静かな練習②/地味に効いてくる口腔内のトレーニング
管楽器 サックス
初級

静かな練習②/地味に効いてくる口腔内のトレーニング

前回の静かな練習その①、舌を下げるトレーニングは慣れてきましたか?地味なだけのツマラナイと思われる方が殆どです。
私はこの練習方法を聞いて1年間試してみました。2週間、1か月、3か月、、、と効果を感じました。
小さい頃から知っていた訳ではないんです。かなり年月が経ってから、教えて頂いた練習ですので、いつからでも効果はあると思います。

そして、この口腔内の練習から繋がるのが、腹式呼吸。
管楽器の方は腹式呼吸という言葉を聞いたことがあるかと思います。
お腹で吸うんでしょ?と言われますが、空気の入る場所は肺です。

STEP:1 腹式呼吸とはなんぞや?

肺に空気が入ることによって広がると、肺の下にある横隔膜という場所が下がります。
下の図の黄色い所ですね。ここが下がると、これより下にある内臓の行き場がなくなり、お腹が膨れてきます。
この膨れたお腹を維持したままで、呼吸を吐いていきます。

スゥ~~~~~~~~~~~

ブレスは肺から空気がなくなるまで、真っ直ぐに伸ばしてみましょう。
さて、今日はこのロングブレスの練習の前に、もう一つの口腔内練習です。

腹式呼吸とはなんぞや?

STEP:2 喉ぼとけを下げる練習

自分の指の人差し指から薬指まで3本使って、喉を触ってみて下さい。
コロコロとする場所が見つかりますか?
男性は見た目でもわかる方もいらっしゃいますね。
このコロコロとする場所、飲み込むときに上下する場所を自分で下げる練習をします。
(下の図の喉頭という場所が喉仏です。)

ポイントは
★下顎を少し下げる
★低い声を出す感じ
★リラックスする

コロコロが下がる感じ、分かりますか?

さてそれでは、前回と同様に10秒下げてキープしてみましょう。

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10!!

この間、息は止めなくて良いですからね。
あれ?デジャブ?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

喉ぼとけを下げるのに夢中で、息を止めてしまう人もいらっしゃいます。
苦しくなる前に、鼻呼吸して下さい。

さぁ、もう一度いきますよ!喉ぼとけを下げて、

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10!!

先程よりはスムーズでしたか?慣れてきたところでもう一度チャレンジ\(^o^)/

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10!!

こちらも3回練習しても、たったの30秒。
毎日30秒続けてみて下さいね。


舌を下げる練習&喉ぼとけを下げる練習はとても地味です。
正直、こんな地味な練習はお伝えしてもすっ飛ばす方が殆どです。
でも練習した方は、必ず効果が表れます。
それは、レッスンで音を聞くとすぐ分かります。

音色を良くしたい方、音程を安定したい方、ブレスを安定したい方、そして技巧的な事が出来るようになりたい方、
是非お試し下さいね。

喉ぼとけを下げる練習

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