目次
STEP:1 ①出音のボリューム感を大事に!
曲のつなぎが不自然に聞こえる主な原因は、MIX中の「ボリューム感が合っていない」ことです。
常に1曲分のボリュームで鳴っていないと、聴き手に違和感を与えてしまいます。
失敗例としては、主に以下の2パターンが考えられます。
音が小さすぎる場合:
縦フェーダーを入れ替える際にもたつき、全体の音が急に小さくなってお客さんを不安にさせてしまうケースです。(※あえて無音を作るブレイク等のテクニックによる演出とは異なります)
音が大きすぎる場合:
両方のフェーダーを上げきってしまい、単純に2曲分の音量になることで「うるさい」「耳が痛い」とリスニング疲れを起こさせてしまうケースです。
DJプレイ中は、常に「1曲分」の波のない平坦なボリューム感をキープすることで、心地よく踊れる空間を作ることができます。
次のステップでは、2曲鳴っていてもまるで1曲しか鳴っていないような、自然なMIXのコツをお伝えします。
STEP:2 EQ(イコライザー)の役割を知ろう!
二つの曲を同時に鳴らして自然な音量の出音にするには、DJミキサーの中央部にあるEQを使用するのがスマートです。
EQは上からHI、MID、LOWとありこちらのつまみをひねる(右側にひねると大きく左側にひねると小さく、時計の12時の位置がニュートラルです。)ことで曲の音量を高音域、中音域、低音域に分けてボリューム調整することが可能です。
具体的にはHI(高音域)はピアノのフレーズやギターリフ、トランペットなどホーン隊のフレーズなどを制御出来ます。
高い女性ボーカルもここの高音域に入ります。
MIDは主に男性ボーカル、ピアノやギターのバッキングフレーズなどの音を制御出来ます。
LOWはベースやドラムなど曲のリズムを司る部分の制御が出来ます。
特に一番曲中で低く、そしてメインのリズムを形成しているキック(バスドラム)と呼ばれる音を制御することができます。
STEP:3 低音(LOW)を入れ替えてフェーダーを上げる
1曲目が全て均一にバランスよく鳴っている状態で次の曲をMIXしていく場合、準備として次の曲のLOWのつまみをマイナス側へひねり低音域をカットしていきます。
なぜ低音域なのか?
低音域は太くパワーのある音なので二曲同時に鳴っている際、お互いの低音をぶつけ合い潰しあうことでリスニングがしにくくなります。
さらに低音域はメインリズムを司っている領域なので、少しでも曲のBPMや拍の取り方がずれているとそのリズムのずれが顕著に現れてしまい非常に大きな違和感につながります。
プレイの手順は、
①次の曲の低音をカットしたら徐々に縦のフェーダーを上げて曲をMIXしていきます。
②前の曲のLOWをマイナス側へひねると同時に次の曲のLOWを元の位置に戻していきます。
ここで完全に前の曲の低音域と次の曲の低音域を入れ替えた形になります。
③前の曲のMIDやHIを徐々に切る、または縦フェーダーを下げていき1曲分のボリューム感を保ったまま曲を入れ替えます。
STEP:4 耳と波形で曲の「入りどころ」を見極めよう!
CDJのプレイ画面やDJソフトの画面を見ると波形が太くなっている部分と細く(痩せている)部分があるのがわかります。
まず注目すべきは、波形の一番太くなっている部分です。ここは一番大きな音が出ているところであり、大抵はキック(バスドラム)が鳴っているポイントです。
まずは前の曲のキックと、次に流す曲のイントロ部分のキックがしっかり重なるようにタイミングを合わせるのが基本となります。
さらにもう一つ重要なコツがあります。
それは「なるべく人が歌っていないタイミング」で曲を入れ替えることです。
曲の中で波形が痩せている時は、ボーカルがお休みしていたり、全体の音数が少なくなっていたりするサインです。
前の曲の間奏やアウトロはと、次の曲のイントロなどお互いに音数が少ないタイミングを狙って入れ替えてあげると、それだけで大きな音量調整をしなくともかなりスムーズで音のぶつかることのないMIXになることが多いです。
最後にCDJならではの小テクをご紹介して記事を締めくくりたいと思います。
STEP:5 CDJモードでの完全なキック頭出しテクニック!
フロアに響くキックドラム(一番太い波形)のタイミングを完璧に合わせるためのプロモ使う裏技を紹介します!
①CDJモードへの切り替え:まずターンテーブルのJOGモードを「バイナル/Vinyl」モードから「CDJ」モードへ切り替えます。
(基本的にVinylモードになっていることが多いです。スクラッチとかはVinylモードじゃないと出来ません。)
②次にかけたい曲をヘッドフォンで聴きながら再生を止める:合わせたいキックが鳴っている箇所の付近で「再生/一時停止」ボタンを押して曲を停止させます。
すると再生ヘッドがある位置で「ダダダダダダ」という高速スタッター音がなり続けます。
③無音の瞬間を探す:ここからターンテーブルをゆっくり逆回転させていきます。スタッター音があるところで完全になくなる無音のポイントがあります。
④CUEで完全な頭出し:その無音の瞬間にターンテーブルを止めそのまま「CUE」ボタンを長押ししましょう。これでキックドラムが鳴り出す直前の無音部分にキューポイントが設定されました。この状態でCUEボタンを押す、再生ボタンを押せば、キックドラムの「ダッ!」という音を完璧な精度で流す事ができます。
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