目次
STEP:1 まずは1曲!!それっぽいコード進行
ギターやピアノでコードを覚えて、
「よし、曲を作ってみよう」と思ったものの、
いざコードを並べてみると、
なんだか曲っぽくならない。
そんな経験はありませんか。
実はそれ、
センスや才能の問題ではなく、
コードの並べ方をまだ知らないだけというケースがほとんどです。
ポップスやロックでよく聴く曲には、
作曲初心者でも取り入れやすい
「それっぽく聴こえる定番のコード進行」があります。
この記事では、
難しい音楽理論は使わずに、
まず1曲作るために覚えておきたい定番のコード進行と、その考え方を
分かりやすく解説していきます。
作曲を始めたばかりの方や、
「とにかく曲っぽくしたい」という方は、
ぜひ参考にしてみてください。
STEP:2 定番① 王道進行(I–V–vi–IV)|まずはこの形から
作曲初心者がまず覚えておきたい定番のひとつが、
I–V–vi–IV という形のコード進行です。
Cメジャーキーでは、次の並びになります。
C → G → Am → F
(I V vi IV)
この進行が「曲っぽく聴こえやすい」のは、
コードの流れがとても自然だからです。
• C(I):安定感のあるスタート
• G(V):前に進む感じが出る
• Am(vi):少し雰囲気が変わる
• F(IV):まとまりに向かう
「落ち着く → 動く → 変化 → まとまる」という流れがあるため、
サビなど、曲を盛り上げたい場面でも使いやすい進行です。
まずは、この進行をそのまま使って問題ありません。
コードを4つ並べて、2〜4回ほど繰り返すだけでも、
曲の土台として十分に機能します。
また、コードは同じでも、
• テンポを上げる
• ストロークを変える
• アルペジオにする
といった工夫だけで、曲の印象は大きく変わります。
最初はコードを増やそうとせず、
ひとつの進行を使い回して感覚を掴むのがおすすめです。
STEP:3 定番② 切ない進行(vi–IV–I–V)|感情を出したいときに
王道進行に慣れてきたら、
次に試してほしいのが vi–IV–I–V という形のコード進行です。
Cメジャーキーでは、次の並びになります。
Am → F → C → G
(vi IV I V)
この進行の特徴は、
マイナーコード(Am)から始まる ところにあります。
最初に少し切なさを感じさせることで、
同じキーの中でも、
王道進行とは違った雰囲気を作りやすくなります。
• Am(vi):少し切ないスタート
• F(IV):感情が広がる
• C(I):一度落ち着く
• G(V):次につながる動き
このため、
AメロやBメロなど、
歌い出しや感情を溜めたい場面で使われることが多い進行です。
使い方は王道進行と同じで、
まずはこの並びをそのまま繰り返すだけでOKです。
テンポを少し落としたり、
弾き方をシンプルにするだけでも、
落ち着いた雰囲気や切なさを出しやすくなります。
STEP:4 定番③ シンプル進行(I–IV–V)|原点になる形
作曲を始めたばかりの人にとって、
一番シンプルで扱いやすいのが I–IV–V という形のコード進行です。
Cメジャーキーでは、次の並びになります。
C → F → G
(I IV V)
この進行は、
コード数が少なく、流れも分かりやすいため、
迷わずに使えるのが大きな特徴です。
• C(I):安定したスタート
• F(IV):広がりが出る
• G(V):次に進みたくなる動き
ロックやパンクのようにテンポを上げた曲や、
弾き語りのようにシンプルに聴かせたい曲でも
使いやすい進行です。
コードが少ない分、
リズムやメロディの違いが分かりやすく、
作曲の感覚を掴む練習にも向いています。
STEP:5 まとめ|まずは3つの定番から始めてみよう
今回は、
作曲初心者がまず覚えておきたい
定番のコード進行を3つ紹介しました。
• 定番① 王道進行(I–V–vi–IV)
明るく、サビなど盛り上げたい場面で使いやすい形
• 定番② 切ない進行(vi–IV–I–V)
歌い出しや、感情を溜めたい場面に向いている形
• 定番③ シンプル進行(I–IV–V)
コード数が少なく、作曲の感覚を掴みやすい形
作曲を始めたばかりのうちは、
すべてを一度に覚える必要はありません。
まずはこの中から
ひとつだけ選んで、何度か繰り返して弾いてみる
それだけで十分です。
同じコード進行でも、
• テンポを変える
• リズムを変える
• メロディを変える
といった工夫を加えることで、
少しずつ自分なりの曲になっていきます。
コード進行は、
曲を作るための「土台」のようなものです。
最初から難しい形を使おうとせず、
よく使われている定番から試してみてください。
まずは1曲、
最後まで形にすることを目標に、
気軽に作曲を楽しんでみましょう。
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