたいところです。
楽器店によって以下の3つが違うからです。
・工賃
・パーツの代金
・納期
当時の筆者は予算が限られているうえに所有ベースがBB234の1本だけだったので、納期もできるだけ早くが希望でした。
今になると相当なわがままだとは思いますが、工賃と代金の最小化と納期の最短化を目指して依頼が可能な楽器店すべてに電話やメールで問い合わせをしたのを覚えています。
工賃とパーツ代金は楽器店によって異なるので、問い合わせをしたうえで比較するのをおすすめします。
納期も楽器店の状況によって異なるので同様です。
ちなみに当時の筆者が依頼をしたのは、隣町にある小さなローカル楽器店でした。家から近くて工賃が安かったのが理由となりました。
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